日産ノートオーラ4WDに乗ってみた 魔法の絨毯みたいな安定感
「今日お乗り頂くのは4WDモデルです」とのことで、期せずして4WDに乗ることができてしまった…!
▼前回のオーラ内装等の記事はこちら
今回乗った場所は日産グローバル本社ギャラリー
日産自動車の本社1F全フロアを用いた巨大ギャラリーであり、日産車の大半のラインナップに試乗できる素敵施設。スタバも併設されている。単純にコーヒー飲みながらクルマ見ているだけで楽しいので、クルマが好きな方は一度訪れてみることをおススメする。
日産オーラ4WD外観
このプレーンなデザインは結構好き。ノートとの大きな違いはサイドライン。ノートでは車幅を収めるために意図的にへこませたホイールアーチになっているが、オーラでは海外車のように凹凸がしっかりしている。
こうして横から見ると、綺麗なボディラインをしている。少し車高を下げて、ホイールを自分好みなものに変えればバチっと好みになりそう。(買う算段をしている…?)
リア。ノートのブラックアウトバンパーに対して、オーラは全体がグロス塗装されたものになる。こうしてみるとエレガントな雰囲気になる。こうしてみると、ちょっとツラウチなのが気になるかな。
そしてNISSANの書体も刷新された。最近VWやBMWもフラットデザイン・質素なフォントを採用しており、日本では日産がその時流をいち早く取り入れている。この辺りの先進的な雰囲気は、日産の好きな部分ではある。
4WDでの走り
まず出発してすぐ赤信号となり、アクセルをパッと離した瞬間に気づく。クルマが前のめりにならないのだ。逆に青信号でアクセルを踏み込んでも、フロントが浮かない。前輪と後輪が巧みにトラクションをかけているのがよくわかる。水の上を走るように姿勢がフラットだ。
後輪のトルクパワーがずば抜けており、本当に4つの車輪で綺麗に走ることがよくわかる。姿勢制御と合わせて、ホイールベースの長いクルマのような落ち着きがあった。
日産得意のシリーズハイブリッドePOWERはさらに進化しており、団地のような急な坂道でも、大黒PAのような登りカーブでも、大して踏まずに駆け上がる。低速から首都高速くらいであれば、ベストパワーバランスだろう。
ワイドトレッドの恩恵
大黒PA、および横羽線→大黒行きの急カーブなどで試してみた。ハンドル全般に手ごたえが出ており、コンパクトらしからぬ踏ん張りが効く。決してクイックではないが、重みのあるよい雰囲気。BMWよりメルセデスを選ぶ人に合うと思う。
先進技術てんこもり
ルームミラーは高精細カメラ方式で違和感がなくなり、高速運転ではプロパイロット機能で放ったらかしできるし、オートブレーキホールド便利…と大抵のものは付いてる。日産以外でもあるけど、全て網羅しているのは珍しい。これだけで一本記事を書けてしまうほどだ。今回は割愛する。
最後に
少し前までのキックスなど、日産車はどちらかというとコストダウンに重きを置いたクルマが多かった。そのなかでオーラは、もっといいクルマをつくろうとする意向が感じられる良いクルマだった。
少し気になるとしたら、日産全車的に「先進技術」を推している印象で、説明も必ずプロパイロットやePOWERから入る点。「高級車」ってもう少し違うポイントでPRされるのではないかなぁ…と少しだけ思います。良いクルマなので、しっかり売れて欲しい。
▼オーラnismo版の試乗はこちら!
頂いたご厚意は、今後の撮影・取材に活用させて頂きます。 どうぞよろしくお願いいたします。