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Vol.123 教師の?思考

 ここ最近、様々な本を読んできましたが、久しぶりに若松先生の本を読むことができました。若松先生の本を読んでいる時は、自分の経験や価値観とつなげながら一生懸命「解釈」しようとしています。今回もおもしろかったです。ただ単純に「おもしろかった」という言葉で終わらせないようにしたいです。

 少し前までの自分は「こうすればうまくいく」を教育書やネット、先輩の話から探し続けていました。ただ、結局それを探すのではなく「見つける」ことが大切なんだろうなと気づき自分の頭で考えることを今の自分は大切にしています。

 この本を読みながら「問い続ける」ことが教師としての「よりよい成長」につながるなぁと思いました。結局、方法を「見つける」過程が大事でその過程は「問い続ける」ことなんじゃないかなと。ただ、「問い続ける」という過程が大事とわかっていながらもそれを行動にうつすことがしんどいです。

  • 自分に自分で問うときの難しさ

  • 課題にばかり目が向いてしまうしんどさ

  • よさに気づけない自分

  • 周りと比べて生まれた問い

こうした「しんどさ」「大変さ」ばかりが意識にあるから問い続けることから離れてしまうのかなと思いました。

 でも、この本を読みながら気づいたことは、「すぐに解決しようとするからしんどくなるのでは?」ということでした。

 私自身、若手の頃は「目の前で起きていることをどうにかする」ことで頭がいっぱいになってしまっていました。なぜなら、「すぐに解決しなければならない」「早くどうにかしなければいけない」と思っていたからです。また、それだけでなく「すぐに解決できるものだ」と考えていたのかもしれません。

若松俊介(2023),教師の?思考 一人一人の子どもに「最適」な指導・支援を考え抜く P43•44

 という話の後に「そこで何が起きているのか」というのを丁寧に捉えることについての話が出てきます。
 この「そこで何が起きているのか」を捉えるということが大事だなと思いましたし、「そこで何が起きているのか」をより丁寧に捉えるために「問い」が関係しているんだなと思いました。

 「問い」にばかり目を向ける、生まれた「問い」とばかり向き合い続ける、のではうまくやれそうにないです。
 子どもたちの「よりよい成長」を願い、「いま」目の前で起きていることに対して、教師としてできることはなにかを考える。そのときに「いま」を丁寧に捉えるためによく見たり、聴いたり、考えたりすること。そこに「問い」が関わっているということだと思いました。

 これって、自然と日常的にやっていることだと思いました。ですが、これからその「自然と」「日常的に」やっていることをより丁寧にじっくり様々な角度からやっていこうと思いました。

 こうした「問い続ける」過程を大事にすることが僕のこれからの成長につながりそうです。がんばります。

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