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何年先からバックキャストしたキャリア開発をイメージするのか?

タイミングというのは重なるようで、7月は『キャリア』ということについて考えることがしばしば。

最初の機会は、8月に大学1,2年生向けのキャリア教育イベントに登壇して欲しいという内容でした。

どんなことを話したら良いのかなと考えながらも、まずは「今は、大学一年生からキャリアについて考えるのか~~」「すごいなぁ~~」と素直に思いました。そして、自分が大学一年の時のことを振り返ると・・・一年先のことも特に考えてもなかった気もします・・・

と思ったら、今は、小学生からキャリア教育というのをやるのがスタンダードのようです。時代は変わった??

そもそも「キャリア」というのは何なんだ?と思って調べて見ると、語源としては、中世ラテン語の「車道」を起源としていて、英語では、競馬場や競技場におけるコースやそのトラック(行路、足跡)を意味するもののようです。そこから、人がたどる行路やその足跡、経歴、遍歴なども意味するようになった、ということです。

語源だけから考えると、自分がどんな人生を歩んできたのかという「過去」を振り返る的な意味が強いのかなとも考えましたが、どの位置から道筋を振り返るかだけの問題なので、「未来」に考える起点を置けば、これからどのような人生を歩んでいきたいのかという話になるので、広く「人生の道筋」と考えても良いのだろうと思います。

とは言え、「人生の道筋」と言われてもなぁ~というのが正直なところで、やはり基本的には、その日暮らしとまではいかないものの、「目の前にあることをしっかりやりましょうよ!」派であることは間違いなく、長くても2,3年後くらいまでしかイメージを持っていないというのが正直なところです。そういえば、今の会社の入社面談で「社長になりたいですっ!!!」といったものの、具体的なキャリアデザインはその時も今も全くありません・・・

そんな曖昧なことでは許してくれなかった7月。
次に迫ってきたのは、会社から強制提供されるキャリアデザイン研修。今の会社では特定の年齢になると、Mustで受講する必要があるのですが、その年に当たってしまいました。ここでは、キャリアデザインと名の付くだけあって、過去の成功体験、失敗体験の振り返り、大事にする価値観の抽出などを行い、五年後までのキャリアのイメージを描きました。五年後なので、ロボティクスで***億円の事業創出できるようにするぜぃ!!的な目標と、不足しているスキル・経験の洗い出しを行ったという感じです。

しかし、その後、定期的に人生相談に乗って頂いているメンターの方と食事する機会があり、言われたのが次の言葉。

「70歳になったときにどんな人でありたいの?そこからバックキャストしてキャリアをデザインしないと!」

「30年後のことを考えろなんて、レベル高いこと言いますね~」と思ったのは口に出さず、発言の真意を聞いていると、

  1. とにかくロングスパンでやるべき、そして、やりたいことを考えなさい

  2. そうすれば今の専門性なんてちっぽけなもので、必要なことはグルーバルな視点で時間を掛けてでも吸収すれば良い

  3. 途中で70歳のときの目標は変わっても良い。都度都度、そこからバックキャストして、今やること、これから数年でやることをデザインしなさい

ということでした。

なるほどなぁ~と思ったわけです。特に、『2』。何かを本当にしようとしたら、10年くらいは掛るはずで、そのときに現在の自分の強みとかスキルとかに縛られる必要は全くないわけです。

ここまでくると、さすがに「人生の道筋」というキャリアの意味がわかりました。笑 

そういえば、大学時代の恩師は、人生15年ピッチで大きな転換があったという話をしていたなぁということも思い出したりしながら、「ん~キャリアかぁ~」と思う38歳、夏。

正直、どんな70歳になっていたいのか?という『一旦』の答えもまだ出ていないのですが、夏休みの宿題にしてみたいと思います!

では、また来週〜。
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安藤健(@takecando)
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