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なんで校則を守らなきゃいけないの?

こちらの続編です。

学生にとって、校則ほど煩わしいものはない。前髪が眉毛にかかっちゃダメとか、膝が見える丈のスカートはダメとか、誰しもが一度は「なんで守らなきゃいけないの?!」と思ったことがあるとおもいます。

わたしが学生生活を通して、そして一瞬の教師人生を通して編み出した答えは、「生きやすくするため」それから「自分を守るため」。

わたしが通ってた高校は、秋田県由利本荘市にある。偏差値でいえば自称進学校と揶揄されるくらいで、その地域ではある程度の学力がある子が多い。

そんな学校だと、地域の人もいろんな期待を寄せてくれることがある。ただその反面、厳しいことを言われることもある。

自転車のマナーが悪いと苦情を寄せられたり、これだから本高生は…と嫌味を言われることもあったり?いろいろあったらしい。

ここで校則の登場。校外でも服装やその他諸々の決まりを守って大人しくしていれば、変ないちゃもんをつけられることも少なくなる。つまり、嫌なことを回避することで少しだけ生きやすくなる。

社会人経験が乏しいわたしが言うのもあれだけど、社会人も似たものかな、と思う。髪の毛が明るかったり服装が派手だったりすると、それ自体はなんの問題もなくても文句を言われる標的やきっかけにされやすいから。

面倒であることに変わりはないけど、そういうことを早めに教えてくれたんだとしたら、まあ少し納得はできるかな。

月日は経ち、今度は教師の立場になった。わたしが一瞬だけ勤務した高校は、札幌近郊にある。つまり、地元よりは格段に人の多い街。

これはこれでまた、別の問題が生じる。人口が多い街には、どうしても不審者や変な人が紛れ込みやすい。

男子はまあ大人しかったけど、派手女子たちは校則に対して黙っちゃいなかった。放課後校内のトイレで化粧をしては、時代錯誤なほどスカートを短く折って街へ繰り出す。

どう見ても危うい、いろいろ。君たちが見せたい対象だけじゃなく、いろんな人に見られてることに気づいてほしい。

未成年は、やっぱり大人が守らなきゃいけない存在。だから、校則である程度縛らなきゃいけない。と、大人になってからは分かった。

そんなだから、やっぱり決められた校則にはほとんど意味があって(変なのもあるけどね)、自分たちを守るためなんだよ。と、中高生のうちに気づける人がいたら天才。

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