【小説】 ただの屍のようだ 【ショートショート】
勇者はタンスを調べた。
住人が帰って来て、おどろきの悲鳴をあげている。
住人はおびえている!
住人はジジイを呼び寄せた!
「どろぼうめ! けいさつをよぶぞ!」
勇者のこうげき!
住人に28のダメージをあたえた!
ジジイに32のダメージをあたえた!
住人はたおれた
ジジイはたおれた
けいけんちが14ふえた
おかねが21042円ふえた
住人を調べますか?
→はい
返事がない
ただの屍のようだ
勇者はタンスを調べた。280万円をみつけた!
勇者はまちへ くり出した
火葬場へむかった
骨上げ台Aを調べますか?
→はい
返事がない
ただの屍のようだ
骨上げ台Bを調べますか?
→はい
返事がない
ただの屍のようだ
焼かれる前の棺桶がおかれている
調べますか?
→はい
「オレはまだ生きている! 焼かれるまえに早く知らせてくれ! ここからだしてくれ!」
知らせますか?
「直斗ぉ、ごはんよぉ〜! 早くしなさーい!」
「はーい! 今行くよー! 「いいえ」でいいや、知らね」
→いいえ
棺桶は焼かれてしまった!
ただの屍になったようだ
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