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夏の18きっぷ東北一人旅(その12)

さて今日のメインディッシュは、飯山線の観光列車、おいこっと。 長岡側から見ると、十日町始発のこの列車、全席指定の越乃Syukuraに乗るか、六日町・ほくほく線経由で大回りして向かうかの二択。 しかし越乃Syukuraの指定は取れず、大回りルートか?と思っていたら、新潟をフラフラしていたアーミーが長岡に迎えに来てくれることに!

山形のゲストハウスでヘルパー滞在をして、そのまま新潟県内のゲストハウスを廻っているらしく、今日泊まる宿へ差し入れとして、新潟のローカルフード・イタリアンのお店、フレンドのギョーザを持っていきたいということ。そこでそのままお昼ご飯を食べることになり、イタリアン初体験。
スパゲッティーというよりは、焼きそばのようなもの。それにミートソースが掛かっている。なかなか美味い!


しかし、なぜこれがイタリアンなんだろう。イタリア人にこれを食べさせたらどう思うだろうか?



まだ時間に余裕があるので、マップで見つけたかま風呂温泉へ。東北地方唯一いというものらしいが、要するにサウナに近いもの。そんなに熱くなく、じんわりと温まる感じが心地いい。短時間で出なければいけないのがちょっと心残りだ。



十日町は少し物産館を見たあと、駅前に見かけたわらび餅ドリンクというものに惹かれてゲット。注文から結構時間がかかったので、列車に間に合うか少しドキドキしたが、なんとかギリギリで間に合った。ここでアーミーとはお別れ。とはいっても、また来週、旅友を誘ってホニャラに来てくれるとのことだ。

いよいよ快速おいこっとに乗車。 列車名の由来は、TOKYO(東京)の綴りを逆にして読ませたものを親しみやすいよう、ひらがなとしたとのこと。 レトロ調の車内は、基本的にタネ車のキハ110系と同じ席配置だが、テーブルが各席に設置されて、弁当や飲み物を楽しむのに便利にできている。 たった一両なのは、車両の検査が関係しているらしい。
そのお陰か、本日は全ての指定席が満席だ。 快速と銘打ち、過半数の駅をかっ飛ばす観光列車なのだが、走り出して驚いた。 なんと、飯山までは全ての駅に停車し、車掌が発車合図(ブザー)を送っているのだ。 そして、駅間ではそれなりのスピードで飛ばしていく。
あとで時刻表を見たら、ほぼ他の普通列車と同じスピードで走っている。 要するに、快速とはいうものの、実態はほぼ普通列車と変わらず、そのままのスジで運転しているに過ぎないのだ。
その他の面も考えると、もう少し工夫が欲しいな?と思える乗車体験だった。 詳しくはこちらの記事にて書いている。

さて、僕の指定はボックス席で進行方向と逆。少し窮屈ではあるが、まぁ最後の一席を取れただけラッキーだ。 それとなく向かいの方に声をかけてみると、観光列車での旅にハマっている方で、この後もリゾートビュー姨捨、翌日はしなの鉄道のろくもんや、小海線のハイレール1375に乗るなど、信州のリゾート列車を満喫する旅だそう。 どうやら飯山線は反対側の車窓が綺麗らしく、ちょっと残念ですね〜と笑う。
忙しなく動く車掌さんのほか、アテンダント?のおばちゃんが車内を行き来し、おつまみや飲み物などの販売。アイスクリームもあったので、ついつい求めてしまう。 昨日の台風のせいか、信濃川→千曲川は濁った川の色。時折山が迫ってくるところもあるが、急峻というよりは、どちらかというと長閑な川沿いの田園風景が続く。 飯山駅では30分以上の長時間停車。 なんなら一駅手前の北飯山駅で降りて。ブラブラ歩いても楽に間に合うほどだ。 ここでは、おいこっとマルシェが改札外で開催されているほか、15時ちょうどにカラクリ時計が動くとのこと。 駅至近のローカルスーパー、ツルヤに行ってみるのもありかな?と思ったが、ここは大人しく観光列車盛り上げプログラムに乗っておくことにする。

よくみると?


マルシェを覗くと、地元で採れた野菜や、信州名物のおやき、この辺りの名物なのか、鯖メシが売っている。 最後に改札横にグルテンフリーの美味そうなお菓子屋さんがあるのを見つけたが、結構お腹いっぱいなのでやめておいた。

長野では4分の接続と、この旅最短時間での乗り換え。 途中、行き違い列車遅れで少し遅れたこともあり、車掌さんに聞いたら、長野までには定時に戻ると思いますよ!と心強い答え。 松本の乗り継ぎ時間で、某ホニャラ常連が信州へ行くと毎回のように投稿しているからあげセンターでから揚げのテイクアウト。さらに立ち食い蕎麦をサクッと掻き込んで、JR東海車両の普通列車に。これに乗ると旅も終わりだな〜と感じる。

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