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地獄の塩谷100キロウォークへのチャレンジ!(2回目)その3

【ターさんとの再会】
埼玉県・秩父の山奥にあるゲストハウス錦。ここを宿泊地に選んだのは、ここの宿主・立川さん(通称?ターさん)に再会するためだ。
僕はもう10年以上前だろうか?大阪なんばのゲストハウス、ベースポイント(今はもうない)に泊まった際、そこのスタッフとして勤めていたのがターさんだった。
甲子園に応援に行ったあと、宿に帰ってきたら軒先で宴会中。そこに混ぜてもらい、同宿の中国人の女の子二人と、オーストラリア人の男と深夜まで盛り上がった記憶がある。

また、えみポンは倉敷のゲストハウスでスタッフをしていた際に彼と会っており、立川をタチカワ?タテカワ?と何度も間違えた挙句、覚えられないならターさんでいいよ!と言ってくれたらしい。

国道から少し上がったところにある小さな集落内の古民家。ターさんによると、昔もここは宿をやっていたらしく、また、住人やお店ももっと充実していて、集落内で生活が成り立っていたとか。
所々にみられる空き地はその名残か。
急斜面にへばりつくように作られた場所ということもあり、玄関側からの見た目は平屋建てだが、実は中に入ると、谷側に地階もあるという構造。
昔は旅館だったらしく、部屋の間取りはその名残が残っている。

奥さんが作ってくれた夜ご飯を、ちゃぶ台を囲みながらターさんも一緒に食べる。
昔からそんなに変わっていない雰囲気が、なんか安心だ。
もうここを始めて8年ほど。地域にも溶け込んで、さまざまな役割を担ったりしているそうな。霊峰・三峰山を擁する観光地であることもあり、マップなどもターさんが手がけたものがある。
下を通っている国道が、長大トンネルが開通すると一気に通りが無くなるとのこと。しかし、それはこの地域にとっては今後、もしかしたらプラスに作用するかもしれないなと思った。

【秩父でのんびり】
翌朝。部屋に差し込んできた朝日で目覚めた。窓を開けてみると丁度渓谷の絶景を見ることができる。
ターさんが、外に特設のモーニングコーヒータイムの会場をセットしてくれた。丁度日も当たってきて、心地よいあたたかさ。そんな中で、ゆっくりとコーヒーをいただく。(この日は朝食はナシでお願いしていた)
ちょうどターさんの娘さんが、この春から通いだした小学校へとスクールバスで出発する。せっかくなのでみんなで見送る。
バスの中から子どもたちが僕のヒゲに興味津々なようす。もしかしたら学校で話題になるかな?

この日は、アーミーとは昼間、別行動をして熊谷に住む実の母と会う。
この旅、もう一つの10年以上ぶりの再会だ。
その時のストーリーは、別投稿にて。
https://note.com/preview/n08d788de715a?prev_access_key=1f12a80d96c9c29689a5561edfb5edf0


母との再会を終えて、銭湯に入るため秩父に寄り道。
少しお土産を物色したりもしつつ、御花畑駅近くにあるクラブ湯という昔ながらの銭湯に入る。
もう少しスーパーで買い物をしたいところだったため、瑛美ちゃんにはギリギリまで入ってもらうことにして、駅で合流するよう打ち合わせて風呂に入った。
ここで一足先に着いていたアーミーとも合流だ。彼は、ゆっくり宿を出た後、秩父の芝桜を眺めたり、色々ローカルフードを楽しんだりしていたらしい。

しっかりと温まり、買い物を済ませて御花畑駅へ。駅前にみそポテトというローカルフードを売っているのを見つけて買おうとすると、店主さんが鬚に興味を持ってくれたので、少しだけお話し。
さて、もうすぐ列車が来るが、えみポンの姿が見えない。
大丈夫か?と思っていたら、電話が。
かなり焦った様子だが、どこにいるのかもイマイチわからない。
あとから聞いた話、どうも銭湯から出て曲がる方向をまちがえたとか。
次の列車は1時間半後。やきもきしながら待っていると、発車1分前を切ったところでえみポンの姿が!
ギリギリ間に合った。

えみポン、風呂上がりに全力疾走したためか、なかなか息が収まらない。汗だくになってしまったこともあり、宿に着いてからもう一度、近くの温泉に連れて行くことに。


その途中にかかしを飾ってある宿場町をチラリと見学!
えみポンが風呂に入っている間、僕はクルマのテレビで阪神戦を観戦して過ごす。今日は巨人戦。ちょうど逆転劇を見ることができ、ひそかにえみポンに感謝。

宿に戻るとちょうど夜ご飯がスタートするところ。
この日は、もう一人女性ゲストも加わってのメンバーだ。

ターさんの薦めもあり、翌日は早起きして三峰神社へ行くことに。出発時間との兼ね合いもあり、気合の6時出発が決定した!

【早起きは三文の得?】
起床に成功!田舎ならでは?の、早朝6時に鳴る音楽と共に、ホニャラ一行+αで三峰神社に出発だ。
谷合をいく国道から、ヘアピンカーブの旧道、そしてダムの上を行く交互通行の細道。40分ほどを掛けて三峰神社へ到着。
秩父鉄道の終着駅が三峰口というぐらいだから、近いのかなと思っていたら案外遠いのだ。
かなり標高を稼いだこともあり、山桜やツツジがまだまだ見ごろだ。

早起きは三文の得?なのか、有料の駐車場は誰もおらず無人。
ほとんど人が居ない境内をぶらぶらと散策する。

変わった形の鳥居。よくわからんけど、特別感がある。

ヤマトタケル銅像。というのも、三峰神社はヤマトタケルによって開かれたということらしい。実は僕の名前の由来でもあり、せっかくなのできてみたかったところだ。

やっぱり神社は朝が一番。澄んだ空気がとてもきもちいい。
最後の方は、朝の勤行も聞こえて来て、祓われた気分。

気付いたら1時間以上が経過していて、ボチボチ出発することに。
因みにここは、本来なら山道を歩いていく参道があり、そちらからいくと2~3時間歩いて向かうのだそう。次来る機会あれば、ぜひそちらも歩いてみたいものだ。


帰りに吊り橋や、竈三柱神社に寄り道し、朝食時間に少し遅れてゲストハウス錦に戻る。
再びの絶景ポイントで、シンプルかつ美味しい朝食を頂いたら、いよいよ宇都宮に向けて出発だ。


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