コンテンツSEO～良質なコンテンツの書き方～

日々広報やPRに携わる方であれば、一度は『コンテンツマーケティング』というキーワードを聞いた事がありませんか？

でも、そもそも『コンテンツマーケティングとは？』と疑問に思う方の為に、コンテンツマーケティングの基本と共に、PRと親和性の高いコンテンツSEOについて説明していきます。

コンテンツマーケティングとは？

コンテンツマーケティングとは、ターゲットにとって価値がある一貫したコンテンツを作り・届ける事で、最終的に自社の利益に結び付く行動を促す為のプロモーション手法です。

どのメディアで発信するのか？テキストなのか動画なのか？などメディアやフォーマットの定義はありません。
コンテンツマーケティングの中にも様々な手法はありますが、今回は、PRと親和性が高いと思われる『コンテンツSEO』のやり方について書いていきます。

コンテンツSEOって？

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを継続的に発信して自社サイトに蓄積させる事で、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジン上で上位表示を獲得し、集客を狙う手法です。
自社サイト上に、ターゲットが知りたい情報を記事にしたコラムを追加していくイメージです。
PRによるメディア露出で、ターゲットに自社商品に関わる文脈で興味関心を持って貰い、HP内のコンテンツで顧客育成ができるので、PRとコンテンツSEOは非常に相性の良い組み合わせです。

コンテンツSEOの方法

ここからは具体的にコンテンツSEOを行う方法をご紹介します。
コンテンツには5つの作業があります。

【コンテンツSEO_5つの作業内容】
①自社サービスの分析
②ターゲットのニーズ分析
　(要望・悩み・疑問)
③作成するコンテンツの確定
④対策するSEOキーワードの選定
➄コンテンツ原稿作成+アップ

これらの5つのステップで作成するコンテンツを決め、原稿を作成していきます。

＝自社サービスの分析＝
まず、自社が提供しているサービスを洗い出してください。例えば、PR会社であれば『PR戦略立案』『プレスリリース作成』『メディアアプローチ』等です。

＝ターゲットのニーズ分析＝
次に、ターゲットのニーズを細かく分析していきます。ここでのニーズとは『困りごと・要望・疑問』です。ニーズを洗い出す時は、カスタマージャーニーを意識すると、顧客のフェーズ毎にしっかりと分析できるので簡単かもしれません。

＝作成するコンテンツの確定＝
分析が終了したら、作成するコンテンツを決めていきます。自社のサービスとお客様のニーズを照らし合わせて、高いニーズがあり多くの月間検索数が期待できるコンテンツを選びます。もちろん、自社のサービスの購入に繋がる内容にしてください。

＝対策するSEOキーワードの選定＝
作成するコンテンツを必要とするターゲットが、どんなキーワードで検索するかを考慮してキーワードを決めていきます。
PR会社の場合で説明してみます。広報ノウハウを知りたい担当者向けであれば『プレスリリース 書き方』『メディアリスト 作り方』になります。また、戦略性の高いPRを求める担当者向けなら『PR戦略 立案』『PR会社 大手』等のキーワードになるでしょう。
また、キーワード選定の場合は『難易度』と『月間検索ボリューム』も考慮してください。難易度とは検索サイトで上位に表示される難しさです。月間検索ボリュームは、ネット上の何回検索されているかのボリュームです。これら2つは、『Ubersuggest』等のサービスを使えば簡単に調べられます。

＝コンテンツ原稿作成+アップ＝

ここまで来たら、あとはコンテンツを作成するだけです。1コラム約2000字くらいがベストでしょう。ターゲットの疑問や悩みをしっかりと解決できる、ニーズに対応した内容を目指して書いてみてください。原稿作成は長期戦いになるので、めげずに週に3本程をアップし続けてください。私の場合は、約3年で『PR会社』というキーワードでトップ5に入る事ができました。

まとめ～コンテンツSEO～

●PRや広報によるメディア露出と並行してSEO対策を行う事で、ターゲットに見つけて貰えるようになります。

●コンテンツSEOとは、ターゲットの要望・悩み・疑問を解決する、良質なコラムをHP上でアップし続ける事で、検索サイトでの上位表示を狙う集客手法。