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登山に行きたかったのに。

急に登山に行きたくなったのだ。というか、素人だが50過ぎでいきなり初めたくなった。

理由はNHKのBSの番組「日本百名山」や「実践にほんの百名山」を観たりしていると、風景が広々と広がる。その景色の雄大さと爽やかさで、上りたい気持ちがムラムラと?高まってしまった。特に「実践にほんの百名山」に出てくる釈由美子さんや工藤夕貴さん、それに山の溪谷社の編集長の萩原浩司さんを観ていると、自分も登りたくなってしまった。

頭の中では想像が広がる。あの山も登りたい、この山も登りたい。でも初心者だし体力は落ちたし、おまけに心の病だったりする。日本百名山いや日本百低山の一つでも登れれば本望だ。

ということでまずは情報を得ようとAmazonを検索した。最初は萩原編集長の登山の仕方とかの本格的な登山書を買おうと思うものの、意識は山登りから山歩き、ロングトレイルからハイキングへとだんだんランクダウンしていく。これではいかん!ということで、一月に一度訪ねてくる訪問看護師さんたちに相談してみることにした。ついつい串田孫一の「山のパンセ」とか、氏のエッセイを3冊ほど買ってしまったが。

さて、訪問看護の日が到来し、2人に相談してみると止めたほうが良いとの助言。年齢的に体力も落ちているし、何より病気も回復中なのに無理をしてはいけないというのが一番の理由だった。

渋々ながらまずは療養第一と登山は諦めることにした。眼の前に広がる広大な展望は生涯拝めない事になってしまった。

しかし、なぜか登山技法書の代わりに買った串田孫一氏の登山エッセイは名文だ。文章を綴り続けることを人生のテーマにしたばかりなので、noteにエッセイを綴り続けることを山を登る代わりとして人生のテーマの一つにしたい。

最近色々と人生に変化が出てきたばかりだ。その変化を飾ることなくエッセイに綴っていくが、それが昔ながらのエッセイというか随筆だと思う。

さて、登山靴を履く代わりにキーボードを叩いて、人生のアレコレを綴っていく日々を過ごそう。


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