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つい足を運びたくなる、宇都宮の温かいプロチーム

スポーツには、ファンの数だけ想いがある。
個々の視点で切り取る世界観はどう映るのか。

それを共有する場が欲しくて、
今シーズン始めた"Bリーグファンショット"。

写真の色見、構図、タイトルに込められた想い。
企画を通じて分かったのは、
1試合の中でも千差万別の捉え方、
それぞれの楽しみ方が、
想像していた以上にあるという事でした。

今回は多数届いた写真の中から、
宇都宮ブレックスにフォーカスして、
その魅力を探っていこうと思います。

演出に映える王子(ライアン・ロシター)

来日8年目。先日、日本国籍を取得した貴公子。
だが、その端整な顔立ちとは打って変わって、
プレーは泥臭い。

ゴール下で身体を張り続けるのはもちろん、
スプリントの往復も厭わない。
ブレックスファンである嫁いわく、
ジメジメと湿気のように粘り強いスタイルは、
「梅雨っぽい」らしい。(リスペクトを込めて)

コートを離れれば人懐っこいムードメーカー。
このギャップにやられてしまうファンは
少なくないだろう。


え、えらそう(ブレッキー)

何とも憎めない、大好きな一枚。
大人気マスコット「ブレッキー」。
 実は彼が"エラそう"にしている目撃情報は、
他にもあった。


狙う瞬間(比江島慎)

リーグ屈指のハンドラー、比江島選手。
普段はかなりのシャイで、
どこか助けたくなってしまうような、
何とも母性本能をくすぐる魅力がある。

しかしこの一枚は、
DFとの駆け引きで抜け穴を探す、
まさに鷹のような目が、男らしさ、
そして凛々しさを感じさせる。

その鷹の目に掴まれば、万事休すだ。


フェイスランゲージ(渡邉裕規)

喜怒哀楽。
感情豊かな表情が見る者の心を惹きつける。
ファンの中では有名だと思うが以前、
究極のフェイスランゲージが収められた。

Bリーグファンショットではないけど、
番外編でお届け。

これ....試合中です。
もう一度言います、これ....試合中です。

去年、この写真を撮られたRuneさん(@Runephoto13)
偶然お会いしお話する機会がありましたが、
偶然で撮れるわけがなく、
やはり愛の賜物だったんだと実感しました。

眼の力、気持ちの強さ

一歩も抜かせない、
そんな意志の強さを感じさせ、
本当に一歩も抜けそうにない。

DFに定評のある鵤選手のこのアングルを、
敢えて狙い続けたであろう、
撮影者の強い執念まで感じる素敵な一枚だ。

リーグ屈指の重戦車(ジェフ・ギブス)

身長188cm。
ゴール下でプレーする選手としては、
決して大きくないギブス選手。
それでも強靭なフィジカルで当たり負けない。
その姿はまさに、重戦車。
2m越えの選手にだって負けやしない、
その迫力が詳細に伝わる。

そして時に、こんなお茶目な一面も。


ディフェンスから!

安斎HCをはじめ被写体の向こう側の視線が、
山崎選手1点に注がれた重厚感溢れる一枚。
親がひな鳥の巣立ちを見守る、
そんな心境なのだろう。

リーグ屈指の守護神(遠藤祐亮)vs オフェンスの鬼

今シーズンのBリーグモテ男No.1遠藤選手。
堅守のDFには抜群の定評があり、
"攻守の最高峰同士"という構図が最高に素敵だ。
もう一つの魅力は、対峙する金丸選手の表情も、
思わず想像したくななってしまう所だ。

Bリーグモテ男No.1たる所以も、
しっかり残しておきたい。


バスケは楽しい(田臥勇太)

現役続行を表明した、日本バスケのレジェンド。
残念ながらケガに悩まされ、
シーズン途中からプレー姿を見る事は
あまりできなかったが、
"宇都宮に田臥あり"
その存在感は宇都宮の街からも強く感じる。


勝つということ

選手達は来たる一戦一戦に全力を注ぎ、
全員で目の前の一勝をもぎ取ろうとする。
その勝利への気迫も、喜びも、
全てが詰まっている。
"勝利"に慣れはないのだろう。
こういうシーンを見ると、改めてそう認識する。

待ち遠しい!待ち遠しい~

試合終了を勝利で迎えた瞬間だろうか。
その瞬間を急いでスマホに収めようとしたけど、
急ぎすぎているあまりに、
写真がボケてしまったと想像してみる。

しかしそのボケ感が逆に、
今にも大歓声が聞こえてきそうな臨場感や興奮を
見事に演出している。

安斎先生...!!バスケが観たいです...

この言葉に尽きる。
世のバスケファンの声を代弁してくれている。
また週末にアリーナで。

オンでもオフでも温かいブレックス

ここでは全て紹介しきれないけど、
シーズン通して、
ブレックスの写真が間違いなく最も多かった。
企画にご協力頂いた皆さん、
本当にありがとうございました。

このチームの魅力は何といっても、
チームとファンが作り出す温かさだと僕は思う。
温かいという言葉が陳腐に感じるほど、
温度が気持ちいい。

今年の2月、
僕は初めて仕事で聖地ブレアリを訪れた。
画面越しからでもアットホーム感は感じてたし、
既にブレアリデビューを果たした嫁からも、
会場の雰囲気がとても良いと聞いて、
内心すごくワクワクしていた。

前日、「会場を始めて訪れます。宜しく!」と
まーまーどうでもいい
宣言ツイートをしたのだが、すると・・・

ブレアリ初心者の人間を温かく迎えてくれる
おもてなしの先制パンチを、
会場に着く前から喰らったのだ。

正直、このやりとりだけでも、
「宇都宮ブレックスって温かいチームだな」
「今度はブレアリに応援に行ってみたいな」

という気持ちが強くなった。

東京からわざわざ2時間かけてでも、応援しに行きたくなるチーム。

このブランドを、選手やチームだけでなく、
ファンの皆さんも一緒に作っていける魅力は、
宇都宮ブレックスだけに限らず、
プロスポーツチームにとって、
大きな価値ではないだろうか。

最後に

企画にご協力頂いた皆様。
いつも写真の奥にある想いや意味を想像し、
毎週楽しく見させて頂いておりました。
本当にありがとうございました。

今回は #Bリーグファンショット の投稿から、
勝手に記事に引用させて頂きました。
もし削除をご希望の方は、
お手数ですがDM頂ければと存じます。

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