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私の夢の構想を再論する 〜 音楽で平和を!

[目次]                                                                                                               1) 改めて、私の夢とは                       2) これから関与したい4つの人道機関                3) 芸術家へ提唱したい”発想”                    4) We Are The Worldを常久化したい                5) 資金提供を超え、意識醸成へ                   6) 設立したい協会の名称について                  7) 資金調達力について                       8) 自分の内にある感性を信じつづけること              9) 世界中のお金持ちたちへ                       10)教養と想像力を望む                         11)社会との接点を大切にしたい

1) 改めて、私の夢とは

私の夢について、ここで改めて演述します。私の夢とは、一言にすれば — 音楽を初めとした芸術(作品)を通して、平和運動のための資金を募る事業に従事することです。ここでいう「平和運動」とは、次を意味します:
紛争で心身が傷付いた人たちや住処を追われ難民となってしまった人たち,自然災害で衣食住の足りない生活を強いられている人たち,生活地の医療環境が劣悪で適切な医療を受けられない人たちへ、必要な支援を提供すること。

無論、それらを受け入れたり参画したりするかは、対象となる当人次第であり、飽くまで私の意図することは、生活に係る、他の選択肢を示すこと以上のことでは、断じてありません。また、私が最終的に目指そうとするのは、組織的闘争が生じずに、上記の人たちが恒久的に存在しない世界を作ることであり、すなわち多様性が極限に達した世界を作ることです。                     なお、ここでいう「多様性」とは、人は押し並べて病貧争を望まない、ということを前提としていますが、このことについては、本稿での論点を曖昧にしないため、短絡させて記しましたので、別稿にて後日論じます。

2) これから関与したい4つの人道機関

夢の実現のために、私は現時点で、次の4つの国際人道機関の活動に、近い将来関与したいと考えています:赤十字社,UNHCR,WHO,UNICEF。        赤十字社とは、紛争時や天災時に発生する傷病者の救護活動をする人道支援団体です。                                UNHCRとは、国連難民高等弁務官事務所のことで、難民や国内避難民の保護・支援活動をする国連組織です。                      WHOとは、世界保健機関のことで、世界各国にいる人々の健康の維持を任務とする国連組織です。                          UNICEFとは、国連児童基金のことで、紛争や貧窮で生活苦を強いられている子ども達の支援活動や子どもの人権の擁護活動をする国連組織です。        冒頭で定義した平和運動の推進に重要な関連性を持つ機関として、この4つを挙げました。

3) 芸術家へ提唱したい”発想”

私が社会に対して、就中芸術家である人たちに対して提唱したいのが、例えばこれら4つの国際人道機関について、各種活動の資金を単独で募っているところを、芸術家が持つその力で資金調達を手助けする、という発想です。これらの機関は事務経費や職員の雇用費、広告・宣伝費に少なくない額を費やしています。ならば、それくらいは芸術家のパフォーマンス力などで献身的に補填し、あわよくば芸術家がもっと直接的に社会貢献する機会を創出してみませんでしょうか。

4) We Are The Worldを常久化したい

私が嘗て、そして今も多大な影響を受ける「We Are The World」(という楽曲/プロジェクト)は、多額の売上げを、アフリカのエチオピアの飢餓民へ食料や医薬品を送るために使いました。私はこれを常久化したい、あるいは事業化したいのです。イベント的にやるのではなく、これを常久的に行えば、芸術家の意義も変わるでしょう — 芸術家はただメッセージを発信するだけでない、資金面でも社会のお役に立つことができる。そこで、平和運動を展開することを志す芸術家が集う協会を設立し、世界中の芸術家でこれを運営したいのです — 協会なのは単に、設立のハードルが低そうだから。

おそらく異論は多く予想されるけれども、実力のある芸術家が集い、自身の作品や共同制作の作品で得る売上げを、先の人道機関などへ連携を目的に提供することに、何の問題もないでしょう。一方で企業などとは無縁であるべきで、平和のために連携する相手は、国際人道機関やNGO、NPOなどに限りたい。

5) 資金提供を超え、意識醸成へ

私は冒頭で自身の夢について,「音楽を初めとした芸術(作品)を通して、平和運動のための資金を募る事業に従事すること」と記しました。しかし、資金調達ないし資金提供が最終的な目途ではありません。世界の平和を実現するには、人類社会を構成する一人ひとりが、できる限り多くの時間、平和な世界について意識し、平和実現のために何ができるか、何が必要か、そもそも平和な世界とは何か、を考えるようにならないといけないでしょう。

そうした働き掛けを、芸術は成し得る;人類社会の一人ひとりに、何かについて働き掛ける〔何かの意識を醸成させる〕ことができる、有用なツールこそ、蓋し芸術ではないでしょうか。芸術家の仕事とは、そういうことです。つまり、芸術家の仕事とは何か、という問いを、私の構想は含んでもいます。

