とたけの就活体験記
前書き
約1年程度、悩み続けながら取り組んだ就職活動が先日完全に終了したので、自分の進路選択の迷いの過程や、どのように各場面に準備を重ねたかを記録したいと思います。私と同じように大学卒業後の進路選択に迷う方に見てほしいと思います。また、各進路に対する準備の詳細については、また別の記事にしようと思います。主な迷いとしては、①コンサルティングファームへの就職、②官僚(某省一本での志望)、③大学院進学、であり最終的には②の道を選ぶことにしました。
3回生5月:就活開始
3年生5月頃、私は就活ツヨツヨゼミに所属していたため、同期の就活開始に少し遅れて就活を始めました。一般的にはある程度早い方だったらしいですが、やはり周囲と比べてしまうもので「出遅れたのかなぁ」と不安になっていました。この時期のサマーインターンの選考はESとWebテストがメインで、各企業に向けたES執筆や、簡単なWebテストの準備をしていました。ESはゼミの先輩やen-courageの方に添削していただきました。ありがとうございました。Webテストについてはは正直対策と言っても試験になれる程度で済みました。中学受験と、塾講師のアルバイト経験がよく活きたように思います。また、周囲の同期が各種インターン参加を決め、「夏は東京行くんだ~」的な会話が増え、焦りを感じていたこともよく覚えています。また私はコンサル就活をメインにしていたため、ケース対策も徐々に始めていました。
3回生6月~7月
この頃になると、選考過程は主に面接、GDになってきました。ゼミでのGDの経験や、その他ベンチャー企業の選考、ケース対策などの経験を活かし、日系大手や外資系コンサル、日系戦略コンサルなどの選考を着実に突破していました。一方で、外資戦略コンサル、食品などは、実力不足、熱量不足を見抜かれ不合格となりました。この頃には夏休みの大半を埋めるサマーインターンの合格を獲得しており、とても満足のいく結果を得られたことに安心していました。欲を言えば外資戦略コンサルのサマーインターンにも参加したかったですが…コンサル就活に求められるケース面接の力は、その他企業のGDにも活きる力であり、コンサル就活生に限らず獲得するとよいことがあるように思います。
3回生8月~9月
大学は夏休みを迎えましたが、私の3回生の夏休みは「サマーインターン」「サークルの合宿」「筋トレ」の3つでほぼ終わりました。若干帰省もできたので満足のいく夏休みでした。さてその内容ですが、私が参加したサマーインターンは、日系大手4つ、BIG4のうち1つ、日系戦略コンサル1つ、官公庁1つでした。また次の章でも述べますが、オータムインターンとして外資総合コンサル1つ、BIG4のうち1つにも参加しています。各インターンのメモは個人的に残していますが、ここでは詳細には触れないでおきます。全体を通じて大きく成長することのできた夏でした。このサマーインターン経由で後にいくつか内定をいただくことになるのですが、それは後程述べます。ちなみに各インターンの醍醐味は、様々な大学に友人ができることだと思っています。自分のチームのメンバーのみならず、休み時間等に積極的に他の班の人と交流を図ることをおすすめします。
3回生10月~12月
メインどころのインターンシップがすべて終わり一安心するとともに、インターン経由の選考が始まりました。日系企業については、サマーインターン後の優遇を利用したのは1社だけでした。某メガバンクですが、その後2回ほど人物面接を行い、無事内定をいただきました。外資系コンサル、BIG4についても同様で、インターン後人物面接などを何度か行い、BIG4のどこかと、近年規模を急拡大中の外資系総合コンサルに内定をいただくことができました。特にコンサルティングファームについては、インターン後の人物面接もある程度大事になると感じたので、一貫性をもってしっかりと準備することが大切かと思います。
3回生1月~3月
合計3つの、どれも本当に魅力的な企業からの内定をもらい満足のいく結果を出すことができたことに安心し、この時期は我慢していた遊びを少々と、大学の勉強に力を入れていました。特に3回生の後期に履修していた授業は非常に難易度の高い内容のものが多かったため、期末試験の対策に力を入れていました。またこの時期は春休みの始まりでもありましたが、期末試験を終えた後、春休みの頭頃から私は国家総合職試験経済区分の対策を始めました。春休みには、留学生への日本語ボランティア、サークルの合宿、先輩の卒業祝いなどを行いながら勉強を行っていました。1次試験が四月の頭だったので、かなり急ぎ目で対策しました。この対策についても別の記事でまとめますが、経済学部で3年間ちゃんと勉強していれば、全体的にそこまで難しいものではないように感じました。
4回生4月~5月
4,5月は、前述の試験に時間を使っていました。ちょうど花粉の時期で、私は重度の花粉症なので、引きこもりがてら勉強ができてちょうどよかったです。また別の記事にまとめますが、総括すると経済学部での勉強をきちんとしていればそこまで苦戦する内容ではないかという風に思います。5月には筆記2次試験、人事院面接を終え結果を待つ形になりました。手ごたえは十分にあったので、第一志望の省庁の官庁訪問に向けた準備を行いました。この時点で、気持ちはその省庁に決まっていました。でないと納得のいく内定を持っているのにモチベが続かないですよね(笑)。試験が終わったあとは、ゼミの勉強など今までやりたくても時間が取れなかった勉強を行い、図書館に籠る生活をしていました。夜の12時まで勉強をしたのはとても楽しかったですね(笑)
4回生6月
6月に入り、無事合格の発表がありました。席次も全体の上位30%ほどに入っており、この勉強時間の割にはよい席次を得ることができました。その後官庁訪問に向けた準備を行い、6/12~22の官庁訪問に向かいました。某省一本だったので、半分くらいの日数は観光していましたが、とても長く、自分の成長につながった時間でした。官庁訪問についても別で記事を書こうと思います。無事にその省から内々定をいただき、私の就職活動は終わりを迎えました。
総括
本当に満足のいく結果を得ることができてうれしく思います。結果的には最後の2カ月のみが直接的に自分の進路に影響を与えていますが、民間就活で得られてスキルや人脈は本当に貴重な財産になりました。お世話になった同期、先輩の皆さん、企業、省庁の社会人の皆様、本当にありがとうございました。