そのマジック、いったい何を消したの?
不思議なマジックを、見たことありませんか?
それは、Mr.マリックでも、
ラスベガスのソレでもなく、
結構、あちこちで見かけるようです。
あなたの周りにもありませんか?
どこにでもある街の、
どこにでもある会社で、
どこにでもいる社員が、
仕事でトラブる。
「迷惑をかけたから2度とやらない、
これから頑張る!」
これなら、分かる気がする。
構造として理解できる。
人間だから失敗もある、
だから、どこか許せる、
応援もできる。
なので、
これはマジックではない。
何も消されたり、隠されたりしていないから。
マジックじゃない。
では、
「迷惑かけるから辞める!」
これはどうでしょう?
これ「謎」なんですよねぇ〜。
構造として理解できない。
アレ?
・取り返す努力はしないの?
・それ以上責められ無いように逃避?
・勝手に自己完結?
・自分は悪いことしてない前提?
・負債を踏み倒すの?
・自分から関係とったんだよね?
マジックで何か消してない?
上手に何かを隠してない?
この手の傾向に、
何か腑に落ちない人は、
世の中に結構たくさんいるようで、
それが「鬼滅の刃」のような、
真っ直ぐさがウケる、
一つの土壌でもある様です。
※
じゃあ、
この宣言はどうでしょう?
これは、
どこがマジックなのでしょう?
「辞めるということを、決める!」
さも主体的で、
立派な決断の様な言い回し、
なんですけどぉ…、
「 ? 」
やりたく無いことを、
「我慢してまで、やらない事にした!」
それは別にいいと思う、分かる。
ただ、
誰に頼まれたわけでもなく、
もし、自分で「やる!」と言って、
参加したのなら、
関係を作る意志があったなら、
後になって、
できなくて(実は怠けて)
自分が作った、
周りに対する負債、迷惑を、
踏み倒してることを、
「辞めるということを、決める!」
って言っていいのかなぁ?
自分のマイナスを消す、
「すり替えのマジック」じゃないの?
たとえば、
銀行からお金を借りる時、
「もちろん返しますから!」が前提ですよね。
「お金を頂戴!」って話ではないわけですから、
貸す方も借りる方も、
双方の責任関係がスタートするわけですよね。
そして、
いざ、返せなくなったら、
「返さないということを、決める!」
って、威張ってる人と、
どこが違うの?
※
そのマジック、
いったい何を消したの?
スプーンが曲がるよりも、
なんだか不思議なんですけどぉ〜、
そのうち、
スプーン以外にも、いろいろ曲げたり、
責任や記憶も、消しちゃうのかなぁ?
そのマジックは、
いったい何を消したの?
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