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私の備忘録

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独学我流で写真を学んでいる私の立場から必読の記事を掲載させていただきます。
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#俳句

句碑*観音の慈顔尊し春の雨

大野万木 鎌倉 長谷寺の経堂の脇に句碑があります。 鎌倉長谷寺のご本尊は、十一面観音菩薩像。高さ三尺三寸、寄木造りで全身に金箔が塗られています。 大和長谷寺に次ぐ国内最大級の高さだといいます。 観音の名を称えれば、七難、三毒を逃れ、観音を念ずれば子宝に恵まれるという現世利益があるといいます。 また、観音は衆生の救いを求める声を聞きつけると、救うべき相手に応じて33種類の姿に変化してこの世界に現れ、苦難から救い出してくれるのだそうです。 すなわち、観音菩薩は今生きているこの

共鳴*老松に春一番の濤しぶき

(岡田 耕)

掲載*酔客が酔客起こし十二月

岡田 耕 掲載誌:『俳句四季』1998年9月号 東京四季出版 〔新・作家訪問〕土生重次 「扉」主宰 ―きっかけは叔父への供養) (岡田 耕) 【スキ御礼】掲載*魂抜けのやうに紅褪せ曼珠沙華

選評*一茶忌や母の名刻む竹定規

☆小林一茶の生涯・・・flow Essence 美年~mitoshi~ さんが詳しく記事にされています。ご紹介します。 【スキ御礼】選評*自然薯の児の丈ほどを掘り上げし

鑑賞*探梅やこの一輪に出逢ふため

松浦 加古 句集『探梅』所収。平成二十四年作。 春を過ぎて咲く桜は余花。 春を前に梅を探すのは探梅。 桜は過ぎゆく春を惜む花。 梅は来るべき春を喜ぶ花。 桜は散りゆく姿を見に行きたくなる。 梅は開きはじめを見に行きたくなる。 だから、出逢う梅の花は一輪でいい。 (岡田 耕) 【スキ御礼】「鑑賞*星のぞく聖樹飾らぬ家あれば」

掲載*魂抜けのやうに紅褪せ曼珠沙華

岡田 耕 掲載誌:『俳句四季』2021年6月号 「わたしの歳時記 曼珠沙華」磯村光生 (風友) 【スキ御礼】歳時記を旅する 6 〔曼珠沙華〕前*曼珠沙華火気厳禁の札かこみ

白木蓮に逢ひにゆく①~円覚寺

3月11日(2023年)、鎌倉の円覚寺さんに参詣しました。 こちらの佛日庵にあるハクモクレン、先週は蕾ばかりでしたが数日の暖かさで一斉に花開いていました。 案内板によると、中国の作家、魯迅によって贈られたものだそうです。 ハクモクレンは中国の原産で、仏教に関係があるらしく、贈られる木にハクモクレンが選ばれたのもそんなご縁もあるのでしょうか。 ハクモクレンの花言葉の一つに「慈悲」というのがあるそうです。 これもまた仏教に由来するものなのでしょうか。 「慈悲」とは、調べてみる

今日の俳句と作文「トップガン マーヴェリック」

読経また雨に溶けゆく合歓の花            by さとうえいこ 雨です。 きっと全国的にですよね。 一昨日、雨が降りしきる中 映画「トップガン マーヴェリック」を 観てきました!(^^)! 1986年の「トップガン」から35年以上とは すごいです。 私、その時も映画館に観に行きました。 そうそう IMAXという音響のいいシアターを選んだので 飛行機の音も音楽もガンガン響いてきました。 まるで私もそこにいるみたいに。 トム・クルーズはもう60才なんですね。 で

俳句と作文「大晦日の仙台朝市へ」

詩心は冬日溜りへ帰りゆく 句を詠めり鶴が機織る夜のごとし         by さとうえいこ 宮城県仙台市、 日差しの眩しい大晦日でした(^。^) 仙台朝市に久しぶりに 行ってみました。 8時の時点では 混んでなかったのですが、 どんどん賑わってきてビックリ‼️ お天気が良いと 人ってお出かけしたくなりますからね♪ 朝市丼を食べてから さっさと買い物を。 お刺身とナメタカレイ等を 買いました。 仙台ではナメタカレイの煮付けを お正月に食べます。 私は秋田出身なので冬

伝統俳句に挑んだ俳句たち 〜自由律俳句、無季俳句、散文俳句〜

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選評*能面の泣くも笑ふも秋思かな

【スキ御礼】「選評*邯鄲の声吹かれ散る草の原」 ☆能面とその表情について、脚本家で能面師|麻生りり子 さんの記事があります。ご紹介します。 (岡田 耕)

杖ついて無になり行くか秋へんろ

季語:あきへんろ( 三秋 ) 現代俳句 秋遍路は、秋に四国八十八箇所をめぐること 主に春・秋の気候がよいときに 歩いたり、バスなどでめぐることが多いようです ◇関連記事◇ Kusabue ホーム

俳句 〜驚きと感動の詩〜 小エッセイ

俳句にご興味のあるnoteのみなさまに、俳句の様々なことについてご紹介をしていく記事です 『俳句 〜驚きと感動の詩〜』 現在までに詠まれてきた名句・佳句の数々、 それらはなぜ名句・佳句になり得たのか。 それらに共通しているものがあるなら、 それはいったい何なのかについて探ってみました。 結論からいうと、 古今の名句・佳句ほぼすべての作品のなかに 「驚き」と「感動」 の要素が秘められているようです。 驚きとは、 1句を読んだときのはっとする機知のこと 感動とは、