中間管理職の役割〜「命令を伝える」から「物語を伝える」へ

「命令を伝える」から「物語を伝える」へ

こちらは藤沢久美さん著の「最高のリーダーは何もしない」の一節ですが、普段私が抱いていたモヤモヤに突き刺さる言葉でしたので、今回紹介させていただきました。

実務担当者として業務に従事していると、日々取り組むべき業務は直属上司(中間管理職)から指示が出されます。

・○○までにこれを準備しておいてくれ
・○○までに△△を調査しておいてくれ

人間の感情として、やるべき理由が納得できていない仕事ほど身の入らないものはありません。

こういった業務付与の積み重ねが

メンバーの会社への不信感

を増幅させていきます。

では、何が必要なのか。

メンバーとしても、一見雑務と思える仕事でも、その必要性、全体業務の中の位置付けが理解できれば納得するものです。

そのためには、

その業務の背景、物語の説明

が必要です。

例えば、ただ単に
「○○のお店を予約しておいてくれ」
と伝えるよりも

「今契約を交渉中の△△社の部長と今度食事をするので、落ち着いて話のできるお店を予約しておいてくれ」
と伝えるのでは、受け取る方も自分の仕事がどのように役に立つのかをイメージすることができ、捉え方が全く違ってきます。

全ての業務にこれを当てはめるのは難しいとは思いますが、何事においても

物語を伝える

意識を持つことは重要であると言えるかと思います。

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