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プロ野球球団で、結果の出ない共通項とは。

 今年のペナントレースの結果が出ましたが、クライマックス勝ち抜いたトコだけ見たら

カネのあるチームが勝つ

になりましたね。(笑)

 とはいえ、ペナントレースではライオンズが優勝した訳ですから必ずしもカネがあれば優勝できるわけではない、という点が明らかになったと思われます。

 チーム作りというのはフツーの組織作りにも大いに参考になるため私の興味を引くところ。よって、独断と偏見で(笑)そのことについて書いていきます。

 まず、結果の出ているチームは

お金の使い方という方針が明確でそれに沿っている

と思われます。例えばホークスは、

常勝チームを作るために

その時の選手だけにお金を出すのではなく、二・三軍施設など育成を重視したインフラ整備にも投資している。体系的に人材を生み出しつつ、その都度足りない部分をFAや助っ人で補う。こういうモノでしょう。

 今回、それがけが人が出たことで表面化した訳です。リスク管理として、選手のみならず助っ人に関してもそう。デスパイネがダメな時のために、グラシアルを育成し、機能させた。今ではすっかり主力ですが、私は当初は30歳位であまり注目もされておらず、何より体の線が細かったのを覚えてます。だからこそ、ホークスの狙いって良いな、と感じました。

 ジャイアンツに関しても、こうした方針はほぼ同一ですが、インフラ整備や人材の供給方法、といった部分が多分に過去のレガシーに依存している部分があると思う。原さんが戻ることで、こうした路線の”修正”が図られたことでしょう。

 ライオンズに関しては、球団のレガシーをうまく活用しているのは同一ですがあくまで

現状の予算内でAクラスを

というモノだと感じます。実際、過去にBクラスに落ちた伊東さんを解任したのも、Aクラス維持という球団方針を満たせなかったから、という解釈も成り立つので。

 この点は実はマリーンズやほかの球団も大なり小なり同じだと感じます。この辺りでライオンズとの差が表れるのは何か?と言えば

人事権を握るフロントの能力の差

というところは絶対にあります。

 ライオンズの場合、常勝チームとして黄金時代を経てきた経験が球団内で蓄積され、それが何等かの形で継承されているのでしょう。この部分は内部事情なので推測の域を出ませんが、子会社扱いみたいにしていたら多分こうはなっていないのでは。

 一時期本体の西武が混乱していたこともあり、その間球団側での判断が求められたのでは?と推測していますしね。それが良い方向へとつながり、結果も出ている。今更西武本社側もチャチャ入れることで成績が悪くなり、批判にさらされたくない。優良資産と化したライオンズをきちんと運営してくれるなら、と干渉することを控えているのでしょう。

 一方、これが機能していなさそうなところは中途半端になって結果に結びついていないのでは?と感じます。具体的には

オリックス

ですね。くしくも私が批判の矛先を向けまくってるのが関西2球団とは…驚きですが。(餅ロン、好き嫌いじゃありません!w)

 成績の上がってないチームの要因を見ていると、大抵この

球団方針が明確でない

ことが多いですね。全体を統括するコアがゆらいでいるから、結果や状況に左右されやすい。だから、勝ちきれない。

 私が近年結果の出てないか、不安定なチームの共通項をどこかと探っていくと

① 予算が低い

② インフラの整備が遅れている(してない)

③ 助っ人の依存率が高い

④ 球団としてどういう方針で運営しているのか不明確

主な点はこれらになります。

 それで見ると、現在該当するチームって

オリックス・ドラゴンズ・スワローズ

になると思われます。

 オリックスに関してはさんざんnoteで書いたので省略。ドラゴンズに関しては①と③じゃないでしょうか。スワローズに関しては全部じゃないかな。

 上の基準からすると、こうしたチームがなかなか浮上しない理由って私は理解しやすいんですね。もうやりくりであわよくば優勝を…!という時代じゃなくなってきてるから。いかに選手の能力を伸ばすか、では従来通りでしょうけど今だと

それを引き出すための環境整備にまで手を付けているか

が必須となりつつあります。

 スワローズに関してはこの環境整備という部分がかなり大きいと思っています。これまた過去のnoteで書いているので省略しますが、

けが人が多く出る

登板過多の投手が見受けられる

好成績と最下位(Bクラス)という激しい乱高下

といった部分を見ると、中長期的な視点では

戦力不足だから無理させている

ように映る。だから一年無理しても、翌年以降につけが来る。これでは十分な戦力整備したことにはなりません。

 その点、ドラゴンズは森繁和さんのドミニカ・ルートによる補強がうまくいっているアドバンテージによって徐々にではありますが改善の兆しがある。もともとナゴヤ球場などの自前の施設も持っているため、二軍施設として問題になるまでには至らないでしょうし。

 つまり今後改善・解消の見込みがある球団であるなら、成績が向上する余地があると思われます。そういう観点からすると、どうしても

スワローズは大丈夫なのか?

となってしまうわけです。

 私はスワローズに恨みがある訳ではないので(それどころか野村克也さんのスワローズが大好きでしたし)、単純に問題と感じる部分を挙げさせてもらってますが

もったいないな

といういちファンの気持ちから書いてます。その点をご理解いただけると嬉しいです。

 

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元図書館ギョーカイの人。元職として図書館関連、歴史や経営・組織論、興味の沸いた分野中心に書いてゆきます。現在離職して通教で大学生やってますが、お仕事も募集中です。
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