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家族四人で「STREET THE MUSICAL」に行ってきた!

ここ最近、2歳の長男に物心がつき始め、いろんな物事を楽しめるようになってきたので、エンタメやアートなどをどんどんインプットしてあげたいと思うようになってきました。

そんな折、2019年5月25日(土)〜26日(日)に横浜の元町ショッピングストリートで「STREET THE MUSICAL」が開催されるということで「これは体験させてあげねば!」と思い、さっそく家族四人で行ってきました。

「そもそもSTREET THE MUSICALってナニ?」という方は、このプロジェクトの仕掛人である広屋佑規くんのTwitterをチェックしてみてください。下記の投稿でNHK「おはよう日本」の番組内での特集が閲覧できます。

さて、本題に戻ります。

今回、僕と奥さん、長男(2歳)、次男(0.5歳)の四人で元町まで行くにあたり、まだまだ手のかかるチビッコ兄弟の授乳やオムツ替え、生活リズムなどを考慮する必要がありました。隣の県とはいえ、そこそこな遠出です。いろいろと考えた末、これを機に初めての家族四人旅行にトライすることにしました。

実は、これが結果的にだいぶ功を奏しました。旅行と割り切って宿を押さえたことで、ホテルがベースキャンプになり、気持ちと時間に余裕を持って二日間を楽しむことができたのです。

個人的にとても良い経験になったので、来年、もしまたSTREET THE MUSICALが開催された時のために、楽しみ方のひとつとして二日間の流れをnoteに残しておこうと思います。

ローズホテル横浜

まずは、タイムズのシェアカーを利用して車で「ローズホテル横浜」へ。このホテル、中華街の入口に位置していて、山下公園まで徒歩5分程度、STREET THE MUSICALの開催される元町ショッピングストリートまでも徒歩15分程度と神立地でした。

また、子連れにも優しく、小学生以下は添い寝無料ベビーベッドもレンタルでき、子供用のアメニティも一式用意してくれました。


一点、注意してほしいのは、バルコニーの柵がめちゃめちゃ幅広で子供が普通にすり抜けられるほどなので、絶対に子供がバルコニーに出ないよう気をつけてください。一応、バルコニーへの扉は鎖で数センチしか開かないようにはなっているんですが、大人は通り抜けられないものの、小さい子はスルリとすり抜けられそうな幅でした。
我が家は、ベビーベッドをレンタルしていたので、バルコニーへの扉を潰す形に配置して長男がいたずらできないようにしました。いろいろ試して、このゾーニングが最適解だと思ってます笑

ちなみに、ローズホテルは中華料理屋「重慶飯店」がホテル内にあり、ルームサービスで注文することができます。遊び疲れたり出歩く気がしないときや、中華街の人混みを避けたいファミリーはおすすめです。

さて、この日ホテルに到着したのは昼過ぎ。チェックインは15時だったので、とりあえず車と荷物を預け、まずは近くの山下公園へ散歩にいきました。

山下公園

ローズホテル横浜から歩いて5分程度の「山下公園」。広大な芝生エリアと海を臨むシチュエーションに長男は大はしゃぎ。ひたすら駆け回っていました。ただ、この日は令和イチピーカンの夏日。炎天下での熱中症が怖くて日向にはあまり長居できませんでした。

それでも、木陰は海風が通って心地よく、ホテルのチェックインまでのひととき、ゆっくり休日を満喫することができました。

元町ショッピングストリート

炎天下の山下公園で思いのほか体力を消耗してしまったので、一度チェックインをしにホテルへ戻り、涼しくなる夕方まで小休止。これが宿をとった最大の利点宿をベースキャンプにすることで、無理せず臨機応変に一日を楽しむことができます

さて、体力が回復したらいよいよお目当のSTREET THE MUSICALを観に「元町ショッピングストリート」へ!ローズホテル横浜からはベビーカーでも徒歩15分程度でした。近い!

元町ショッピングストリートへつくと、早速軽快な音楽と歌声が聞こえてきました。STREET THE MUSICALでは14時半から18時のフィナーレまでの間、数十分に一度ストリートの複数箇所でミニライブが開催されるようで、僕らが着いたときがちょうどその時間でした。やはりライブパフォーマンスは臨場感があり、それが異国風情と港情緒が混じる元町の景色とあいまって、非日常の中に没入させられます

ミニライブ後に今回のSTREET THE MUSICALの仕掛人であり、母体となるプロジェクト「Out Of Theater」の発起人である広屋くんが顔を出してくれました。(忙しい中、ありがとう!)友人二人にもばったり遭遇し、一気にホーム感が。長男は友人のよしよしお兄さんと、マテコお姉さんの二人に今日イチの大爆笑でしたが、広屋くんにはポカンでした 笑

ミニライブが終わると人だかりもまばらになり、ショッピングストリートの全景が見えてきました。約500メートルのストリートには、ところどころにケータリングや飲食スペースが用意され、どこか異国の休日を旅しているような雰囲気を感じさせてくれました。

さっそく、僕らもサンドウィッチとオーガニックワインを買って、夕涼みを楽しみました。スパイスの効いたソースのサバのサンドウィッチが白ワインに良くあって、正直、ここでもう一杯二杯と始めたくなってしまいました 笑
このサンドウィッチ、めちゃめちゃ美味しかったのにお店の名前を聞き忘れたのが悔やまれます。

ちなみに、元町ショッピングストリートには、「元町オアシス」というパウダルームが常設されているようで、オムツ替えや授乳の必要なお子様連れには優しい街でした。ただ、スペースはそんなに広くはないみたいなので、混雑しているときは待たされるかもです。うちの奥さんはちょうどフィナーレ中に立ち寄ったので、空いていたようですが。でも、こういう心配りのある街には、それだけでまた遊びに来たいなと思えてきます。

