親がサッカー少年・少女をサポートするべき3つのポイント! #4
こんにちは。
サッカー岳生塾の西村岳生です。
さて、岳生塾メンバーのアヤパパから質問がありました。
アヤパパは、サッカーをやっている小学生のお子さんを持つ親御さんです。
伊勢原FCフォレスト代表のてっちゃんが主宰している子育てセミナーで、アヤパパに知り合いました。
てっちゃんは、ドイツ・ケルン体育大学で寝食を共にした私の親友です。
アヤパパからの質問です。
サッカーを頑張っている子どもを持つ親が、子どものサポートをしたいと思っている場合、どのようなサポートをしたらよいのでしょうか?
そうですよね。
親は我が子がかわいいものですね。
そんなかわいい我が子がサッカーを頑張っているのであれば、それは見ていたくなりますね。
更に親としては、何かしらお子さんのサポートをしたくなりますよね。
今回は、サッカー少年・少女をご家庭に持つ親御さんが読んだら面白いと思います。
親として、サッカーを頑張るお子さんへのサポートとして、とても大切な3つのポイントがあります。
まず、一つ目のポイントは、
1、良質なものを見せる!
お子さんがサッカーで成長していくには、下記が必要です。
・トレーニング&試合をする
・良いお手本を見る
小学生の場合、サッカーのトレーニングや試合は、クラブチーム、少年団、サッカースクール等でやっています。
では、 『 良いお手本を見る 』 ことをクラブチームや少年団やスクールなどの活動で出来ているかというと、なかなか難しいでしょう。
もちろん、映像を見せるチームは増えてきました。
しかし、トレーニング時間、試合時間を削って、お子さんに 『 良いお手本を見る 』 時間をたくさん確保しているチームは少ないと思います。
それは、サッカーを指導する限られた時間の中で、そこまでの時間を確保するのが難しいからです。
そこで、活躍できるのが、親御さんです。
親御さんのサポートで、子どもは『 良いお手本を見る 』ことができます。
子どもが良いお手本を見る為に一番良いのは、お子さんの好きな選手、好きなチームがあれば、その選手やチームを見にスタジアムへ連れて行ってあげること、生サッカー観戦です。
やはり、子どもが自分の目で、スタジアムで選手のプレーを生で見る事は、子どもの記憶の中に大きなインパクトを与えます。
自分の子どもが、川崎フロンターレが好きであれば、川崎の等々力競技場へ連れて行ってあげたら良いですね。
そうすれば、フロンターレの選手たちの正確なトラップ&パスを生で見られます。
小学生のお子さんたちは、ボールを止める高い技術、インサイドキックのテクニックを目の当たりにすることでしょう。
特に、フロンターレの中村選手や大島選手や家長選手などなど、お子さんが好きな選手がいれば、スタンドから、彼らを食い入るように見ることでしょう。
スタジアムには大勢の観客がいるので、大きな歓声、拍手、声援の迫力を体感できます。
テレビ映像とは違った臨場感があり、その中でトッププレーヤーたちのプレーを見ると、誰もが興奮します。
これはベストなサポートと言えます。
私は、自分が見たい!というのもありますが、よく、日本代表戦を見に息子を連れてスタジアムへ行きました。
すると、試合後、息子は興奮気味に話します。
『 今日の本田圭佑選手のフリーキックは、すごかった! 無回転キックだったよ! 』
とか
『 中島翔哉選手のドリブルは、上手い! どんどんゴールへ向かって行く! 』
などのコメントが息子から自然と出てきましたね。
また、ワールドカップ予選を埼玉スタジアムへ見に連れて行った時には、『負けられない戦い!』 のあるスタジアムの雰囲気を、子どもながらに感じていました。
息子もスタンドで日本代表と一緒に戦っているようでした。笑
『 良いお手本を見る 』方法は、他にもあります。
私は、長野在住です。
山、川に囲まれた自然溢れる長野が好きだからこそ、ここで子供を育てたいと思い住んでいるのですが、長野に住んでいると、子どもが好きな選手&チームの試合をスタジアムまで見に連れて行くことがなかなか難しいです。
ましてや日本代表戦や、その選手たちが所属するチームとなると、会場も限られてきますから。
そんな時に、良いツールが DAZN 。
(私、DAZNの営業マンではありません。笑)
今、Jリーグは、DAZN で全試合、ネット中継されています。
試合のライブ配信はもちろん、ライブで見られなくても 『見逃し配信』 で後から見ることができます。
