見出し画像

こんにちは。パラレル人事の堀内(@takenoko1220)です。
パラレルで働くようになってから、インプット、アウトプットが莫大に増えました。私は4社での人事という顔を持っています。たった4社でも時間の使い方、インプットとアウトプットの効率的な方法に悩むことが多いのに、さらに多くの顔を持っている方はどうしているのだろう。そう思って複業研究家の西村創一郎さん(@souta6954)に質問させてもらったので、整理用にアップします。

※記事制作後にわかりましたが、西村さんのアップされている内容は限定公開のものがあったので、ご了承ください。

インプットとアウトプットの分類

質問するにあたって、事前に西村さんの整理方法を確認しました。参考にしたのはこちらのNotionです。

​うん、めっちゃわかりやすい。ここにある内容をそのまま実践すればよさそうですが、『これだけのインプットとアウトプットを、いつやっているんだろう?』と気になりました。

※上記が限定公開記事でした。下記のようなことが整理されています。

画像3

パラレルワーカーのスケジュール

西村さんのスケジュールのポイントは下記です。

・毎朝6時に起床
・起床後5~6時間は脳が一番思考するので、午前中はインプットや
 クリエイティブにあて、打ち合わせなどのスケジュールは入れない
・13時~17時はクライアントとの打ち合わせなどの時間。思考力が落ちて
 いても相手がいる時間は集中できる
・17時以降は子どもとの時間などにあてる
・22時~23時はエンタメタイムで、好きなアニメなどを見ている
・火曜日はディープワークディとしている
・週末は家族との時間が多い

何気に驚いたのは、クライアントや外部の方との打ち合わせが平日の13時~17時しかないということ。非常に多くのミッションを抱える方が、たった4時間でクライアントワークを終わらせていることは衝撃でした。自分ができるかできないかは置いておいて、できている人がいるという事実は勇気をもらえますね。
まず時間の使い方の大枠はつかめました。では、『それぞれ中身はどうなっているのだろう?』という疑問を突っ込んでいきました。

限られた時間を濃い時間にするために

午前中は集中力が続くのでインプットやクリエイティブにあてる。言っていることはわかりますし、自分でも基本的には同じことをやっているつもりです。しかし、『気づいたらお昼になっていて、今日は何かが進んだ気がしない』なんてことありませんか?私はあります。西村さんはどうされているんでしょう?

西村さんが集中力を持続させるために実践しているのは、ポモドーロ・テクニックというもの。

25分の作業時間と5分間の休憩時間で、合計30分を1単位とおきます。ポイントは、25分間の作業時間で終わらなかったとしても延長せずに、5分間休憩を置き、その後、また2単位目で作業を開始し、終了した時点で、いくつのポモドーロを要したかを記録しておくことです。この時間の区切りの感覚を磨くことが、25分以内の生産性の向上につながるわけですね。ふむふむ。

画像2

確かにポモドーロされてますね。

そして、これを実践するアプリも教えてもらいました。

西村さんは色んなコミュニティをお持ちですが、そのコミュニティ内でちゃんとコメントやリプをされているんですよね。どうやってそんな時間をとっているんだと思っていましたが、5分間の休憩時間を利用しているとのこと。
メールやSNSの通知をさばいているうちに時間が過ぎていく、、という人にも非常におススメのテクニックですね。さあ、SNSの通知をオフしてレッツポモドーロ!

限られた時間で良質なインプットをする方法

時間の効率的な使い方はわかりました。では、やっと本題ですが、『良質なインプットはどのように行われているのでしょうか?』インプット方法の全貌は上記のNotionをご確認いただければわかるので、ここでは読書に絞ります。

私も決して本を読まない方ではないです。業務に直結する内容を読んでみたり、流行りの本を読んでみたり、友人やSNS上で進められている本を読んでみたり、参加コミュニティでの課題図書を読んでみたり、、、amazonでポチポチしていると、本棚にもKindleにも読んでいない本が溢れかえっています。読まなきゃ、、、。
年間100冊以上読書するという西村さんはどうしているんでしょう?

読書の仕方もちゃんとアウトプットされています。

この記事にないところで気になっていたのは、『どうやって年間100冊も読書できるのか?』ということ。西村さんの読み方は下記です。

①粗読み(100冊程度)
目次やチャプターなどのその本の骨子を読む
②ナナメ読み(30冊程度)
気になった章を読む
③熟読(10冊程度)
内容を理解するために何度も繰り返し味わい尽くす

①の中で気になった本は②に進み、次に③に進むイメージですね。
言っていることはわかりますが、できるのでしょうか?

