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音をつむぐ㊷「ジユウ」

【活動について】

音楽活動では仕事という枠を超えて私自身が大切にしていることを素直に表現しています。制作した作品を通して、聞いて頂いた方が「何か」を感じ、「気づき」の機会となったのなら、それが大きな喜びです。
そのような思いでライフワークとして音楽活動を続けています。

■「ジユウ」動画をアップしました!!

■バンクシーの絵

この楽曲を作ったときのイメージは
イギリスを拠点とする素性不明のアーティスト「バンクシー」が頭の中にありました。バンクシーはどこからか来て、街中の壁などに反資本主義、反権力など政治色が強い絵を描き、どこかへまた消えていく。
これらの絵を見て、僕は「自由」という言葉が頭の中に浮かびました。
もちろん、以前から「自由」というテーマはありましたが、このバンクシーの「正体不明」「逃走」というイメージも重なって、歌詞ができたようにも思います。そして、路上に描かれた絵が、どこか、こんな歪な社会を嘲り笑うようなイメージも持ちました。そんなイメージを頭の片隅に持ちながら作っていきました。

■十一面観音立像の「暴悪大笑面」

十一面観音の表の顔は穏やか♪

さらに、最近知った 「向源寺」の、国宝・十一面観音立像後ろにある顔について知って、
「あっ!!」「これだ!!」と思ったので、ちょっと紹介させてください。
この「ジュウ」という楽曲のサビの歌詞

「~世界を煙に巻いて ゲラゲラ笑う~♪」

なんとなく、ただふざけている主人公が疾走していて笑っているという感じだけではないニュアンスとして、自分の中から出てきた言葉なんです。

観音様の表の顔とは全く違う「裏の顔!!」

観音様の後頭部にある、このお顔「暴悪大笑面」を見たときにちょっとびっくりしましたが、「ジユウ」の楽曲をすぐに思い出しました。
暴悪大笑面「邪を笑う相」「煩悩だらけの人の愚かさを笑い飛ばす表情」「悪行を大口を開けて笑い滅する」と言われています。
わらって悪を滅するということ。

なんとなく、サビの部分がこういう意味での笑いだと思って頂けると、この楽曲の意図が伝わるように思いますので、補足させて頂きました。

■「ジユウ」下記よりダウンロードできます。

ここまで読んで頂きありがとうございました♪