「集中した状態」を意図的に生み出す方法
今日は「集中する状態」を意図的に作る方法について書いてみたいと思います。
ぼくは仕事上、原稿を書いたり、何かを考えたり、いわゆる「集中する状態」になることが必要なのですが、なかなか集中できずに困っていました。
ただ最近は意図的に集中状態を作れるようになってきたように思うので(少しですが)、それを紹介します。
集中するのは深海に潜るのに似ている
「集中する」というのは「深海に潜る」ことに似ています。
ずっとひとつの作業をやり続けたり、あるものごとについてずっと考え続けていると、いつのまにか「思考の海」に潜っていて、集中状態に入れる。
そんな感じがします。
ここで大切なポイントは「いきなり深海には到達できない」ということです。そしてそれを自覚しておくということです。
たまに急に集中できる天才がいたりするのですが、そんな芸当は普通の人にはできません。もしくは訓練が必要でしょう。
原稿のことをふわふわ考えながら「ああでもないこうでもない」とぐだぐだやる。その最初の15分なり20分を経ることで、やっと海の深いところに到達できるのです。
集中できないからといって、途中でTwitterを見てしまったり、Facebookを見てしまったりすると、いつまでも深海には到達できません。「ちょっと飽きたな」といってNetflixを見てしまっては終わりです。
ちょっと泳ぎ始めても、すぐに海から上がってしまう。これだとなかなか海の深いところに到達できないのです。
海の浅いところをふわふわ泳ぐ時間も大切
ぼくが「集中したいな」と思ったときは「海に潜るところ」をイメージします。
なかなか集中できなくても「今は海の浅いところいるんだな〜、浅いところをふわふわ泳いでいるんだな〜」と考えます。そこで少し我慢するのです。その作業だけをとにかくやり続けてみる。
いきなり集中状態に入れなくても、焦らずに15分なり20分なりを過ごしてみる。すると、いつのまにか集中状態に入れていて、脳が動き出す感じがあります。
おそらく、この「15分なり20分を何とかやり過ごす」というのが大事なのだと思うんです。
そのためにも、考える仕事であれば「紙のノートとペン」だけを持って喫茶店にこもります。原稿の仕事であれば、ネットのつながらない「ポメラ」にデータを入れて、その原稿だけに向き合えるようにします。
すると、イヤでも一定の時間、その仕事と向き合うことになるので、いつのまにか集中状態に入れているというわけです。
一度深く潜ることができると、その日は潜りやすくなる
集中状態に一度入ることができると、その日はそのあとも集中状態に入りやすくなります。
午前中にいったん深海に到達して集中状態に入れたら、午後も作業したり、考えるときに、集中しやすくなるんです。
なので「今日はたくさん作業を進めたい」「集中状態を増やしたい」と思ったら、なるべく午前中などの早い段階で深海に到達しておくのが大事なんだと思います。
「どうせ集中できないや……」「今日は調子悪いや……」といって、海から出たり入ったりしていては、いつまでも集中状態にたどり着きません。そうではなくて、最初の15分20分はちょっと我慢です。するといつのまにか集中状態入れているので、作業もぐんぐん進むというわけです。
これは個人差があるかもしれないですが、一度試してみてください。今日はそんなところで。
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