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やさしさの象徴?ヒッチハイク

ヒッチハイクってみなさん、やったことがありますか?
チャレンジする側ももちろん、勇気がいりますが、やはり乗せる側のやさしさがあってのものだと思います。

子どもの頃から旅をしている僕ですが、その旅の中で、ヒッチハイクをしたことは何回もあります。今回は、そんなヒッチハイクについてフォーカスして書いてみたいと思います。



【初めてのヒッチハイク】
最初のヒッチハイクは、専門学校の時でした。沖縄への一人旅にでかけ、とあるド田舎の辺鄙な海沿いの集落に泊まったときのこと。
いわゆる、ゲストハウスというところに泊まっていました。
そこは、1日3往復しかないバスが唯一の交通手段。最寄りのバス停では、翌朝のバスは7時半ごろのバスを逃すと、次は夕方までないという旅行者泣かせのダイヤでした。

前日は沖縄といえばのゆんたく鍋をみんなでつつき、クセの強いけどおもしろくて優しいオーナーのおっちゃんと語った翌朝のことでした。
出発の準備をしていたら、オーナーも起きて来て
「もういくさ~?せっかくだから、朝ご飯、食べていくさ~」
という。とはいってもバスまであと僅かな時間。う~ん、だけどバスにがあるから…という僕に
「ぞうすい、美味いさ~、バスに乗れなくても大丈夫さ~」
という。え??夕方のバスではちょい困るよ!という僕に
「みんな優しいさ~、ちゃんとお願いしたら乗せてくれるさ~」
え、マジで?いわゆるヒッチハイクというやつだ。
歩きながら指を👍突き出すのでなく、ちゃんと相手の方を向いてお願いすれば、ちゃんと止まってくれる!とはオーナーの説。

半信半疑ながらも朝ご飯を頂いて、ゆっくりと出発。
最悪、幹線まで1時間ほど歩けばバスの本数が多いので、歩く覚悟もした。
さてヒッチハイクしようか…と国道にでてみる。
丁度、集落内から僕が向かう方向に出てくる車が。
もしや?と思って手を挙げてみると、あっさりと止まってくれた。
なんの苦労もなく、一発で成功してしまったのだ。
丁度街にでるところだったというお姉さんに感謝して、無事に目的だった街へと進むことが出来た。
これが僕の、ヒッチハイク人生初体験だった。


【ヒッチハイクから繋がる縁】
そんな思わぬ形でヒッチハイクデビューを果たした僕だったが、その直後から社会人となり、まあそこそこお金に余裕が出来たうえに、時間に余裕もなくなることもあり、旅にヒッチハイクを組み込むことはなかった。
しかし、26歳のころ、ふとした縁でヒッチハイクに再びチャレンジする。
東北地方でのイベントの際、寝過ごしたことがキッカケで集合時間に間に合わせるためにヒッチハイクをした。その時も運よく成功!
詳しくはコチラの記事に書いてます~

さて、その旅のついで(というには遠いけど)に訪れた北海道でのことだ。
支笏湖のとほ宿に行こうとしていたが、ここも例によってバスの本数が少ない。
町はずれのバス停まではそれなりの本数があるが、それ以降は一日数本。
夕方まで待ってもいいが、折角の支笏湖。宿の周辺も散歩してみたいし、ならばヒッチハイクで向かってみよう!と、再びチャレンジした。

少し粘って、止まっていただいたクルマ。
ヒッチハイクを乗せるのは実は初めてなんだ!というNさん。
話していたら、ニセコでペンションを運営されているということだった。
ぜひ今度は泊まりに行きます!と、その時は別れたが、その1年少々あと、北海道へ行く機会が訪れたため、会いにいくことに。さまざまなジャガイモ料理を食べさせてくれる、アットホームなペンションだった。
その宿も今は閉めて(例の感染症は関係ない)少し街に出たところでペンションと同じ名前のカフェを営んでいる。
そちらにも2回、行かせてもらったこともあり、その時のヒッチハイクの縁が今でも続いている。

