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【たけポン通訳ガイドに挑戦!?北海道旅 その11】

夜は食前、就寝前、そして朝も起床後、食後と計4回も温泉に浸かり、元気満タン!
再び今日は、風連湖を目指す。
昨日と同じ?と思いきや、今日はまた違う方向からのアプローチ。
昨日は春国岱方面から入ったため、夕方だったこともあり、ほんの入口にしか行けなかったが、今日はその反対側・走古丹方面から入ってみる。
そうすると、根室湾と風連湖に挟まれた道を延々と走ることができるのだ。



ひたすら荒涼とした風景の中を走り、最後は深めの砂道にちょっと危険を感じてストップ。白鳥が群れをなしているところもあったりして、なかなかの見どころ。しかし、先端まで歩いてみたところには特に何もいなかった。


クルマへ戻る帰り道、流氷が浜に近いところにあるのでふと思いつき、クラウディンに撮って!とお願いして、流氷の上にトンっと乗る。
ステファンも面白がって撮ってくれて、戻ると「マーメードみたいだよw」とボソッと言う。見た目のキャラとは裏腹に、ステファン、時々オヤジギャグ的なことをいうらしく、なんか打ち解けてきたのかな?と嬉しい思い。
いやいや、マーメードじゃなく、アザラシでは!と言っておいた。


帰り道、前方遠いところにキツネを発見。大急ぎでクルマを飛ばしてみたら、間に合った。海側へ行こうとしているので、丁度その場所に遭った脇道に入って砂浜手前へ。
しばらくそこで写真を撮っていたら、近くにいた地元の人?がやってきて、あそこにアザラシの死骸があるよ!とのこと。
どうする?と聞いたら、見てみる。とのことで、クルマを降りて向かう。
すると程なく、波打ち際に一匹のアザラシの死骸。たぶん子どもだろうか?もしかしたらキツネにでもやられたのかも。
既に腐敗臭が漂い、軽く手を合わせて立ち去る…?と思ったら、ステファンが、多分ワシが食べに来るはず!だから待っていたい。
とのこと。
しかしもう昼を少し回ったところ。
う~ん、クラウディンもお腹が空いただろうな。もちろん僕も。
ということで…

ステファン置き去りに!いってらっしゃい!と、カメラを構えるステファン。
まあ、この辺りはクマが出るような雰囲気でもなく、季節も冬眠時期なのでそんなに危険はないだろう。と考えてのこと。
しかし昼も食べずに撮影を選ぶとは、凄い熱意だな。


鳥に気づかれないよう潜むステファン

ちょっとクルマを飛ばして、近くの漁港内にある食堂へ。シマエビを食べさせてくれるということで期待していたのだが、残念ながら今シーズンは現在禁漁+今年の記録的不漁で、もう提供していないとか。
残念!

さらに少し戻り、道の駅でステファン向けのおやつ(ポテト)をゲットし、さっきの場所へ戻る。身を屈めて草むらに潜むステファン。その間に他の人が通っていたら、どう考えても怪しい光景だっただろうな…
近くに車も泊まっていないし!

そして野付半島へと向かう。走古丹で時間をかなり掛けてしまったので、ちょっと微妙な時間だが、とりあえず向かう。



狙い通り、野付半島に入った後の途中の道沿いにはシカの群れが随所に。
ビジターセンターに到着したところで、そろそろ折り返しの時間。
本当なら、この先の灯台まで行き、ビジターセンターで許可を撮って野付半島先端まで行こうと考えていたが、16時までに戻ってこなければいけないので、それは不可能だ。



駐車場には人懐っこいキツネがウロウロしており、撮影タイムとなった。
今夜の宿がある羅臼までは、まだここから1時間少々。
夕暮れの海岸線沿いを飛ばし、今夜の宿・旅人宿とおまわりに到着した。

チェックインを済ませて、僕は恒例の温泉タイム。羅臼の町中から知床峠方面へ行ったところにある、秘湯・熊の湯へ。


潔く露天風呂しかないこの温泉は、地元有志で運営されており、寸志で入ることが出来る。
案外立派な脱衣所もあり、そこで着替えて露天風呂へ。地元の人らしき先客が数人、すでに入っている。
めちゃくちゃ熱い!という口コミもあるが、季節は真冬。流石に温泉の温度も程よいぐらいで、雪を見ながらの風呂は最高に気持ちいい。温まったら、完全氷点下の外気浴。髪の毛はもちろんのこと、外気浴していたら、髭まで凍り始める。谷を吹きあがってくる凍てつく風のなせる業だろう。

そして夜ご飯!このとおまわりは、以前よりは控えめになったらしいが、それでも大量の夜ご飯を出してくることで有名なお宿。


最初に並べられたお膳を見て、まあこんな感じか…
いやそんなわけはない。
隣のちっちゃいおっさん(自分で言っていた)が、まだまだこれからだよ!という宣言をするように、次から次へと料理が出てくる。揚げ物、煮魚、刺身、その他…
とにかく魚!魚!魚!
クラウディンは早めにギブアップし、どうぞ!と廻ってくる。そしてちっさいおっさんも最後の一品はギブアップ。その分は「ハイ、お隣の方からです!」とオーナーは笑顔で僕の皿に。見た目で食えそう!と判断されたんだろうけど、そうでもないんですよ~~

フードファイト状態でなんとか完食し、ちょっと一息。
クラウディンとステファンは早めに就寝。翌日は流氷&オオワシクルーズのため、朝4時50分には出発なのだ。絶対時間厳守ね!と念を押す。
この旅で、〇時集合ね!と言っても、全くその時間に準備が出来ていることはなかったので、かなり不安。まあダメなら船に乗れないだけだし、しょうがないか。

他の旅人さんも交え、夜は遅くまでノンビリと語らう。流石に明日があるので僕は中座したが、日付が変わるまで盛り上がったようだ。


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