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徒然-note 39 海外に住む(4)

徒然-note vol.39 1/25/2021

「海外に住む (4)」

海外に住むと日本では経験できないことに遭遇する。そのひとつに「人種差別」がある。

絶対あってはならないこと、というのは共通認識のはずなのだけど、その認識を持って接してくれる人達ばかりではない。恐らく、欧米に住まれている方は一度は経験したことがあるのではないだろうか。

基本、直接的なアクションをわかりやすく取る人は稀で、アジア人、日本人は来るなとか、アジア人、日本人だからどうせ英語分かんないだろうからボロクソに言ってやれ、みたいなのはあまり無い。しかし、間接的に、あれ?っと思うようなことはある。例えば、見た目だけで言葉が不自由だと勝手に判断され、がんばって話しているのに全く聞いてもらえずちょっと離れたところに居るアメリカ人に話をされて放置とか。レストランなどに行くとわかりやすくガッツリ後回しにされてしまったりとか。何か自分に対する扱いが雑に感じてしまったりだとか。これを差別と捉えるか、自分が悪いんだから仕方ないことだと納得するかは人それぞれ。でも自分はそういった間接的なものが目の前で起きると、もしやこれは?と勘繰ってしまうのだ。

そしてそんな経験をしてしまうと、初めて会う人からの見られ方にはやはり敏感になってしまう。自分は自分なのだ、文句あるか!と言えないダメ人間感に苛まれ、これはこれで苦しい。

このようなことは実際に起こった時、それに心を傷めて活動に制限が出てしまうのは問題、だからといってそれに過剰に反応して喚き散らすのも問題。悩んでいるのは自分だけ?だから、ちょっとウィットに富んだジョークでかわして颯爽とその場の空気を変えることが出来たらな、と心の底から思いながら、The Big Bang Theoryを見る。

takeshi_h

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