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中村彝アトリエ記念館 と 佐伯祐三アトリエ記念館

中村彝(つね)アトリエ記念館

目白駅から歩いて行きました。

私が中村彝を知ったのは、新宿中村屋サロン美術館でした。作品は新宿中村サロン美術館にある、相馬家の長女 俊子をモデルにした「小女」や、国立近代美術館のエロシェンコ像が有名です。

エロシェンコは盲目だったんですね。解説映像で知りました。また、彝と俊子との恋は結ばれずにいたり…。

中村彝の画風がこれほど多様だったのは、知りませんでした。
晩年の作品なんか、なんか素敵だと思いました。

複製です。
実物は(左)徳川美術館、(右)大原美術館にあるそうです。

柳瀬正夢や村山知義とも交流があったんですね…。次に行った佐伯祐三アトリエ記念館に資料としてマンガが置いてありその内容から知りました。
中村彝アトリエ記念館の受付の方にとても親切にしていただき、人が少なかったためほぼ貸切に。15分ほどのビデオも最初に回してから再生してもらいました。ありがとうございました。

この下落合の地域付近には、教会がたくさんあり、空襲もまのがれたのだそう。
使える素材は当時のまま残して再建されたそうです。

南まどだと日差しが強すぎるので、北に天窓があります。柔らかい日差しが絵を描くアトリエにぴったりだったんですね…。素敵。

北が一番明るい。
玄関あたりは締切にして、そこに椅子を置いて仕事していたそう。
病弱だった彝を気遣って、人の出入りは、お勝手側からだったそうです。


南は居間になっています。
彝は、ベッドをこの部屋に置いて庭を見て絵の構想を練っていたのだとか。
こちらも扉がありますが、玄関ではありません。




裸婦の後ろの椅子がありました!
こういうのを見つけた時が一番の醍醐味。
絵の世界に入ったみたいな気分になります。



またね〜!



続けて、徒歩で佐伯祐三アトリエ記念館へ。
いやー。迷いました。
近くを行ったり来たりしてようやく辿り着きました。ここ、迷わず行けるのは凄い。

佐伯祐三アトリエ記念館


やぁ!





私の中で、名前と絵が一致していなかったのですが、ようやく辿り着きました。

佐伯祐三は近代美術館にある《ガス灯と広告》などパリの絵が有名です。
最近では、東京ステーションギャラリーで展覧会も開催されました。(行きたかったなー。)
その時の、ポスターになっていた《郵便配達夫》は大阪中之島美術館にあるようです。

デスマスクではなく、ライフマスクがあるのがユニークですね。

ライフマスク、複製も展示してあります。
仮面類が苦手なので写真は自重させてください…。


近くには、『放浪記』や『浮雲』を書いた林芙美子さんの記念館もあります。

林芙美子記念館は、以前伺ったときに、
記念缶バッチをいただきました。(現在は配布してないかな)

更紗の布を使った押入れが、遠目からでも素敵だったのを覚えています。。

最近だと、東京都現代美術館のウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台でも、作品の題材になっていました。

撮影の舞台に、林芙美子記念館がつかわれていたり。

お近くにお越しの際はこちらも是非!



そして、中村彝アトリエ記念館と佐伯祐三アトリエ記念館の帰りには、国立近代美術館の棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタへ。

生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ展




以前開催されていた、
棟方志功と杉並 「荻窪の家」と「本の仕事」2021.10.30-12.5 杉並区立郷土博物館 ・杉並区立郷土博物館 (分館)
の展覧会が記憶に残っていて、たいへん勉強になりました。

初めて棟方志功の作品を好きになったのは、神奈川県立近代美術館の鎌倉別館に展示されていた作品。

それから、ムナカタさんの馬の題材の絵が好きになりました。

以前の記事みつけた😆笑
府中市美術館でも展覧会やってたね。

この日、三井記念美術館も行きたかったけど、また今度。


今回、中村彝アトリエ記念館と佐伯祐三アトリエ記念館を、まわろうと思ったきっかけの本。

借りて次の日には、足を運んでいました。
『366日の東京アートめぐり』
よかったら是非ご覧ください〜!

10月中にいろいろまわってみたいなー。


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