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いまさら鬼滅の刃に見た理想の上司

もうブームが山を過ぎ、テレビで取り上げられる事も減ってきた映画「鬼滅の刃 無間列車編」を先日おっさん一人鑑賞で見てきました。号泣目撃を避ける為わざわざ家族にも言わず平日昼間の上演を選び、人目につかない地味な赤のGAPのパーカーで映画館に向かいました。
結果は「なんじゃこりゃ?涙腺崩壊で医療危機の補正予算が必要じゃ!」と言うぐらい良かったです。
勉強になりました。今日は本当に今更ながら感の中でも、書かずにいられない気づきを書こうと思います。ネタバレ気にしないで下さい。映画の良さは言葉では語りつくせませんから。
よもやよもやだ!
#丹次郎の真っすぐさに心癒され
#煉獄さんの男気に感激して
#でも煉獄さんの食べてた駅弁が気になっていた

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ネタバレ!各シーンで心動かされた所

まず、この映画行く前に「おっさん一人鑑賞変ですかね?」と音声配信で聞いたのですが、すぐレターで、「おっさん一人も多いから早く行く方がいい」とか「私も泣きました」って泣いても恥ずかしくないよオーラを分けて頂き背中を押してもらえた事感謝です。

では、いくつかのシーンで心に残ったものを挙げていこうと思います。完全ネタバレですが、こういう見方もあるのかと知ってみると面白いかもしれないので、是非お読みください。

シーン1(前半)
列車の乗客が全て「いい夢」を見せられて深く眠りに落ちていくシーン。乗客4人が夢みるのを止められて、続きを見る為に鬼の命令で炭次郎達の命を狙うストーリー

感じた事
皆厳しい現実を生きている中で、心地よい嫌な事が全くない夢の中で過ごしたい欲がある。それが現実ではないと分かってもその夢に居続ける為に、鬼に従い人の命を狙う事も平気にやるほど「魔の誘惑」は麻薬みたい。
炭次郎みたいな主人公でも弱い心を持っている!
そんな居心地の良い所から脱出するのに、足がすくむほど怖い自殺をして現実に戻る炭次郎の意思の強さや信念がもたらす行動力がカッコ良かった!皆を眠らせて心をもてあそんだ鬼 魘夢は良い夢を見てたでしょ」と憎らしく言うと、炭次郎は「人の心の中に土足で踏み入るな!」と向かっていったシーンはそんな弱い人の心も「人間らしさ」として大切にしてくれてゾクゾクした。

シーン2(中盤)
煉獄さんが回想シーンでお母さまから「なぜ強く生まれたか」と問いかけられ、煉獄さんが「わからない」と言うと、「それは弱き人を助けるためで、強く生まれた人の責務であり使命である」と伝えられる。

感じた事
まだ自分は強い憧れの立場には立っていないけど、たとえそこにたどり着いても、強いものになったら勝ちで、ゴールと言う訳ではなく、新たな大切な使命である。それは自分より弱い立場の人の為にその力を使うと言う理念が素敵でした。
強くなっても終わりじゃないよって事、改めて考えてみた。自分は将来起業したいと思っているけど、その先もしっかり考え理念を持たないと、そこでもっとつまずいてしまいそう。中間ゴールを本当のゴールと思ってはダメですね。

シーン3(後半)
やっぱりクライマックスで煉獄さんが炭次郎に、朝日がら逃げて生き延びようとする鬼 猗窩座に泣きながら「煉獄さんはは誰も死なせなかった、煉獄さんの勝ちだ!」と叫ぶが、煉獄さんは炭次郎の傷が開く事を心配して制した。
そして死の淵でお母さまが現れ、もうろうとする煉獄さんが「やるべきことを全う出来ましたか?」と尋ねると、母は「立派でした」とほほ笑み答えてくれて、優しい笑顔になったまま亡くなった。

感じる事
鬼に有利な夜に戦う鬼滅隊はいつも理不尽な条件であり、堂々と戦えと言っても叶わぬ現実。現実社会でも多かれ少なかれ思い当たる「理不尽さ」に共感して悔し涙が出そうになりました。
でも自分が死ぬ間際でも部下の炭次郎の傷を心配し、残される家族への感謝を口にする煉獄さんの本当の意味での強さが、鬼と対照的で憧れる存在になります。
死ぬ前に大好きだった母に認められて亡くなる煉獄さんには、本当は誰だって志半ばで死ぬと言う結末は望まなかったと思うけど、信念を貫き人の為に戦えば形はどうであろうと心の安らぎを手に入れられるという最後に言葉にならない感動過ぎて涙腺が崩壊してしまった。

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アニメは子供の見るもの?

最近のアニメはメッセージ性の高い大人も楽しめる作品が多いですよね。いつもひょっとしたらターゲットは大人なのかもと思います。大人になっていく内に諦めたり昔は熱い想いで取り組んでいたけど流れる時の間に段々流されていたことを思い出させてくれて、それを子供に伝え直す。それが出来れば同じ目標を親子で取り組む事になり、なんか凄く素敵な事だと思います。だから親子で見れる番組が増えればいいなと思います。

私が自分の子供に映画からのメッセージを伝えるなら

損得で動かず大切かどうか?で動いていると言う事を伝えたい。鬼になれば不老不死で無敵になれる。多くの人間を恐怖で思い通りに操れ好きな事だけしてればいい。お得なんですよね。でも大切なのは自分の信じる事を貫く事で、どんなに苦しい状況でも誘惑や恐怖を跳ね返し決して鬼になると言わなかった煉獄さんはカッコイイ。

炭次郎が「煉獄さんはは誰も死なせなかった、煉獄さんの勝ちだ!」と言った様に、上司はアピールしなくても良い所も悪い所も部下はよく見ていると思います。誤魔化せないんですよね、気持ちの含めて。

会社などで上司が偉そうにしていて、部下から嫌われている時でも上司は「お前の態度悪い。尊敬の念が無い」とかいう時あるけど、尊敬するかどうかを決めるのは上司ではなく部下の方ですよね。常に自分を気にかけ心配して成長を望んでサポートしてくれるから、そう思えるんですよね。煉獄さんみたいなリーダーシップ溢れる上司になりたければ「俺は俺の責務を全うする!」と言い切り自分に嘘をつかない様に心を鍛えていかないといけないですね。よもやよもやの鍛錬が必要です。

こちらはフィリピンの映画の話、合わせて聞いて下さい

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