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カーボンナノチューブとおもちゃのブロックで作る組み合わせ自在の家具

※本記事は、未だ存在していないサービスや商品を記載しています。登場企業や登場人物にやって欲しいとの願望を記載しているのみで、各企業や各個人に当該計画や事実に基づいて作成したものではありません。

ストーリー

作られた家具はもういらなくなった。

株式会社アーテックと日本カーボン株式会社が協同開発したカーボンナノチューブで作ったブロック家具が無印良品を通じて販売された。

ブロックなので、自分の思いのままに設計ができる。付属のパネルを張り付ければ、もともとブロックに空いている穴もカバーできる。

カーボンナノチューブブロック

色々な付属品が登場しており、ライトやテレビ、階段など様々なものを取り付けられる。まさに自由自在の家具である。中は空洞なので、コンセントも通せるのだ。

リビングルームにおもちゃのように置けるし、机を作ってみたり、棚を作ってみたりできる。


ブロック

家の中色付き

単価と市場規模

カーボンは高い。

小売り価格だし種類が違うかもしれないが、Amazonでは、400mmX500mmX3mmが1,3000円した。つまり、600000mm3で1,3000円、1cm3で2円ということだ、巷では鉄の10倍の強度があるというのだから薄くてもよさそうだが、しかし1ブロックどうか25cmくらいの大きさとすると、約1万cm3か。ということは2万円くらいする。ただ、このブロックを見る限り、中身はかなり穴だらけでよい。少なくとも半分は穴になっており、そこに全体の1/8の突起物がついて、5/8の面積で済むはず。

つまり、値段は、1ブロック1万2500円。高いなぁ!

でも高級志向に切り替えてしまえば需要はあるかもしれない。だけどさ、これのいいところって狭い家で済む人が、自由自在に自分の家具を作れるところにあるんだよなぁ。

カーボンみたいに軽くて、強度が高くて、安い素材って他にないのかなぁ。。。

まぁ、とにかく、これを売っていくとしよう。ここにもちろん、アーテックの特許使用料みたいなのが上乗せされる。ケースバイケースみたいだが、契約時に50万円くらい、それから商品価格の3%~5%が適用されるようだ。

需要はどれくらい見込めるか。

以下のサイトによると、定義は以下の通りで、ターゲットにできるのは、アッパーマス層だろう。1200万世帯しかないんね。

超富裕層:世帯の純金融資産保有額が5億円以上
富裕層:世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満
準富裕層:世帯の純金融資産保有額が5000万円以上1億円未満
アッパーマス層:世帯の純金融資産保有額が3000万円以上5000万円未満
マス層:世帯の純金融資産保有額が3000万円未満

だとすると、どうかなこの内5%が購入すると仮定すると、600万世帯。

一世帯の購入額が30ブロックだとすると、32万円。

32万円×600万世帯だから約18億円規模の市場になる。

日本カーボン株式会社の売り上げは450億だから、5%くらいの増収。

無印良品への売り上げインパクトは非常に小さいものになろう。

アークテックには1億円か。売り上げ規模に関係なくこれはこれでいいと思うけど。

なかなか厳しいコラボレーションかもしれない。

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