見出し画像

リアル×ミライ:川野 美穂さんと描く、”デジタル×倫理教育がつくる地域循環モデル”

こんにちは。変革実践プログラムのリード・コーチの渋谷です(渋谷 健のプロフィールはこちらから)。リアル×ミライソシャティと展開するリアルな社会課題解決に向けたアクション。その一つとして今回は社会課題解決のために必要なアクションを多様な視点から考え、目指すべき未来像=ビジョンを一緒に描きます。

今回はゲストに訪問看護師として活躍しながら人財育成、とくに倫理の教育に力を入れている川野 美穂さんを迎え、「子どもたちの未来のためのデジタル倫理」をテーマに対話し”デジタル×倫理教育がつくる地域循環モデル”としての実現可能性を描きました。

川野 美穂さんのご紹介 ​

川野さんは訪問看護師としての活動をしながら「一人一人が”子どもたちのために何が必要か”を考えること」の大切さを伝えています。とくに子どもたちの未来のために、医療関係者、教育関係者、親などが垣根を超えて、こどもたちのための倫理を学ぶ場を提供し、人財育成に取り組んできています。川野さんの取り組み詳細はこちらから。

前提で必要なことは”学ぶことを学ぶ”こと

”子どもたちの未来”は”私たちの未来”でもあります。その未来を考えるためには学びが必要です。なぜ今の状況があり、何を為すべきであり、どう動くべきなのか。それらを学ぶためには”学ぶこと”の大切さを前提で学んでいることが必要になります。この点に関しては川野さんと創ったイーラーニングでご紹介しています。

向き合うべき”経済合理性が優先され過ぎた社会”

倫理は利己的な考えを手放し、社会として”どう在るべきか”を探究して得られる内発的な”正しさ”と言えます。しかしながら残念ながら経済合理性、つまりお金を設けることを優先してしまい、倫理観が欠如しているケースが少なくありません。とくに医療的ケアが必要な子どもたちなどは、ともすればお金儲けの道具になってしまい兼ねないのです。

画像2

子どもとその家族を中心にデジタルでつなぐ

倫理、とくに「子どもたちの未来」のための倫理を考えるのであれば、まずは子どもとその家族を社会の中心に置くことが必要です。そうすると見えてくるのは、すでに支援施策があるということ。少なからず倫理観を持った方たちが実践的に動いていること。ただしつながっていないという現実です。しかしながら今の時代であればアプリ一つでつながります。この一手が打てるかどうかで、できることは大きく変わります。

画像5

利害関係者がともに倫理を学ぶ

子どもとその家族を中心にデジタルでつないだとしても簡単には機能しません。それぞれの考え方が異なり、利害が対立してしまうからです。つまり前提を揃えることが必要なのです。そこで必要なのが倫理。その教育を医療関係者や学校関係者、家族が務める企業などに提供して包括的に支援するための”倫理観”を共有していくことが基盤として必要になるのです。

倫理って本当に何だ..._wordcloud

デジタル×倫理教育に基づく地域循環

倫理観に基づいてデジタルが活用されるインパクトは大きいです。医療現場の事務負担を下げると同時にケアの時間を増やすことができます。家族はその支援を受けて働くことができ、企業から見れば労働力の確保になります。多様な子どもたちが地域社会で学ぶことで世界水準のダイバーシティの文化がつくられ、それは地域のブランドになります。つまりQOLを高めることが地域社会の経済的発展にもつながり得るのです。

画像2

カードはすでに揃っている、あとはやるだけ

地域循環を創ることは壮大なストーリーのように感じてしまいがちです。デジタルや倫理という言葉に馴染みが少ないかたもいます。しかしながら冷静に見ると一つ一つの要素は既にあり、動いている人がいます。それは川野さんが実証しています。であればあとはつなぎ合わせるだけ。まさに共創であり、それをやるか・やらないか。今回の気づきも踏まえ、今後も変革実践プログラムとして”共創をやる”という立場から川野さんをはじめとする実践者と動いていきたいと思います。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?