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インクとケント氏 番外編

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ボクのFacebookやmixiは閉じすぎている。そんなときにnoteに思いついたり思い出したことを書いています。
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2016年6月の記事一覧

大正デモクラシーへの道(後編)

かくして明治時代は45年(1912年)7月30日をもって終わり、7月31日から大正元年となります。以前日が被っていると書きましたが誤りでした。官報を調べてみたら、7月30日は明治45年付けで発行されてました。訂正します。

一時的に無政府状態になった明治38年、そして明治43年幸徳秋水事件のショック。江戸幕府が倒れたように明治政府だって…という感覚は、当時の人にとっては案外リアルだったのではないで

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大正デモクラシーへの道(中編)

日比谷焼討事件が起きたには明治38年(1905年)でしたが、最近読んだ本にはこれを大正デモクラシーの始まりとするという記述がありました。(『大正を読みなおす』子安宣邦著)

最初「?」って首を傾げました。

明治は明治45年7月30日までのはずです。大正時代までまだ7年あります。

しかし前編でも述べたように、この日比谷焼打事件で日本は一時無政府状態に陥ったのです。実はこれが大正デモクラシーと大い

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大正デモクラシーへの道(前編)

明治10年(1877年)に西南戦争がなんで起きたかってのが、学校で歴史を習ってた時ピンと来なくて…いや、薩長仲良くやってたやん!って疑問に感じつつも「とりあえずそういうことがあった」ということで試験は乗り越えたわけですよ、田原坂。

最近になって読んだ本で、薩長連合というのは江戸幕府を倒したというか退いてもらい「一君万民」つまり天皇を中心とし残りは平等という思想に基づいて動いていたのだと知りました

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『重版出来!』終わりました。

ドラマ『重版出来』が終わりました。

正直最初は「じゅうはんでき」と読んでいました。ちなみにボクのスマホはいまだに出来(しゅったい)を変換してくれません。

「読んでいて涙が止まらない」というマンガは久しぶりで、これはいずれ映像化される、いやされなきゃおかしいでしょ!というくらいのめり込んでました。

マンガを描いてそれが雑誌に載り単行本になるまでにどれだけの人の手が関わっているかということを、マ

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