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📗なぜ、わかりやすく説明しおもらったのに、孊力が䞊がらないのだろう

👚‍🏫わかりやすい説明をするだけなら簡単

 ずきどき、保護者䌚や個別面談などで「わかりやすく説明しお、わかったず蚀っおもらうのは簡単なんですけど・・・」ず枕詞のように蚀っお、「えっ」ずいう顔をされるこずがある。
 しかし、蚀い蚳でも奇をおらっおいるのでもないのだ。先生を幎もやっおいれば誰でもわかりやすく説明ができるようになる。倚少のレベルの差はあったずしおも「生埒がわかったず」いうレベルには達しおいお圓然なのだ。

 仮に、そうなっおいなかったずしたら、授業の組み立おを、他の先生に蚺おもらったり、暡擬授業を芋おもらうなりしお、改良したほうがいい。
 授業のどこかが、「わかりやすい授業」からずれおいるに違いない。

💟勉匷は理解した埌の「定着」が倧切

 話を戻しお、「わかりやすく説明しお、わかったず蚀っおもらうのは簡単なんですけど・・・」ずいう枕詞の埌に、必ず䌝えたいこずは、
 「わかりやすい説明を聞いお、理解したず思っおも、その理解が定着しおいなければ、埗点力アップは難しい。」ずいうこずなのだ。

 そしお、定着させるためにはそれなりに工倫が必芁だ。

✚定着させるための工倫

 䟋えば、ある単元をわかりやすく説明するのに分かかるずする。
 ぀たり、先生が連続しお説明し続ければ、分埌に生埒はポンず膝を叩いお玍埗するのだ。しかし、定着させるためには、途䞭で、その説明を䞭断しなければならない。その次の説明を生埒に考えさせる必芁があるのだ。

 ぀たり、理解の坂道を最埌たで講垫が匕っ匵り䞊げおは、子どもの䞭に残る印象は定着にたで至らないレベルなのだ。

 途䞭たで匕き䞊げたら、あえお講垫は手を攟さなければならない。生埒に自分で考えさせる過皋が必芁なのだ。

 考えさせた結果、子どもが分かるに越したこずはないが、仮に分らなかったずしおも、この時間には意味がある。

 ぀たり、自分に䞎えられた時間の䞭で、今たでの説明を反芻し、その説明の続きのストヌリヌを、自分で考えなければならないからだ。

 授業を聞いおいるだけでは働かなかった脳のある郚分が掻性化するのだ。先生は質問があるずきだけ、適切なヒントで、察応すればいい。

 説明の続きを考えさせるためには、適切な䟋題が理想的だ。ただ。この続きを考えろでは、やるべきこずが曖昧過ぎる。

🎆生埒が満足する授業に専念する教垫

 このように、生埒に考えさせる時間をはさむこずで、時間は倍近くかかるだろうが、定着の床合いがたるで違う。

 ぀たり「わかりやすく、ずこずん説明しきっおしたっおは、生埒が考えるこずを邪魔しおしたう。」ずいうこずだ。

 倚くの先生は、ここをクリアヌしおいるず信じたいが、塟講垫になりたおの私は、ここが分かっおいなかったず、反省する。
 もし、身に芚えのある先生は、参考にしおいただきたい。

 たた、生埒は教垫の「ほが答えを含んだ説明」を聞いた堎合、郜合良く自分で考えお、導き出した答えだず勘違いしおしたう。

 以䞊を合わせお導き出されるのは、「塟でわかりやすく教えおもらったのに孊校で埗点が取れない。」ずいう、保護者の疑問なのだ。

 ぀たり、先生が「実力が぀く授業」ではなく、「生埒に分かったず思わせる授業」をしおいたずいうこずだ。

 先生ずいうのは、ずおも単玔なずころがあっお、「先生すごくよく分かった。ありがずう」などず蚀われれば、メロメロなのだ。だからその喜びを埗たくお、分かりやすく説明するこずに専念しおしたうのだ。私も、元塟講垫なので、痛いほどよくわかる。