【海外で】
これはヒッチハイク?という感じなのだが番外編を。
初めてのタイ旅で、サワンカロークという中部の田舎町へ訪れた。
バンコクからの夜行バスを降りた早朝。市場などを見物して朝ご飯をたべ、さあどうしようか?
Googlemapで見つけた遺跡公園に興味を持ち、行ってみることに。
それなりに距離はありそうだが、まあなんとかなるか?と、ブラブラ歩き始めた。
ノンビリと歩く田舎道。しかし、だれも歩いていない道を歩くのはちょっと心細いな…と思い始めた時、一台のクルマが僕の前に止まった。
なんだろう?と思うと、どこへ行くの?と聞かれる。
目的の遺跡公園を告げると、乗っていきな!と招かれる。大丈夫そうな雰囲気もあるので、ありがたくお言葉に甘えると、ちょうどその遺跡公園のスタッフさんなのだそう。
相手はタイ語しか通じないこともあり、殆どコミュニケーションは取れなかったが、タイの方の優しさを感じた。

因みにこのとき、帰りも観光客のグループのクルマに乗せてもらったり、1日一往復しかない列車が運休で困っていたところ、地元の女の子がいろいろ助けてくれて、幹線の駅まで地元の方に乗せて行ってもらえることになったり…
沢山、田舎のやさしさの恩恵を受けました。

勿論、海外旅は警戒するのも必要なスキル。実際、都市部ではだまそうとしてくる人もいます。しかし、大丈夫かな?と思ったら、思い切って頼ってみると、良い結果になることもありますよ!

詳しくは⤵この記事でも書いておりますので、ぜひ見てみてください!

【婚約者がヒッチハイク!】
ちなみに、自分がヒッチハイクしたわけではありませんが、妻・えみポンが婚約後に長野県・安曇野地球宿から岐阜まで、ヒッチハイクで僕に会いにむかってきたことがありました。
いつも僕がクルマで3時間で来ているという話を聞いて、まあそれぐらいで着くだろうと思った彼女(甘すぎる!)なんと15時ぐらいにヒッチハイクで出発したよー!というメッセージを仕事中の僕に送り出発。

その後、とんでもないトラブルに。ヒッチハイクの乗り継ぎ地点(しかもまあまあスタート地点に近い)でスマホを落としてしまい、それでも向かっているから心配しないで!という、訳の分からない留守電メッセージを残す。
休憩中にそれを見た僕は、もう心配でしたよ!
結局のところ、心優しいドライバーのみなさんに助けられ、インター近くのラブホ街ど真ん中でヒッチハイクしたりもしつつ、7台ぐらいのクルマを乗り継いで、無事に岐阜にやってきました。
休憩中、隣の先輩にそのことを話したら、「特急に乗るカネぐらい、出してやれよ~w」と。いや、それぐらい出しますよ。まあやりたいって言われたら、止めるのもねぇと思ったから。

まあ翌日、無事な姿を見た時には安心したなあ…
色んな人のやさしさに触れて、それを喜々として話す姿を見たら、まあ止めなくてよかったと思いました。

因みに、ヒッチハイクをしたことは何度もありますが、まだヒッチハイクを乗せる立場になったことはない。なかなかタイミングが合わないんですよね。
見かけたらぜひ、声を掛けて乗せてあげたいなと思っています。
最近では、WEB上で相乗りを募集して乗ったり乗せたりするタイプのヒッチハイクもあり、それも一つのヒッチハイクの姿だと思います。

因みに最近僕は、退職を機に、髭を伸ばしはじめてたこともあり、怪しさ満点!→自分でいうか!
さらには、世間情勢もあってヒッチハイクには難しい状況にもなったこともあり、最近はヒッチハイクの旅はできていない
またヒッチハイクの旅、してみたいなあ~~

#やさしさに救われて

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