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ロカビリー/オールディーズ系のアルバム紹介

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サン・レコードなど、‘50年代のピュアロカビリーから、ストレイ・キャッツに代表される’80年代のネオロカビリー、メテオス、フレンジーなどの’90年代サイコビリーとオールディーズポ…
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#サイコビリー

ザ・クエイクス/ザ・クエイクス (‘88)

ザ・クエイクス/ザ・クエイクス (‘88)

The Quakes / The Quakes (‘88)
‘86年にニューヨーク州バッファローで結成された、初期のサイコビリーバンドの一つであるザ・クエイクスのファーストアルバム。彼らは当時のアメリカにサイコビリーの土壌がないこともあり、かつてのストレイ・キャッツ同様、イギリスへ渡り活動することになる。イギリスにはロカビリーの文化が根強く残っており、その発展形としてのサイコビリーも確実に定着して

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ライヴ・アット・ザ・100クラブ/フレンジー (‘88)

ライヴ・アット・ザ・100クラブ/フレンジー (‘88)

Live at the 100 Club / Frenzy (‘88)
前回に続いて’80年代UKのアルバムを紹介させていただく。’80年代に盛り上がったネオロカビリーは、パンク、ニューウェーブのムーブメントを経たロカビリーというのが一つの雛形であったが、さらにガレージ、ポジティブパンクなどとの融合を経て「サイコビリー」が誕生した。

サイコビリーは「ホラー」「サイケデリック」などのダークな要素を

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ロカビリー・サイコシス&ザ・ガレージ・ディスイーズ/ヴァリアス・アーティスツ (‘84)

ロカビリー・サイコシス&ザ・ガレージ・ディスイーズ/ヴァリアス・アーティスツ (‘84)

Rockabilly Psychosis & the Garage Disease / V.A. (‘84)
初期サイコビリーのコンピレーション盤。ブラッド・オン・ザ・キャッツと同じ時期に英ビッグ・ビート・レコードからリリースされた。

クランプス、ガン・クラブ、タヴ・ファルコなどのバンドを見ても、初期のコンピレーションであることが窺える。
内容はお察しの通りであるが、かつてはサイコビリーの記事に

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グレイヴヤード・ストンプ/ヴァリアス・アーティスツ (‘88)

グレイヴヤード・ストンプ/ヴァリアス・アーティスツ (‘88)

Graveyard Stomp / V.A. (‘88)
以前に紹介したブラッド・オン・ザ・キャッツと同様、サイコビリーのコンピレーション盤、英アナグラム・レコードから’88年にリリース。
当時、新譜として難波にあったタワーレコードで¥2,000円で購入した。いまだに外袋ビニールに値札が付いている。

内容はブラッド・オン・ザ・キャッツとほぼ同じ、アーティストも然り、曲目も重複しているのもある(メ

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リベンジ・オブ・ザ・キラー・プッシーズ/ヴァリアス・アーティスツ (‘84)

リベンジ・オブ・ザ・キラー・プッシーズ/ヴァリアス・アーティスツ (‘84)

Revenge of the Killer Pussies (Blood on the Cats #2 ) / V.A. (‘84)
先に紹介したサイコビリーのコンピレーション盤のVol.2である。こちらは国内盤のリリースはされず、画像のものは英アナグラム盤になる。
ジャケットも前作のモノクロ+赤から1色増えて、少しカラフルになった感はあるが、ホラーっぽさは継続。

収録アーティストも前作と被ってい

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メイド・イン・ザ・シェイド/ザ・リコチェッツ (‘82)

メイド・イン・ザ・シェイド/ザ・リコチェッツ (‘82)

Made in the Shade / The Ricochets (‘82)
先に紹介したサイコビリーのコンピレーション盤、”Blood on the Cats”にも収録されていたリコチェッツのファーストアルバム。オリジナルは’82年にUKのナーヴァス・レコードから発売されたが、私が所有しているのは’01年にドイツでリリースされたピクチャー盤。

後にグァナ・バッツに加入するサム・サーディや、メ

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ブラッド・オン・ザ・キャッツ/ヴァリアス・アーティスツ (‘83)

ブラッド・オン・ザ・キャッツ/ヴァリアス・アーティスツ (‘83)

Blood on the Cats / V.A. (‘83)
初期サイコビリーのコンピレーション盤。バップから確か「ブリティッシュ・フロント・ライン」シリーズでリリースされた。英アナグラム・レコードでは’83年にリリースだが、私の所有しているのは、国内盤のため若干遅れて’85年にリリースされたもの。

後期のサイコビリーとは大きく違い、サイコビリーという定義付けがなされていない時期なので、パンクや

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