STREET THE MUSICAL

さて、日も暮れてきていよいよ、フィナーレが近づいてきました。どこからともなくと、人も集まってきて本番前のざわつきが期待感を煽ります。事前にPeatix(eチケットサービス)で購入した応援チケットで、長男用のエッグシェイカーをもらい本番に備えます。
ちなみに、このエッグシェイカー、相当気に入ったようで翌週保育園に持って行っていました 笑

STREET THE MUSICALのフィナーレは、数十人の俳優たちが約500メートルのストリートを端から端まで約50分かけ、少しずつ練り歩きながらミュージカルを演じていきます。観客たちは歩道で待機して目の前を通っていくミュージカルを楽しむこともできれば、後ろから俳優たちの後をついて行って最初から最後まで演目を楽しむこともできます。

最初は、歩道で見られれば良いかなとも思っていたのですが、「今回は列の前方にお子様連れの方優先のスペースを設けています。ベビーカーの方もお入りください。」というアナウンスが入り、勇気を出して長男と二人でミュージカルについて行くことにしました。

目の前で繰り広げられるミュージカルに目を奪われつつも、ついて行く人の多さに圧倒される長男と僕 笑
頑張って最後までついていこうとは思ったのですが、ベビーカーでついて行くには流石にスペースが狭く、周りの子達にぶつかるのも危険なので途中で断念しました。

途中で列から抜けた僕と長男は、脇道で先回りしてフィナーレの終着地点にある車椅子やベビーカーの方専用の優先エリアへ。のんびり息子と遊びながら、一団がやってくるのを待ちました。
ちょっとスタンバイが早すぎようで一番乗りしたら、赤絨毯にポツンとベビーカーが一台、やたらと目立ってしまいました 笑

しばらくすると、遠くから歌声と大勢の人の気配が近づいてきました。今度はスペースも視界も余裕をもってミュージカルを楽しむことができ、長男も大満足で大団円を迎えることができました。優先エリア、本当に助かりました

さて、本来であればこれでショッピングストリートを後にし家路につくのですが、この日は宿をとっていたので、この後も街をブラブラしながら翌日に向けたリサーチも楽しむことができました。

さて、ここからはSTREET THE MUSICALとは直接関係はないんですが、STREET THE MUSICALをきっかけにして楽しむことができた元町ショッピングストリートのお店について紹介していこうと思います。

GODIVA

のっけから元町じゃなくても楽しめる店舗なんですが…
奥さんが「GODIVA」のショコリキサーが大好物で、連日の炎天下もあり入ってしまいました笑
ちなみに、僕も気に入ってしまって二日連続でお買い上げ。ミルコチョコレートがおすすめです!

ITOYA

石畳の港情緒あるストリートでひときわ目立つ洗練された外観の「ITO-YA」。特に用はなく、文房具が好きなのでなんとなく入ってみただけだったんですが、そういえば午後に横浜の実家に立ち寄って妹夫婦に出産祝いを渡す予定だったので、ご祝儀ポチ袋を購入しました。
こういう予定にない買い物を楽しめるのもショッピングストリートならではだなと思いました。

Hanna Kids Hair Salon

しばらく伸び放題だった長男の髪の毛をさっぱりさせたくて、事前に予約したキッズ向けヘアサロン「Hanna Kids Hair Salon」。いつも二子玉川のお店に行っていたんですが、ちょうど他のヘアサロンにも行ってみたいと思ったかったので、元町にあったら一石二鳥だな〜なんて思っていたら見事にありました 笑

待合スペースはそこそこ広めで子供用のおもちゃもたくさんありました。

カット中は、カタログの中からリクエストしたビデオを見せてくれます。

イスは子供が大喜びのスポーツカータイプこれが目当てと言っても過言ではないです 笑 おかげで終始お利口さんでスッキリ短髪になれました。

Pas de Deux

最後はぶらぶら散歩していたら見つけたお花屋さん「Pas de Deux」。あとで調べたら「パ・ド・ドゥ」と読むらしいです。
ちょうど実家のばあばに母の日のプレゼントをあげられていなかったので、ここで買ってくことにしました。店内は季節の花や植物が所狭しと並んでいて、ちょっとジブリっぽい雰囲気を感じました。

長男のチョイスで白と黄色をリクエスト。気さくな店員さんが手際よく見繕ってくれました。
そして、このお花屋さんで二日間の元町旅行を締めくくり、実家へと向かいました。

まとめ

という感じで、今回はSTREET THE MUSICALをきっかけにして思わず、元町旅行を楽しむことができました。二日間の間に、STREET THE MUSICAL以外にも思わぬ発見や予期せぬ楽しい時間を過ごすことができ、予定調和では得られない旅行の楽しみ方ができました。
以下、STREET THE MUSICALを子連れで楽しむための5つのポイント

1.思いっきて旅行にすると、余裕を持って楽しめる。
フィナーレでは、優先エリアを利用する。
せっかくなので、その街でできる予定を一つ入れてみる。
スケジュールに余白を持って、街全体を楽しんでみる。
また来年も、さらに楽しめるように応援チケットを買う。

公共空間を劇場化した没入型ライブエンターテインメント」そのコンセプトの素晴らしさと、街と連携して一つの作品を作り上げる実行力には本当に感動させられました。さらに、一つのエンターテインメントを通して、その街の魅力に気づかされるという体験は、「エンタメのその先」みたいなものを感じることができてとても勉強になりました。来年もあるなら、ぜひまた家族で参加したいと思います。

おまけ

どうやら長男とNHKデビューしました。

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