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タイ&マレーシア旅 その12

真新しい高架駅を降りると、なぜか直ぐに街に出ることが出来ず、通路を一旦歩かされる。地上には以前は使っていた線路がまだ残っている。
マップによると、昔使っていた駅は数100メートルバンコク寄り。
高架化に伴って移転したのだろう。
旧駅舎はカフェになっていたりして、これからも活用していくのだろうか。


その駅前には昔使っていた車両が飾られている。見覚えがあるような車両だなと思って近づくと、どうやらキハ58系気動車。日本から譲渡されたモノらしい。カラーはタイ国鉄の色だが、随所に日本語で「自動扉」とか、銘板もそのまま残っていたりと、日本時代の痕跡も多く残っている。
JR西日本での廃車に伴い、タイ国鉄に大量に譲渡されたものの、現地の事情(運転台の配置や、車両限界)にマッチせず、数年で活躍を終えたらしい。

まだ早い時間だが、予約しておいたホテルへとチェックイン。まだ13時頃だが、準備が出来ていたのだろうか、問題なく入れる。結構東南アジアのホテルは、チェックイン時間が寛容なのが有難い。
宿の近くでマッサージを受けた後に、宿から至近距離のビーチへ行ってみることに。


ビーチに出てみるも、案外と狭い砂浜。満潮時間だからだろうか??
なぜか馬がいて、乗らないかと声を掛けられる。別に興味もないし、ノーセンキューと断る。ちょっとこの辺りは観光化されているのだな。
実は、フアヒンを途中下車ポイントに選んだのは、フミポン元国王が愛した風景ということもあり、一度訪れてみたいと思っていたからである。
最初にタイを訪れた際、フミポン元国王の火葬場が公開されていたところに訪れることができたこともあり、気になっていた土地だ。

しかし、ちょっとこの辺りは期待外れかもしれない。
雨も降ってきたことだし、曇天では折角の景色も微妙。あまりノンビリできる雰囲気ではないのを見て、さっさと宿に帰る。


夜ご飯は、タイ南部のマッサマンカレーを食べに行く。この辺りは南部からは少し外れてはいるものの、南部で食べそびれていたのでここで食べてみようということだ。
濃厚なココナッツミルクの風味がとても美味で、期待通りの美味しさだ。

大満足で、そのまま夜市へ。ほぼ連日欠かさず行っているが、もう間もなく出国と思うと寂しいものがある。
夜市で食べるとあれもこれも!とついつい食べ過ぎてしまうので、軽く腹を満たしてから、散歩がてらで繰り出すのもおススメかもしれない。



タコ焼きを売っているのに、なぜか提灯は刺身。なんでやねん!ととりあえず店主さんに突っ込んでおく。
え?そうなの??という反応なので、これは正しくは生のサカナっていう意味なんだよ!と教えておいた。
腹パンパンだったので残念ながら食べられずだったが、イイダコが丸ごと入っているので、なかなか美味しそうに見えた。


フアヒン2日目、折角ならリゾートっぽいことをしようかと、現地ツアーも検討したのだが、残念ながら本日は土曜日ということもあって、聞いたところはどこも一杯。
ボートクルーズとか、ジャングル探検?とか、ちょっと気になっただけに、少し心残りだ。
そこで、街外れにあるカオタキアップに行ってみることに。


偶然見つけた朝市を彷徨いて、朝昼兼用でご飯を食べたりしつつ、ふと見るとちょうど乗合ソンテウが発車していくところ。
慌てて追いかけて合図すると、乗客が止めてくれて、無事に乗ることができた。
ここのソンテウは、路線バスのように決まったルートを運行してくれるらしく、旅行者にも使いやすい。そしてそのお値段、20分少々乗車しても僅か15バーツ。
これを使いこなせばかなり便利にフアヒンを移動できる。


終点で降りてビーチへ。
昨日とは違い、広大で白い砂浜と、開けた景色が素晴らしい。
なるほど、これならフミポン国王が愛した景色というのも頷ける…と一人合点。

市場で買ったオヤツとジュースでのんびりしようかと思ったら、ふと殺気を感じる。遠くから、1匹の子猿が忍び寄ってくる。

さては食糧を嗅ぎつけよったな…
ゆっくりと刺激しないように立ち上がり、距離を取ろうとするが、次第にその足は早まる。
少し離れたところにも数匹の猿が。
囲まれたらヤバいな・・・

しかしこちらも負けてられない!

相手が1撃、こちらに襲い掛かるのを躱し、そのタイミングで一喝!!
するとヤバいと思ったか、退散してくれた。

ワットカオタキアップにそのあと登ったが、エサとなるものを持っていなければ特に危険はない。サル山状態だったのがとても微笑ましかった。


高台のワットからの景色を堪能し、もう少しこの辺りで滞在しても良かったが、行きのソンテウの中から見かけて直感で良さそうと思ったマンゴー屋さんへ行ってみることにする。


これが当たり!
お目当てだったカオニアムマムワンを注文すると、ちょっとお洒落でしかも絶品。後でマップの評価を見てみると、フアヒンナンバーワンだとか。

少し早めの夕食には、ビーチを望む海鮮屋さんにて、イカガーリック炒めとトムヤンクンシーフード。
ちょっと贅沢だったけど、大満足の内容。


ただ量が多過ぎて、ホテルの夜食にとテイクアウト。こういう時は、一人旅は色々な種類を食べることが出来ないから辛いな~

夜は宿近くのバーでサッカーを見ながら飲んだり(ジュース)して、フアヒンラストナイトを楽しみました^_^

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