衣替えのついでに、ワードローブについて本気出して考えてみたら意外なことが分かった話。

日に日に肌寒くなってきましたね。

この時期になると、去年の冬物を引っ張り出してくるのですが、

毎年毎年着る物がないことに驚きます😅

特に離島に越してきてからは、生活スタイルが一変したので、クローゼットの整理に頭を悩ませています。

所謂おしゃれ着を着る機会が激減し、釣りを始めたことで"ガチの防寒着"が必須となったので笑、

随分とワードローブを整理しなくてはいけなくなりました。

しかしながら、20代の時に気に入ってちょっと頑張って買ったコートを簡単に捨てられる勇気はなく…

どうしようかと悩む日々の中で、！

「とりあえず実家に置かせてもらおう！…のついでにずっと出来なかった里帰りをしよう！」と思いたち、

約一年ぶりに地元の静岡に帰省しました。

新幹線を降りた瞬間の空気。温かな風。

やっぱり地元は落ち着きますね。

実家に泊まって家事をしなくて良いのも嬉しいところ笑。

さっそく、実家のクローゼットにコートを仕舞い込もうとすると、

「うちにもいっぱい服あるから、要らないものは処分してねー。」

と母の声。

「要る服は離島に持っていったし、そんなに置いてある服あったっけ？」

と思いながらクローゼットを開けると、いっぱいに私の服が…。

ちなみに、私はおしゃれでも洋服好きでも何でもなく、ただただその都度必要最小限のものを買い足していった結果です。

「どうしてこんなに服があるのに今着る物が無いのか？」と、首を捻りました。

もちろんそれらのほとんどが"要らない"のダンボールに山積みになりました。

山積みの"要らない"服を目の前に、

今一度自分なりに服との付き合い方を真剣に考えてまとめてみました。

前置きが長くなりましたが、以下個人的な結論です。

服(や物)って不思議ですよね。

その時は気に入って買うのに、何年か経つと色褪せて見えてしまう。

デザインが気に入らなかったり、今の生活に馴染まなかったり。

しかもそれをほとんど毎シーズン繰り返している…

毎年毎年、「これで完璧ー！」と思うのに、一年経つと「やっぱり違う...」となってしまう。

でね、その原因を今までは選ぶ服のせいだと思っていたのですが、

今回よく考えてみると、その原因は"予測できない生活スタイルの変化"にあるのではないかなと思ったんです。

私でいうと、去年の今頃離島に越してきて、まさかこんなに釣りにハマって釣り三昧な日々を過ごすとは思っていなかった。

朝4時起きで、朝まずめの極寒の中で釣り場に立つとは思ってもみなかったんです笑。

だから、それが結果としてたくさんあるのに着る服がないという一つの"現象"となって現れたんだと思うのです。

で、ここからが重要なのですが、この「1年後の生活の変化って正確に予想できるのかな？」って思って…🤔

結論としては、1年後はもちろん、3年後、5年後の今頃。自分が何を大事に思い、どういう生活をしているのかなんて、結局はそんなに正確には分からないんじゃないかなと思ったんです。

ならば、「着れる服が無いと嘆くよりも、毎年毎年新しい自分に合った服を楽しんで買えば良いのでは？」
というのが辿り着いた結論です。

現象の捉え方を変えるというか…

もちろん、サスティナブルの観点から考えればものを簡単に捨てるのはよくないと思うので、寄付したりリサイクルしたり、そういう工夫は必要になってきますが…、

毎年毎年、衣替えの季節が来るたびに憂鬱になるのも、少し違うかなと思ったんです。

服の入れ替えを、人生の変化として前向きに捉えてみる。

去年の自分よりも成長したことを考え、感じる機会にする。

なんだか、そっちの方が心に良さそうだなと。

今着ている服を80歳になっても着れているかというと、そうではないし、ある程度消耗摩耗するのは仕方ないですしねー。

今年要らなくなったものは、薄手のトレンチコート。
今欲しいものは厚手のフリースジャケット。

そうしてワードローブを入れ替えながら、自分自身も変化していく。

過去のものにとらわれるよりも、そうして部屋の空気を入れ替えるように

持ち物も都度都度入れ替えながら、軽やかに人生を生きていったほうが、心地よいのかななんて。

人生の流れは早いですが、その時々に支えてくれた服に感謝して。

特段何もしない里帰りでしたが、1年ぶりに場所を変えてじゆっくりと考えられたので、

今の離島生活の有り難みや楽しみ、この1年頑張ってきたことなんかも客観的に考えられてよい機会になったなと思います。

やっぱり地元はいいですねー笑。

令和三年十一月十五日

富士山パワー満タンの(笑)
(頂上に雪が積もっているところを今年も見れてよかった〜〜)

たけのこめばるより