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育成プラン ~司法書士~

この記事では、司法書士法人equal草津事務所に就職していただいた方の育成プランについてご説明いたします。
今回は司法書士の資格者についてです。

1.基本方針

育成プランの基本方針は「個性・特徴を生かす」です。
法令を調査したり、書類を作成したりすることが得意な方であれば、最初は事務所内での業務を中心に経験を積んでいただき、徐々に取引先やお客様とのご対応を任せていきます。
人と話すのが得意な方であれば、最低限の知識とマナーが備わった段階でどんどん人前に出ていただきたいと考えています。
また、商業登記や成年後見などのご依頼もいただいておりますので、興味のある分野があれば優先的に経験していただきたいと思います。

2.必須のスキル

私たちの事務所の中心業務は、不動産登記です。
そのため、不動産売買の決済立会や依頼者の本人確認、新築建物の登記、相続相談は一通り経験していただきます。
その中で表題部に関する知識の習得にも努めていただきたいと考えております。
具体的には、建物の表題登記や滅失登記についての必要書類、費用、処理期間などについて、取引先やお客様へご説明できることを目指していただいております。

3.入所から3年間のイメージ

入所〜数日間

  • 送付案内や受取書の作成などの一般事務

  • 登記情報提供サービスで登記情報を取得

  • 簡単な登記申請書などの作成

  • 出来あがった書類をチェックリストに従ってチェック

~2ヶ月

  • 電話応対

  • 決済立会に同行

  • 相続相談などの打ち合わせに同席

  • 取引先への訪問に同行

  • 珍しい事例について書籍などで調査をする

〜6ヶ月

  • 1人で決済立会をする

  • 簡単な案件の相談に対応する

  • 銀行や不動産業者などの取引先との窓口を担当する

  • 表題登記の書類案内も行う

〜1年

  • 内外で信頼関係ができて、担当する取引先が固まってくる

  • 受任から完了まで完結できるようになる

  • 不動産取引に関連する税務について理解する

2年目

  • 事務所の中心業務ではなくても、自分の興味のある分野があればそこに取り組む

  • 事務所が新たに取り組もうとする分野に関与する

  • 既存分野については、補助者に業務の一部を任せて、より多くの案件に携わる

3年目

  • 売買、新築、相続に関しては、登記分野以外の法令も概ね把握し、他士業や他業種の方と連携してお客様の抱える問題を解決できるようになる

  • 事務所ではなく、自分自身を頼ってくださる顧客・取引先が複数できてくる

  • 事務所の運営・経営について参画することや、独立することを具体的に考えられる状態になる


4.事務所としての方向性

現在は、不動産登記業務を中心に、商業登記や遺産承継業務、遺言書作成、民事信託、裁判所提出書類の作成、農地法の許可申請、成年後見など幅広く取り扱っております。
その中で、今後は遺産承継業務や遺言書作成、民事信託により力を注いでいく方針です。
また将来的には非上場企業の事業承継にも取り組みたいと考えております。
こういった分野にも興味を持ち、勉強し、実践し、習得したいと思ってくださると嬉しいです。


5.定期面談

月に1回、代表の駒井が全ての従業員と個別面談をしております。
本稿執筆時点で従業員は10名ですが、できる限り続けていきたいと思っています。
日々の業務をしていく中で困っていることや改善案、ご自身の希望・要望などをお話しいただき、できる限り1人1人が働きやすく、能力を存分に発揮してもらえる環境となるように改善していきます。
※できないこともありますが、お話は必ず聞きます!
就職面接のときと、実際に働いてみた後ではご自身の希望や価値観が変わることもあると思います。私(駒井)自身も数年前と考え方が変わっている部分があります。
定期面談というコミュニケーションの機会を設けることで、そういった変化も認識しあって、お互いの将来・事務所の将来をより良いものにできればと思っています。


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