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大きな声では言えない、すぐに忘れて・・・。

きっと役に立つことだと思うの。

出来ることなら、上手く伝えたい、
でも、簡単じゃぁ無いのよね・・・。

だから「独り言」だと思って。
あなたは、それをたまたま聞いただけ、
すぐに忘れて・・・。




ついこの前のことよ、
ヒトに変化が起きたのは。

この前って、
19世紀末のことね。
歴史からすれば、ついこの前のことよ。

フロイトが、

ヒトの内面に目を向けるまで、

「 本当の わたし 」って、


あったと思う?

わたしはね、
フロイト以前の人類に
「本当の わたし」っていう考えは、
無かったと思うのよ・・・。

「本当の わたし」って、
人の内部に無かっただけじゃ無くて、
そもそも、
この世に、なかったのよ。

この世界で、
もし人々が気づいていないならば、
それは無いのと同じよ、
存在していないのよ。

「本当の わたし」って、

「創られた」と思うの。


フロイトが「発見した」
と言われてる「本当の わたし」

発見したという言葉に、
言い換えられているけれど、
後の時代の人が言ってるだけよ。

当時は、無かったけれど、
新たに創ったのよ。


別に、悪意があったわけじゃ無いのよ。
ただ、そう感じはじめたので、
それを伝えるために、
いろいろ「命名」したのよ。



そして、みんながそれに同意した、
そうそう、結局、同意したのよ・・・。


同意したから、

「それまで無かったもの」が、

「有ったのに、発見されていなかったもの」に、

変化したのよ


遺跡が発掘されたみたいでしょ?
どこで、すり替わったのかしら?
まっ、とにかく言い換えたのよ。


だって、
あったはずのコインが、
もし消えたら「マジック」でしょ?

無かったものが、
もし現れたら「マジック」よね。

だから

「本当の わたし」って、

言葉のマジックなの。


でも不思議なのよね、
どうしてみんな、
そんなに簡単に同意するのかしら・・・?


あ〜、たぶん「アレ」のせいよね。

「周りもそう思っている風」だからでしょ?
顔色っていうか、同調圧力って言うの?

まあ、空気ね。
すべての個人が、確信はしていないのよ。
本当はね。


ほ〜ら、
多くの人が「風に流れる雲」のようでしょ?

このとからも分かるでしょ?
ねっ、わかるでしょ?


そもそも「本当のわたし」なんて無い。
ということでしょ?

だって、それがあるなら、
本当にひとりひとり違うなら、

流されるはず無いわよね。

ね、違う?



それって、
あの時と同じよね・・・。

大きな声では言えないから、
すぐ忘れて・・・。


ほら、
むかしむかし、そのむかし・・・。

「神が人類を創りました」っていうお話よ。

その「アイデア」は、
人類が作ったのかも、知れないでしょ?
でも、それを証明することも、できないでしょ?

すると、言ったもの勝ちにもなるでしょ?
完全に否定されるまでは存続するの、
これが、けっこう長〜く続いたのよ。


でもね、
14世紀のルネッサンス頃から始まって、
とうとう19世紀末ごろ、

今の私たちの「常識」
になる変化が起きたのよ。

ついこの前のことよ、
その考え方になったのは。


私たちは、
今もその延長上にいるの。

季節が変わって、
神様も衣替えしたのよ。


要は、時代とともに、
イメージチェンジしたのよ。

でも、


メカニズムは同じなの。


だって、あなたは神様を見たことないでしょ?

強く「いる!」とも、実感できないけれど、
強く「いない!」とも、実感できないでしょ?

あまり言い過ぎて、
バチが当たるのもイヤだから、
否定もしないでしょ?


「 本当の わたし 」も同じよ。


なんか居るような気がするでしょ?
「本当の わたし」って。

でも、会えないでしょ?
いない!って思うと
ちょっと寂しい感じがするわよね、

だから、探し続けるでしょ?


言葉が創っているのよ、きっと。

脳にとって、
言葉は考える道具だから、

「もっともらしい言葉」は、
いい道具で、大好きなの。

そうねぇ、
「すごい吸引力の掃除機」って、
なんだか欲しくなるでしょ?

だからヒトは、
言葉に吸い込まれるのよ。



それを脳が瞬時に追認して、
まあ「後付け」ね。

さも、
それを探していて「ついに見つけた!」
かのように、感じるのよ、

カラダがそうなっているのよ、
きっと。

ねえ、
「 本当の わたし 」って、

いると思う?

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