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多くの場合、公共図書館で司書は必要ない。

 かなり挑発的なタイトルになりましたが、司書であり実務経験を盾に大見え切ってます。(笑)

 とはいえ、現場での経験のある私からすれば

”現状の仕事内容であるならば”

の結論は変わりません。それ位、今の状況って図書館員目指す人のための環境になってないんですよ。

 練馬での非正規雇用の事件は別のnote

で書いてますからそちらを読んでいただくとして、本質はそこで書いた通りでもある。ちなみにこちらでかなり辛らつに書きますが、

公共図書館の普段占める仕事なら司書でなくても良い

んですよね。

 カウンター業務って、コンビニのバイトより楽ですよ。この辺りもお叱りが飛んできそうですが、司書であり実務経験がある私の見解です。それ位、特殊性ってもうほとんどないんです。単に端末の扱い覚えりゃいいのだから。

 反発する人たちは図書館内の申し合わせ事項とか色々ある!と反論しそうですが、

そんなのどこにでもあるだろ

で終わり。慣れれば覚えるし、勉強して理解してないと対応できないシロモノじゃない。単に受け入れたくないから言ってるだけに過ぎない。

 廻しものか?と思われるくらい辛辣ですが、これが現実でもある。だからこそ、私が訴えている点は

現状の仕事内容は意欲ある司書のみんなのためにならない

なのですしね。そことリンクしている訳です。

 これは私が実際に勤務していて、リーダーというポジションにいた時に意識してスタッフの育成を行おうとしてた点です。自分の知識・経験・対応能力によって処遇が変わった現実があったからこそ、最低限そこのラインを超えればその他大勢扱いになる可能性は低くできる。リスクを低くできる。図書館員としてやっていきたいなら、こういう向上が不可欠だ。そういう考えがあったわけです。

 でも、その後の状況はそうした専門的な知識・経験が待遇につながらない状況へと益々シフトしていった。これは実感から言うのですが、

予算削減と受注という枠組みの中で図書館司書のヤル気が犠牲にされた

のがずっと続いてきた。それが今でも変わってない。だから私が公共や大学図書館見ても、

そこそこ

な人たちばかりで、現状維持の路線から一歩も出てない。だから魅力がないままなんです。

 バカだなー、と思うのも企画で分かる。ああいうのってアレコレやってるけど感心するものって少ないんですよ。本来なら、

企画を打ったことでどれほどの利用増につながったのか

という検証を繰り返していないといけない。実績があってこそ、評価もできるし改善ややめる理由にもなる。が、私が見る限りこういう検証まで踏み込んでやってるトコはほぼ、皆無でしたね。これは学校・公共どちらでもです。実際にやってるトコあるよ!というのがありましたら、むしろ教えてください。

 これらの本質って要するに

お勤め果たし、頑張ってくれればいい

という、どこかで聞いたような曖昧な仕事までしか求められてないから。雇用側にしても、最初から味気なくて夢のないこと暴露して募集かける訳ないしね。(苦笑)

 このお勤め果たすことが、

日々の業務を着実に遂行

することであり、頑張ってくれることが

利用者に反発を食らわない程度の振る舞いをしてほしい

という意味につながって来る。だから、最初にも書いた

そこそこ

な状況に陥っていく。これで活性化なんて、出てくるわけないですよ。

 そもそも働いているスタッフたちはマジメで一生懸命です。さぼる人たちが少ないくらいで、基本的に意欲がある方だと思う。でも図書館以外でも働いたことのある私から言わせると

かなりゆるいからどうしても能力が低い

んです。これは図書館だけで働いていて、ほかに行こうとすると多分本人は愕然とするでしょうね。それ位現状でこのギョーカイに長くいることは危険なのですから。

 正直に申し上げて、私の図書館の勤務経験は他業種で全くと言ってよい程プラスに働きませんでした。むしろ図書館での勤務経験の中から、その業種で魅力に感じてくれる点を必死にアピールしなければならない。その分、こちらが交渉で不利になる。図書館業界に働くことが、いればいるほどマイナスに働いてしまうわけです。

 以前、そうした内容の記事がネットで出てましたが。アレは事実でしょう。それに対する感想はnote

で書いたからそちらを読んでいただくとして、仕事内容にこだわる理由の一端はまさにここなんですよね。

 私なりに過去の状況から現在に至るまでの流れ、そして労使の現場を自分の目で見て使う側の本音や思惑を考えてみた結果が、今の考えなのです。この動機は

なんとか愛着ある図書館の環境をよくしたい

司書の夢と希望を食い物にした搾取はやめるべき

かといって曖昧な中で現実に気づけないのもダメ

だからです。いたずらに使う側を批判・非難するのではなく、相手にも説得力を持ち、単なる奪い合いにならないようにする。本当の解決ってそういうものだ、と私は思っているからなのですしね。

 なので、現状である限り司書は不要。中途半端はやめて

司書を必要とするなら必要水準の仕事内容・待遇を作り

必要ない分野との明確な線引きを行い

当人の人生に悪影響を及ぼさないように配慮

しないといけない。これが結論です。

 

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元図書館ギョーカイの人。元職として図書館関連、歴史や経営・組織論、興味の沸いた分野中心に書いてゆきます。現在離職して通教で大学生やってます。
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