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心やさしき鬼が持つジェラートの導きで孫思いの犬と出会った

先日、子どもの描きたる鬼 ジェラートなるもの持ちけりという託宣を受け、近所にあるという伝説のジェラート店に出かけたのです。

起きるなり「きょうは最高の日!なぜならジェラートを食べに行くから!」と大はりきりの子ども。午後から雨予報だったので開店時間に合わせて早めに出立しました。

Googleには営業中って書いてあったのに休みでした。

矢吹丈ばりに自転車の後部座席で白き灰になる子ども。そのあんまりな落ち込みっぷりに気の毒になったので2駅先にあるという食べログ3.6の伝説のジェラート店に行くことに。

雨もふるふる詐欺で意外と降らない。順調に到着したジェラート店は添えられたスプーンのさきに別のフレーバーを一口ぶんオマケで足してくれる素敵な店でした。

目的は達成しましたが 欲の出た子ども。お次は「どこか私が楽しく遊べるところはないの?」

どこのお嬢様やねん。

大きな街のため でかい公園もあり、園内に動物園もある。行きたい!とのことで動物園に。道すがら伝説のジェラート店を3つばかし発見。伝説 多くない?

ひさびさの日中でも涼しい日。動物たちも元気でした。少し雨がぱらつきましたが、シャワーのようで気持ちが良かった。

リス園のリスがところ狭しと駆けずり回っていて恐ろしかったです。めっちゃ元気。リス。

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ヤギ

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カミツキガメ

園内の遊具広場にて気になったおともだちに勇気を出して声をかけ、一緒に遊ぶ子ども。内弁慶なので とても勇気がいったことでしょう。

コロナ禍の状況だと 親側の視点では知らない人と近くでかかわることは少し怖いのです。自分たちが無自覚のウイルス保持者ではない保証はどこにもなく。(熱もなく健康体です)相手のお母さんにとっては、ご迷惑なんじゃないかと。

大きい公園に出かけてらっしゃるのだから あんまり気にしてはいないはずですが…。難しい…

でも子どもがつながりを自分から持とうとするのを止めることは どうしても出来なかったし、子どもには成功体験となったようです。

でも親がビビりで それ以上のつながりを持てなかったです。ごめんね…

親もがんばるよ。

子どもは電車で爆睡でしたが2駅しかないので 白目むく彼女を必死こいて起こし最寄り駅に到着。

帰り道。子どもに何故だか すり寄ってくる犬氏。

散歩に連れていたおばあさんいわく「あなた(うちの子ども)と同じくらいの孫がいて、犬は孫がとても大好きなの。でも今はこんな状況(コロナ禍)でずっと遊びに来れていなくて。きっと犬は孫と一緒に歩いてるみたいでうれしいのね」

やさしく やさしく歩く犬でした。子どもの速度に合わせてぴったりと寄り添って。時おり子どもの顔を見て。すり寄る。

お孫さんが本当に大好きで大切に思っていることが伝わってくる歩き方でした。そして会えなくて寂しいのだということも。

犬氏に ひとときでもお孫さんと一緒に歩いたかのような時間をあげられたなら とてもうれしい。

子どもも動物好きですが賃貸アパートで飼えないため「かわいかった」とうれしそうに はにかんでいました。

道が別れるまで一緒に歩いて またねとバイバイ。なでられるのは嫌いという犬氏。

この日は近所のジェラート店に行ったら雨だし引きこもっている予定だったのに ずいぶん盛りだくさんな一日となりました。

心やさしき鬼の導きだったのでしょう。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

ジェラート食べに行くことになった流れはこちら







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