勝ちたかった内容のゲーム「町田ゼルビア対V・ファーレン長崎」
こんにちは!
今日は第18節長崎戦を振り返ります!
~目次~
1.スタメンと配置
2.前半の振り返り
①いけいけどんどんのゼルビア
②まさかの失点、その原因
③ゼルビアの使いたいハーフスペース
3.後半振り返り
①前半に変わらずいけいけどんどん
②選手交代を加えての変更
③実を結んだハーフスペース攻略
1.スタメンと配置
スタメンはこちらです!
2.前半の振り返り
①いけいけどんどんのゼルビア
前半の立ち上がりから、代名詞の
「ハイライン、圧縮、ワンサイドアタック」を中心に長崎陣地に攻め込みました。
特に、CFは相手のSB、CB間を抜けるランニングで裏をとっていました。
また、2トップでフリックを使って崩すなど、2トップの連係で前に速く、強く抜けることも前節に比べ増えた印象です。
配置は4-4-2(4-1-3-2)でしたが、流れの中で選手が入れ替わっても、配置は変わらず、デザインされた攻撃を繰り出していました。
試合を観ながら、「なぜ、前に速く進めるのかな?」と思ってみていたら、前線が収めた後に次の決まりごとがありました。
「サポートよろしく、俺たち先に行くよ作戦」です。
ワンサイドアタックをするのですが、CFが収めたり、競ってこぼれたボールにボランチがいち早く反応します。
それに対し、両SH、CF、の3枚はすでに背中のスペースを狙っています。
この切り替えが本当に早いです。
カオスを作っている状況を把握して、全体で約束事として落とし込んでいるのでしょう。
また、背中をとることでラインの前にスペースができます。
ここを「フランクゾーン」と勝手に呼んでいるのですが、ロメロ・フランクの個の力が存分に発揮されるところです。
このゲームでも、このスペースでドリブルや、前線に収まった後に長いランニングで急所を突くシーンがたくさんありました。
②まさかの失点、その原因
「先制点は町田だろうな~」
そんな気持ちでみていたんですが、長崎の呉屋に1発、いや2発もやられました。
呉屋の個人技といわれるとそうなんですが、
町田にも原因があったように思います。
1失点目についてだけですが、事故があってボールが長崎の選手にわたりました。
そのとき焦ってCBが飛び込み、背中のスペースを渡してしまったことが原因です。
呉屋は町田のボールがラインに下がる流れで、このポジションをとっていたので不運といえば不運ですが、狙っていて、決めきった呉屋はさすがです。
連続ゴール記録をどんどん伸ばしてほしい!!
③ゼルビアの使いたいハーフスペース
この試合町田はハーフスペースの使用を多用し、アシストゾーンに侵入していました。
前半で数えただけで12回です。(手元の集計ですが)
ここにロメロ・フランクが入るとやっぱり脅威でしたね。
サイドから内側にワンツーで侵入することもあれば、スルーパスもあり、背負うこともある。
バリエーションが豊富で、見ていて楽しくなりました。
その中でも、背負ってタメを作るシーンを図にしました。
サイドから斜めにパスが入り、後ろからサポートしてきた選手に落とす。
相手の視線はキープをしている選手にいくので非常に効果的だったと思います。
前半2失点しましたが、後半に取り返す雰囲気を持ったまま後半に行きました。
3.後半振り返り
①前半に変わらずいけいけどんどん
前半と同様、「サポート任せた作戦」で相手を押し込んでいきます。
少し変わった点としては、相手のラインが下がったことで、走りこむコースとパスコースができ、ハーフスペースを攻略しやすくなったことです。
特に後半はハーフスペースの攻略がきれいに決まっていました。
ロメロ・フランクは攻めすぎて最後バテバテでした。
②選手交代を加えての変更
後半始まってすぐ、中島をLSHに投入しました。
後半キックオフの配置をみる感じ、左サイドを中心に攻撃をしたいという狙いがありました。
中島をいれることで、高さのある選手がもう1枚加わり、起点が増えました。
また、中島はもともとFWなので、富樫らと入れ替わっても、競り合いからセカンドボールを狙わせることも可能です。
町田としては起点を増やして、さらに押し込むことを狙ったと思います。
③実を結んだハーフスペース攻略
1点目のOGも同点ゴールも、右のハーフスペースを攻略したことで生まれました。
時間の問題だと思っていましたが、長崎は最後の最後で身体を張って守っていたと思います。
この形は町田の得意技にしてほしいですし、相手DFラインが下がった時の、ポゼッションのオプションも増えてきた様子です。
試合の内容としては濃いいいゲームだったと思います。
次節にも期待です!!!
今日はこの辺で!
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