自分自身を伝統文化にするという思考-テクノロジー時代に必要なブランド価値とは何か-
いきなりですが、私は28歳から6年間かけて製作してきた作品の一部をご覧ください。TAKEHANAKE BRAND作品です。
薄い木を折りの構造で照明に仕上げた作品
薄い木を折りの構造でアクセサリー置きに仕上げた作品
移動可能な陶芸窯で焼いた世界で一つの陶器作品
線が面を超えて立体になろうとする様子を表現したアート作品
柔らかな和紙で製作した照明作品
折りの構造で製作したペンダントライト
電気をつけると秋の山、電気を消すと冬の山となる照明
私が常に意識していることは「ブランド価値とは何か」ということです。売れる物、高価な物がブランドというイメージがありますが、私が考える「ブランド」とは「自分自身を表現した物に価値が生まれる」「現象」だと考えています。
これからブランド価値が重要になると考えた28歳の夏(現在34歳)。自分にできること、自分なら少しでも人より優位に立てること、人に自慢できることは何かを考えました。そして見つけ出したのが
「面白いコンセプトを生み出せる」と「建築学科で身につけた手先の器用さ」
でした。
まず取り掛かったのは日本の伝統文化を自分の技術に消化した作品を1日1個作ること。そして国際コンペも含めてコンセプトで勝負し、世界と自分の距離感を計ることでした。
するとだんだん誰もが見たり聞いたりしたことのない作品が作れるようになってきました。しかしここからが問題山済みです。なぜなら「誰もが見たり聞いたりしたことのない作品」は孤独だからです。
だったら自分自身が伝統文化になって多くの人に必要とされるしかない。でもそれには長い時間がかかる。
でもそれを乗り越えることこそがテクノロジー時代に必須となるブランド価値を得ることなのだと思います。
ナガオカケンメイさんは「日本の伝統文化が雑貨化する」と言われました。私はそんな世界に向けて日々作品作りを進めています。
ちなみに...
今大人気の信楽焼の文五郎窯さんとのコラボレーション作品など職人や企業とタイアップし、雑貨化しない商品作りにも力を注いでいます。
電気を消すと観賞用の壺として、電気をつけると照明となる「2面性のある壺」TAKEHANAKE design studio×文五郎窯
https://twitter.com/masaka114?lang=ja
TAKEHANAKE DESIGN STUDIO
KURA COCOLONO
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