6) 設立したい協会の名称について

少し話が脱線するけれど — 近い将来設立したい協会の名称を決めるのが難しい。日本語では「平和芸術家協会」が現段階の一候補で、英語ではそこで「Association」を用いるべきか、はたまた「Society」を用いて、例えば「International Society of Artists for Peace」などとするべきか、考えあぐねています。識者の知恵を、いつか拝借し考案したいです。

7) 資金調達力について

閑話休題、とにかく今は音楽作品を発表して、一人でも多くの人たちにそれに募金してもらう;これをまずは、先の4つの人道機関に提供する — 順序は不同である。最初は微々たるものでも、各人道機関の資金調達力を漸進的に上回るようになれば、この発想(事業)の意義は大きく高まる。

しかし、そこまでの資金調達力を付けることなど、どれほど可能なのだろうか。私が単独で、となれば、彼のマイケル・ジャクソンほどの知名度と実力を身に附けないといけなくなるだろう。だがそれは、ほとんど大海撈針(たいかいろうしん)である。しかしながら、マイケル・ジャクソンとまで至らずとも、私が自分の生活費くらいの売上げが得られる程度以上の実力を身に附けた上で、世界中から多くのアーティストと共にこの事業に取り組めば、まったく可能ではなかろうか。多数で取り組めば、一定以上の調達力を附けることは、単独でやるよりかは圧倒的に容易になります。それに、多数で取り組めば、多くの人たちに影響を与えやすくもなる。これが好循環を生めば、多くの芸術家が参画するようになるし、多くの人たちが注目して、平和への意識醸成のインセンティヴを、どんどん育てやすくなります。

8) 自分の内にある感性を信じつづけること

だから今は、すぐにでも音楽作品を発表して、世界の非平和な現状を伝えながら、それに1セントでも多く募金してもらうよう訴えるしかない。私の取組みについて非難する人もきっとあろうが、必ず賛同して募金してくれる人はいる。同時に、賛同して「一緒にやるよ」といってくれる芸術家も、きっと現れる。そういう人たちに積極的に働き掛けながら、そしてそういう芸術家と積極的に協働しながら、発想を根気強く具現していけば、必ず色々な人たちが興味を示し、理解を示してくれるようになる。これが真実であるかどうかに関わらず、私はそう、強く信じています — いつか別稿を設けたいが、私の人生論について,「生きる」とは、真理を追求し発見することではなく、ただ自分の内にある感覚/感性を信ずること、それだけなのです。

9) 世界中のお金持ちたちへ

世界では必要最低限の生活費以上の収入を得ている人がいて — そうでない人が大半だが得ている人は”大半の人”の目が飛び出るほどの収入を得ている、そういう人たちは資本をせっせと蓄えるが、もっと平和運動のために貯金を拠出してくれれば、世界の平和度はもっと高まるはずだ。例えば、難民のケアの質を高められたり、生まれてすぐ死んでしまう赤ん坊を現状よりも多く救えたり、自然災害が起こって被害を受けた人が普通の生活に戻れるまでの期間を短くしたりできるはずです。お金があれば紛争を止められる訳ではないけれど — 紛争の停止や解決は経済的というより極めて政治的な問題であるから、お金があれば悲劇を少なくできたり、起きても被害を最小限に喰い止めたりすることはできるでしょう。

資本は蓄えるものでなく、循環させるものです。もっと言えば — 人の命を守ったり、人権を護ったりするために使うものです。

10)教養と想像力を望む

紛争下でレイプされ、心も体もズタズタに壊されてしまう少女が、過去に現在に将来に、ごまんといるのに、どうして散財して豪遊などしていられるか。そうした少女に遭ったことがなくとも、そういう苦しみのなかに溺れ死にそうになっている尊い命が、世界には多数あるのだということを、知れるだけの教養を少なくとも持つべきだし、想像力をやはり付けるべきだと思います。(それが叶わないのが、世界の不条理です。だけど、それが叶うように、と種々の活動を展開されている方々が、世界中にはたくさんいて、こうした人たちに私は高次の敬意を心から払いたい。また、いつも勇気を頂いています。)

11)社会との接点を大切にしたい

個人的には芸術が好きだし得意だから、それを通して私は苦境に立たされてしまった人たち(=人権を蹂躙されている人たち、人としての尊厳を奪われてしまった人たち)の力になりたいと思う。

私には私にできることをする。私は医者ではないから、負傷した人を治療することはできないけれど、芸術を通して、開発や医療、インフラ建設などの専門家が現地で活動するための資金を提供することぐらいは、色々な人たち(仲間=芸術家)と協力して努力すればできるはずだし,「大変なことが起きてるよ!」と世界に知らせることくらいは、多くの(将来の)仲間と懸命に協力すればできそうです。

私はそのことに一生涯を費やしたい。私にとって、これは挑戦です。芸術は私の好きなことだけれど、ただ一人で沈潜して自分の心を満足させているだけでは良くないと思う — やはりどこかで、社会との(ポジティブな)接点を見出さなくては。

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