小学校、宿題、サッカー、塾、その他の習い事等で、日々忙しいお子さんには、ハイライト映像が最適です。
私の息子は、Jリーグをハイライトで全試合見て、その後、自分の見たい試合を選んで見ていますね。
子どもながらに、週末になると、Jリーグを見るのが習慣になっています。
DAZNは気軽ですから。いつでも、見たい時に見ることができるので。
子どもが、週末になるとJリーグを楽しみにしています。
ドイツの1860ミュンヘンでコーチをしていた時の話です。
当時、1860ミュンヘンは、ブンデスリーガ1部の中堅に位置するクラブでした。
トレーニングでクラブハウスへ行き、子どもたちとロッカールームで着替えをしていると、いつも子供たちが話しかけてきました。
『 Takeo! 週末のブンデスリーガのシュバインシュタイガーのシュート見た? 凄いミドルシュートだったよ! 』
『 オリバー・カーンのパンチングも凄かったよ! 』
などと、いつもブンデスリーガのトッププレーヤーの話で持ちっきりでした。
子どもたちは、みんな週末のブンデスリーガを見ていましたね。
おまけに、
『 セリアAのナカタのゴール見た? 』
と、ドイツ以外の国のサッカーを見ている子供もいました。
そして、子どもたちがピッチへ行くと、昨日の○○選手のシュート、こんなだったとマネして、練習したりもしていました。
それだけ、子どもたちにとってテレビで見られるサッカーは、大きな影響力があります。
私が湘南ベルマーレとAC長野パルセイロ在籍時代、Jリーグ中継やヨーロッパチャンピオンズリーグをスカパーが放映していたので、よく子供たちに言っていました。
『 親にスカパー入ってもらいないなよ! 』 と。
今は、Jリーグ中継や、ヨーロッパチャンピオンズリーグが DAZN で放映なので、
『 親にDAZN入ってもらいなよ! 』
と言います。
すると、子どもたちからよくある返答が
『 お金がかかるからダメだってさ! 』
サッカーは、有料放送なので登録しないと見られません。
この有料チャンネルへの登録は、小学生の子どもたちだけでは出来ないわけです。
すると、多くのご家庭では加入しないんですよね。
ちなみに、DAZN は、1ヶ月 1,750円。
スマホ、携帯電話がDOCOMOなら、月に 980円。
これなら、缶ビール、定価なら4本分を我慢すればいいですね。
私が願う、休肝日をつくろうと思ったら、最適かもしれませんねぇ。笑
この金額でJリーグやヨーロッパチャンピオンズリーグが見放題。
もし、お子さんがサッカーを頑張っている、と親御さんが思い、サポートしたいと思うのであれば、DAZNを契約してあげたら良いと思います。
先日、サッカー岳生塾では、UEFAヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝のネタで大盛り上がりでした。
私は、決勝の バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) 対 パリ・サンジェルマン(フランス)をライブで見ました。
ちなみに、ミュンヘンに7年間生活していた頃、ヨーロッパチャンピオンズリーグでバイエルンを見に、ミュンヘン・オリンピックスタジアムへよく通いました。
ヨーロッパチャンピオンを決める決勝は、世界最高峰の試合です。
その試合が、日本にいながら見られるのですから幸せです。
ですから、私は、朝の4:00からライブ観戦しました。
バイエルンは、前線から強烈に激しいプレッシング
パリは、ボールを奪うとネイマール、エムパぺ、ディ・マリアの高速カウンター
ハイテンポ
ハイインテンシティー
テレビ画面に釘付けになり、あっという間の2時間でした。
それをサッカー岳生塾メンバーに伝えると
ショウグン
前半14分30秒のムバッペへのワンタッチスルーパスしたの誰だか分かりますか?
強烈なプレー、久々に見た!
めちゃくちゃ、縦に速いサッカー。
世界の技術戦術がさらに進歩しています。
凄すぎます!
ホンちゃん
レアンドロ・パレデスです。アルゼンチン人ですね。
本当にハイスピードな展開です。
Jリーグではあり得ないスピードですね😵
プレースピードもですが考える・判断するスピードも半端ないですね💧
判断を迷うとあっという間にパスコースが無くなってますね。
ディフェンスの【圧】が凄まじい💦
ワコちゃん
両チームとも素晴らしい試合でした!
