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「キミもロボット開発者になろう!」という企画に協力してみました。

アカデミアとか教育機関とも呼ばれる大学から企業に移って、はや10年経ちました。企業にメインの活動を移したと言えども、「教育」とか「子供」に関する取り組みにはできる限り協力をしたいと思っています。

もちろん自分たちの世代も頑張らないといけないですが、未来を担う子供達にはできるだけロボットに関することやロボティクス的な考え方というのも知った上で、未来を切り開いていってほしいと思っています。

以前にこのnoteでも学会活動という切り口で、「未来のロボット研究者」を育てるためのイベント企画について紹介をさせて頂きました。

今回紹介させて頂くのは、経済産業省の「未来の教室」というプログラムの1つであるSTEAM LIBRARYの中で、学研さんと行った「キミもロボット開発者になろう!」というものを紹介したいと思います。

まずは、未来の教室!

経産省が教育??文科省ではないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、政府の「GIGAスクール構想」のもと経済産業省も様々な活動をしています。
コロナが広まったタイミングで、わりと?スムーズに子供達が一人一台パソコンを持てたのも、GIGAスクール構想があったからと思われます。

そんな中で、「未来の教室」は、EdTechなどもガンガン活用しながら、特にSTEAM教育を重点的に進めています。「知る」ということと「創る」ということをうまく循環させるための仕掛けが散りばめられている印象です。
ちゃんとした説明は、以下をご確認ください。

そして、STEAM Library

未来の教室の中の取り組みの1つで、ざっくり言えば「オンライン図書館」。

STEAMに関する教育コンテンツがなんと171テーマ、動画にして1000本以上揃っています。小学生、中学生、高校生と対象はさまざまなものの、大人が色々勉強するのにも良いくらいの多様なコンテンツが「動画」として無料提供されています。

そして、すごいな~と思ったのは、動画だけではなく、学校の先生が授業を行うための「指導案」や生徒側が勉強しやすいための「ワークブック?」的なものもセットで準備されています。

動画をコンテンツとしながら、しっかりと勉強していけるような形になっています。

われわれは、キミもロボット開発者になろう!

今回は学研プラスさんにストーリーを考えて頂き、我々は関連するコンテンツを提供させて貰ったという感じです。

ロボットの基本的なことから始まり、パナソニックのロボット開発者はどんなロボットをどんな想いでつくっているのかという事例紹介を3人の社員からして貰い、最後にSTEAMのプロフェッショナルであり、大阪関西万博のプロデューサでもある中島さち子さんとのキャリアに関するディスカッション、という全7回に渡る動画の構成です。

私はナビゲーター役ということで、胡散臭い演技を行っています。子供たちにはあまりにも不自然な演技に大爆笑されてしまいました。。。

動画は10分程度なので、動画をキッカケに子供たちに考えてもらうことが基本になります。先生たち、大変だなぁ〜と思うと共に、先生の進行を助けるドキュメントを作成する学研さんのノウハウもスゴイなぁと思いました。

日本の教育はいろいろな人や企業の努力や知見で支えられているんですね。

もちろん、この動画で勉強して貰ってもロボットは作れるようになりません。機構の設計の仕方もモータを動かす回路もソフトウェアについて、実践的なスキルは別のところで勉強してもらう必要があります。

ただし、ロボットを使って社会を良くできないか?というアイデアがあることや、そんなことに挑戦している大人たちがいるということやそんなキャリアもあるんだなということを知って貰い、何かを考えるキッカケにでもなれば嬉しいです。

せっかく作ったコンテンツですので、少しでも多くの学校で使って貰えると嬉しいです!!

ちなみに、ロボット系のコンテンツとしては、

などがあります。

では、また来週〜
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安藤健(@takecando)

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