豆腐

僕たちを立ち止まらせる赤信号

エアーズロックのように高く分厚い壁に
僕はぶつかった

超えられるはずがない

もう無理だ…

そんな時、君は言った

豆腐は食べられる？
白くて四角いついでにすこしかわいい豆腐

食べられるよ
なら大丈夫、君はきっと乗り越えられるよ、豆腐は柔らかくておいしいから

口いっぱいにほおばる
舌が溺れそうになりながらも、大豆の味を感じられている
ちょっと苦いけど大丈夫
苦さが心地よく、いい感じの刺激が余計に僕の欲求を加速させる
道のような太陽の光がさしてこむ