 そうは蚀っおも、「わかったず、思わせたら勝ち」ずいう堎合が、ないわけではない。それは、「自信を぀けさせる堎合」だ。たずえ、本物の理解ではなくおも、自信がなくなり、勉匷自䜓に嫌気がさしかけおいるずきは、「わかったず、思わせる説明」は匷力な歊噚になる。

📚本物の実力を぀ける具䜓䟋

 以䞊のような䟋倖を陀いお、本物の実力を぀けさせるためには、先生だけではなく、「先生、保護者、子ども」が䞉䜍䞀䜓になるが必芁がある。

  たず、先生は「生埒に考えさせる時間を含んだタむムテヌブルを䜜る。」こず。タむムテヌブルずいうのは、「このように授業を進めるずいう心づもり」のこずだ。わかりやすさを远求した授業では、先生だけの䞀人舞台になりがちなのだ。特に、ベテラン教垫であっお、自分の授業に自信がある堎合に、気を぀けなければならない。
 
  次に、保護者は「今日の授業はずおもよく分かった」ず子どもが蚀っおいたら、たずは「良かったね。」ずいう共鳎の態床は重芁である。しかし、そのたた受け取っおはいけない。

 もしかしたら、「よくわかったず思わせる授業を受けお、そう蚀っおいるだけなのかもしれない。」

  最埌に生埒は、

 授業䞭に、「分からないずき、自分で考える前に、質問をするこず。」は、決しお耒められたこずではない。

 子どもは、先生に質問するこずは「良いこずだ。」ずいう刷り蟌みを、小さい頃から受けおいる。手を䞊げお質問したり、答えたりするず先生に「耒められる」のだ。

 確かに、積極的に授業に参加するこずは倧切だ、ただ、手を挙げお、質問するこずが圢骞化するこずは避けなければならない。

 授業䞭、説明が分かりにくければ、質問するのは問題がない。

 しかし、問題を解いおいる最䞭だったり、先生に考えたり、問題を解くように指瀺されたずきには、質問したい気持ちを抑えお、静かに考えるべきなのだ。

 どのように考えるのかを習埗するこずが勉匷の本来の目的なのだ。先生を、「解答マシン」ずしお利甚しおはいけない。💊

 では、自宅孊習ではどのような勉匷法が孊力ず結び぀くのだろう。
 たず、宿題などを自宅で解くずき、答えはキリがいいずころたで決しお芋ない。〇×を぀け終わり間違えた個所を培底的に人に説明ができるくらい熟読する。

 それでもわからないこずがある堎合、先生に自習や、補習の時にたずねるのだ。たた、たずねお説明を受けるずき、わからない箇所を具䜓的にたずねる習慣を぀けるこずが倧切だ。

 わからない箇所が挠然ずしおいるのは、孊力がそのクラスのレベルに党く合っおいないか、その問題をあたり咀嚌せずに質問しおいるかのどちらかによくある傟向だ。

 「先生、党然わかりたせん。」ずいう蚎えは、理解しようずしおもできなかったのか、10秒考えたが、芋たこずがない問題だったので、諊めたのか刀断する必芁がある。

☕最埌に

 今日曞いおきたこずをたずめるず、「分かりやすく説明するこず」は、第䞀歩ずしおはずおも倧切だが、その埌に「定着させる努力」が必芁であるずいうこずだ。
 先生は、わかりやすい授業ができたずいう自己満足で終わらないこず。
 保護者は、子どもの「今日の授業、ずおもよく分かった。」をうのみにしないこず。
 生埒は、わかった気になるために、安易に質問をしたり、先生から答えに近いヒントを匕き出し、それで、理解した぀もりにならないこず。

 以䞊を䞉䜍䞀䜓ずなっお実斜すれば、わかりやすい授業がそのたた実力アップに぀ながるず思う。

🊉以䞊

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