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最近のメモ

三井記念美術館で「「国宝 雪松図と能面×能の意匠」展」が開催されるとのことで行こうと思いつつ年を越してしまった。ずるずるしていると終わってしまうので、年明け早々に行くことにした。

やはり行って良かった。
国宝「雪松図屏風」を直接見たのは初めてだったが、目が離せなくなりずっと眺めてしまった。

国宝 雪松図屏風 円山応挙筆

近づいて見ても素晴らしく、引いて全体を見るとこれまた素晴らしく、とても良かった。

作家の意図と合っているかわからないが、冬の寒い中に柔らかく差し込む陽の光と、その光に輝いて粉雪が舞うように描かれていると感じた。
また、雪の様子は後から白く塗るのではなく、白地の紙の余白を残すことで雪を表現しているとのこと。

とすると、全体の輪郭などを想定しながら余白を絶妙に構想していることになる。う~む、凄い。とその場で唸ってしまった。
この黒と白のコントラストによる輪郭もまた素晴らしかった。特に引いてみた時に際立つ。

それ以外に、新しい気づきとしては「能面」の魅力。もともと能楽は気になるものの、鑑賞するための時間や言葉の内容など敷居が少し高かった。しかし、このように展示される様々な面を見たのは初めてだった。すると、この面の作りから表現される艷やかな表情に惹き込まれてしまった。

面は撮影禁止なので、撮影可能だった衣装を。

そのまま街をぶらぶらと。
たまには街を撮りながら。

いくつか展示を見て。

加藤 秀 作品展 Òran Na Gaoithe ~風の歌~
「After us : 受け継ぐということ」
佐々木類、シャイフル・アウリア・ガリバルディ、渡邊慎二郎、渡辺志桜里
日比谷図書文化館 特別展 「石川直樹:ASCENT OF 14 ー14座へ」


年始からぐるりと巡ってみたが、それぞれとても良かった。
今年もまた色々と行ってみよう。

ただ、そんな街の中でもやはり植物に目がいってしまう。
街と植物。この組み合わせもまた魅力的だ。
どこにあってもたくましく美しい姿は見飽きることが無い。
まだまだ植物、しいては自然を撮影することは続きそうだ。

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