決定機を決めていれば結果は違かったのかもしれませんが、バイエルンは最後まであの強度が落ちなかったのが驚きです。ここまでアグレッシブだと、清々しいですね。
ボールの置きどころ、コース取り、相手の動きを見た中での動き、背後の崩し方、とてもシンプルな中にも高い個人のスキルが目立ち、単純なことをしっかりできる技術の大切さを痛感しました。
にしても、すごい試合でしたね。
やはり良い試合を見ると、みんな感動してますね。
ちなみに、ウチの息子も DAZN で試合全てを見て
『 すげかった~!!! 』
と、ただただ圧倒されていました。
やはり、良いものを見ると、大人でも、子どもでも大きなインパクトを受けますね。
お子さんが、良い本を読みたいと言えば、親御さんは、本を買ってあげるでしょう。
本と同じくらいの金額で、子どもたちが最高級のプレーを目にするのですから、これ以上ない教科書と同じ、それ以上の価値を手にします。
百聞は、一見に如かず。
トレーニングや試合も大事ですが、子どもたちが良質のプレー、お手本となるプレーを、自分の目で見る事は、とても大切です。
お子さんが、自分の目で見て、何かを感じると、子どもながらに、色々考えだします。
そして、トッププレーヤーのプレーを自らがマネしたくなり、マネするようになります。
このトッププレイヤーのマネが、小学生にとって最高のトレーニングです。
1、自分の目で見て
2、考えて
3、マネをして
4、身に着ける
これは、一生の財産です。
トレーニングで、コーチや親から教えてもらったことよりも、自分で獲得したテクニックは、一生物になります。
音楽界では、音楽をやっている子供に、良質な音楽を聴かせるのが良いと、クラッシックを勧めます。
これと同じですね。
やはり、子どもの頃から、良いものに触れる時間を、親御さんが作ってあげたら良いサポートになりますね。
次に、親がサッカー少年・少女をサポートするべき3ポイントの2つ目です。
2、バランスの良い食事を心がけ、与える!
これ、読んだら、当たり前だと思いませんか?
しかし、これが、きちんとできているご家庭は少ないと感じています。
子どもたちの食事は、どうしても親御さんのサポートが必要です。
クラブチーム、少年団の監督、コーチ、サッカースクールのコーチでは、どうにもなりません。
子どもは、1日3回食事をとります。
1週間 : 3回 ✖ 7日 = 21回
1年間 : 21回 ✖ 50週 = 約1050回
小学生であれば、平日は、小学校で給食が出ると思います。
1週間 : 5回
1年間 : 5回 ✖ 約40週 = 約200回
すると、子どもたちが1年間にご家庭で食べるであろう食事は、
約1050回 - 約200回 = 約850回
学校の給食は、栄養士がカロリー計算、栄養を考えたメニューで作られています。
では、ご家庭で、お子さんの約850回の食事の栄養面を親御さんは考えているのでしょうか?
毎日たかが2回。
しかし、ちりも積もれば山となる。
1年間に約850回ですから。
それを小学生の6年間で考えたら 約5,100回。
昔、プロクラブで働いていた頃の話です。
合宿に行くと、私たちコーチは、当然ながら子どもたちと寝食を共にします。
すると、練習だけでは知らない、分からない、子どもたちの私生活が見えます。
当然、食事の時にも、子どもたちの様子をチェックします。
すると、チームで必ず目立つ子たちがいます。
① 好き嫌いが多い
② 食べる量がすごく少ない。
チームによると思いますが、私は、小学生の子どもたちに、
『 好き嫌いなく食べよう! 』
と言います。
しかし、言ったところで、嫌いなものを簡単に食べられる小学生はいませんね。
これ自然です。
ということで好き嫌いを少なくするのは、コーチたちでは、なかなか大変です。
次に、食が細い子供たちが大勢います。
食事全体の量があまりにも少ないのです。
そのような子供たちに、いきなり
『 お茶碗、●杯以上は食べよう! 』
と言っても無理です。
なぜならば、1年間で約850回食べる家庭での食事に問題があるからです。
昔、湘南ベルマーレでコーチをしていた時、小学生で好き嫌いが多く、食事の量も全然取れない子供がいました。
たまたま、その子のお母さんとグラウンドで話をする機会があり、食事の件について聞きました。
すると、お母さんは、驚く発言をしました。
ここからは、突っ込んだ濃い内容になりますので、
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