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自分の中にある『自分だけのタレント』の見つけ方

こんにちは。堀内猛志です。
前回のnoteでは『息をするくらい自然にできることをして動く』という内容について書きました。

自分の中にあるタレントを活用すれば、息をするくらい自然にできる、ということを伝えましたが、気になるのは『自分の中にあるタレントをどうやって見つけるのか?』ということですよね。今回のnoteでは、自分の中にある『自分だけのタレント』の見つけ方について展開していきます。


自信のソーシャルスタイルを知る

世の中に診断ツールはいくつもありますが、基本的な概念は同じだと思ってください。前回ご紹介したストレングスファインダーもその一つですが、ストレングスファインダーを使うのは、タイプ別診断を使った後がいいというのが私の考えです。

タイプ別診断とは、人のタイプを4個や16個のタイプに大まかに分ける診断です。ストレングスファインダーのような組み合わせ診断に比べてざっくりしているため、自分だけのタレントを見つけるには少々おおざっぱ過ぎる診断です。しかし、そのおおざっぱな分け方の方がわかりやすいのは間違いありません。よって私は最初は自分を大きく4個のタイプの中のどれかを理解することから始めることを勧めています。

そして、4個のタイプに分類するために一番使いやすいのがソーシャルスタイル診断だと思っています。

ソーシャルスタイル診断とは、コミュニケーションの取り方の特性を4つのタイプに分類して説明する理論を用いた診断です。自己主張の強弱と感情の豊かさを測るソーシャルスタイル診断によって、自身のタイプを知ることができます。自身や関わり合う人のソーシャルスタイルを把握できることで、タイプに合わせたコミュニケーションが可能です。近年では組織力を高める手段として、ビジネスへの活用が注目されています。

ソーシャルスタイル診断の4つのタイプ分類

この4つのタイプを見極めるのに簡単な方法があります。それは、いきなり4つのどれかを考えるより、①まずは上下に分け、②その後左右に分ける方法です。

例えば、仲間みんなで集まって話をするという場面を想像してください。そこに遅刻をしてくる人がいました。その時の反応で4つのタイプの違いを確認します。

Aさん:「ごめん!遅くなった!」

Bさん:「遅いよ!」

自分自身、または周りの友人を想像してみてください。沈黙が苦手で、会話の中ですぐに口火を切るBさんのようなタイプの人がいますよね。それが4つのタイプの上の2つのタイプのどちらかであることが多いです。逆に、そういう人が話すのを待ち、話を促されてから会話を始めるのが下の2つのタイプのどちらかです。

4つのタイプの上下の見分け方

その後、遅刻者の話題が展開されます。

Bさん:「何で遅れたの?」

Aさん:「会社を出る直前で後輩から来週の商談の件で掴まっちゃってさ」

Cさん:「わー、私もよくある、大変だったね。」

Bさん:「その状況なら遅れるっていう連絡くらいはできたんじゃない?」

Cさん:「いや、そういう時って余裕ないんだよ」

会話がスタートした後は、会話の議論が何についてフォーカスしているかがタイプによって違います。Bさんは遅れた原因や事象についての対策が気になるポイントであり、フォーカスは事実です。これは4つのタイプを左右で分けた左のタイプのどちらかであることが多いです。一方で、Cさんは遅れたAさんの気持ちを理解しようとしており、フォーカスは感情です。これは右のタイプのどちらかであることが多いです。

4つのタイプの左右の見分け方

このように、会話の中で、まずは上下に分け、その後左右に分ければ目の前にいる人のタイプがおおよそ分かるようになります

ただし、気を付けなければいけないのは、人は「4つのタイプの要素を全て持っていて、どこかが強めに出ているだけ」ということです。よって、ここまでの内容を読み、自分はどちらとも当てはまると思う人もいるはずです。本能的に生きているため、どれか1つのタイプしかないというピュアタイプの人もたまにいますが、一般的な大人の方であれば、周囲に合わせたコミュニケーションができるようになるため、「ナチュラルスタイル」と「ワークスタイル」という複数のスタイルを無意識に使い分けています。よって、自分自身でも自分の本来のタイプがわからなくなってしまいます。

特に、上下左右で接している面のタイプはそれぞれ似通っている要素があるので、同時に発動されやすいです。

上下左右で接しているタイプ同士は仲良し

一方で、斜めのタイプは明らかにタイプが違うので、交じり合わないことが多いです。ドライバーが主張しすぎることにエミアブルは怖いと思うことが多いです。逆に、意見を言わない、優しすぎるエミアブルにドライバーは甘いと思うことが多いです。また、何でもきちっとするアナリティカルにエクスクレッシブは細かすぎると思うでしょうが、ずっと話をしているエクスクレッシブにアナリティカルはうるさいと思っていることでしょう。

斜めのタイプは仲良くなりづらい

つまり、複数のタイプを持っていて、自分の本来の特性がわからないという人は、「絶対にこれではない」というタイプを見つけてください。その斜めにあるタイプがあなたのナチュラルスタイルで出ている本来のタイプです。

また、斜めのタイプが仲が悪いという例の際に触れましたが、そのタイプが持つタレントの過ぎる行動は、実は弱みに繋がるのです。

◆ドライバー
タレント:主張できること
弱み:主張しすぎることで「怖すぎる」と思われる

◆エクスクレッシブ
タレント:盛り上げること
弱み:盛り上げすぎることで「うるさすぎる」と思われる

◆エミアブル
タレント:人の気持ちに寄り添えること
弱み:寄り添いすぎることで「甘すぎる」と思われる

◆アナリティカル
タレント:きちんとすること
弱み:きちんとしすぎることで「細かすぎる」と思われる

繰り返しになりますが、タレントとは息をするように簡単にできることです。ゆえに、油断するとやりすぎてしまうことがあります。特に自分と逆のタイプの人とチームを組む場合などには、自分のスタイルが「やり過ぎていないか」を注意するようにしましょう。

ちなみにソーシャルスタイル診断はもっと細かい診断ツールがいくつも無料で出ています。当社でもLINEを使った診断ツールを作りましたので是非やってみてください。

SEEFY診断

長くなってきてしまったので今回はこの辺で。次回はソーシャルスタイルを職種や役割に適応する方法をお伝えします。

キャリアコーチングを受けたい人は下記よりご連絡ください。

また、あなたの強みを活かしてできる複業に興味がある人も募集しています。

それでは今日も素敵な一日を!

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