通常はまってしまうのが、下記のような考え方です。

①お金をかけて買った本だし、しっかり読んだ方がいいのでは?
そうなんですよね。もったいないって思っちゃいます。
でも、ここは思い切ってやめてみる、ことが重要。ここで我慢しながら読み進めるから時間も無駄になるし、読書が辛くなっていく、とのこと。確かに!
読書が好きな人じゃない人は、このやり方で好きな本、好きな部分だけしっかり味わえば、読書を継続できそうですね。

②最初から順番に流れを理解しながら読んだ方がいいのでは?
普通そう思いますよね。でも、小説なら起承転結の流れはあるが、ビジネス本はほとんどがカテゴリーごとに独立していて、途中の章から読んでも内容は理解できるようになっている、だから問題ない、とのこと。言われてみればそうですね。

少し古いデータですが、現代は流通情報量と消費情報量に大きな開きがでています。(平成23年の情報通信政策研究所調査研究部より)

画像3

つまり、いかに重要な情報だけをインプットするか、ということが重要になる中で、この読書の方法は非常に理にかなっていますね。

インプットした内容を自分のモノにする

良い情報だけをインプットできたとしても人間は忘れる生き物です。次の疑問が『インプットした内容をどうやって覚えてるんですか?』ということ。西村さんの回答は下記。

・インプットしたことを何でもメモるようにしている
・その時に、自分の中の情報と掛け合わせる訓練をする。
 「鬼滅の刃に例えると~」でなど、何でもいい。
・日々の雑なメモは週末に整理している

Showroomの前田さん著書のメモの魔力でも、事実、解釈、行動、に分けてメモすると書いてありましたね。情報の掛け合わせとは、まさにこの解釈にあたる部分でしょう。

西村さんは前田さんと違い、メモ帳ではなくすべてNotionにメモられているのですが、使っているアプリも教えてもらいました。

私もNotionを利用していますが、簡単なメモをしたいときに、ノートブックまで行くのが遅くて面倒だなって思っていました。このFast Notionを使うと、秒で書き込むページに飛びます。これは使うっきゃない!人は、ちょっとした手間がハードルとなってやる気が下がっていきます。インプットが多い人ほど、自分の小さなストレスを減らす工夫を至る所で考えられていますね。

インプットはアウトプットとセットである

前述のとおり、インプットしたことをメモし、そのメモを整理し、ようやくインプットが自分のものになってきます。メモやメモの整理も立派なアウトプットです。ただ、ほとんどの人が、自分の中だけでのメモではなく、誰かに伝えることをアウトプットだと認識しているのではないでしょうか。

整理するとこんなイメージ。

●非公開 アウトプット
 ⇨メモ帳の中のメモ
 ⇨自分に向けたNotion、evernote、ブログ、日記、SNS
●限定 アウトプット
 ⇨会議資料、企画書、提案書
    ⇨コミュニティ内の人に向けたNotion、evernote、ブログ、日記、SNS
●公開 アウトプット
 ⇨自分が書いた本、メディア
 ⇨全ての人に向けたNotion、evernote、ブログ、日記、SNS

ここで、私の中で起きる問題があります。『どこかでアウトプットした内容を他でも転用しようとしたときに、どこでアウトプットしたか忘れてしまう問題』です。

「前どこかでまとめた気がする」
「似たような資料は作ったからそれを展開すればいいけどどこいった」

そんな感じで記憶を頼りに探し出す時間が本当に無駄なのですが、西村さんの回答に秒殺されました。

『Googleで検索しちゃえばいいんですよ』

この回答の真意は、「全て公開してしまえばいい」ということです。非公開にして自分のフォルダの中にあるから見つけづらいけど、公開してしまえばGoogleが優秀だから見つけてくれるということ。

西村さんはSNSへの投稿も多く、コラムも至る所で書かれていますが、スライド資料も公開されています。

フォルダの中を綺麗に整理して、ファイル名に気を遣っているくらいならバシバシ公開した方が早い、且つ、有効的ってことですね。

影の努力を否定するわけではないですが、今の時代は見えないところでやる理由がなくなっている、ということかもしれませんね。シェアの総量が人の価値を決めると言い切ってもいいかもしれません。

まとめ

インプット/アウトプットはテーマとして広すぎるので、今回聞けた内容としては以上です。すべてにおいて言えることですが、『できている人は、やり続けている人』ですね。
できていない人ほど、できている人に一番楽な方法を聞きがちです。「一番有効な本は何ですか?」みたいな質問ですね。これだけ読めば大丈夫!みたいな最良の1冊があれば楽です。しかし、アウトプットを伴わない人がインプットのみを最良にしようとしても効果はでにくいということが、上記を読めばよくわかると思います。
あくまでもインプットとアウトプットはセットで意味を成すということを忘れずに、今日からさらにインプット/アウトプットに勤しもうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?