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自伝”光の啓示”「第3章 衝撃の逆立ち!」

こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。

定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。

世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。​

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第3章 そして、インドへ!のつづき 衝撃の逆立ち!

翌朝、関空に到着しチェックイン、
大量の作品もオフシャルレターのおかげで、
超過料金を支払い、手持ちの荷物扱いで運ぶことができた。

そして約十時間のフライトをおえてニューデリーに到着。
国際空港から国内空港への移動もスムーズに行った。

国内線のハイダラバード行きのチャックインまで
待ち時間は約4時間。
昨日からほぼ徹夜で移動だが、
それでも参加アーティスト達は疲れも見せず、
待ち時間も楽しい時間となった。
早朝、国内線でハイダラバードに向かった。

1時間30分ほどのフライトで、ハイダラバードの空港に到着。

そして、到着ロビーに出たとたん、
音楽隊の演奏が始まり、
小学生が100人ぐらい、
日本とインドの旗を振って歓迎された。
ハイダラバードの空港ロビーが
外国のロックバンドでも来たような騒然となった。

夢でも見ているのか、
その光景に私たちはびっくりした。

小学生の歓迎の中を通りぬけると
ナレンダーと関係者たちが待っていた。

そしてロビーから外へ出ると、
覆面パトカーと、高級外車が待っていた。

これにもまた、びっくり。
私たちは、ホントにスターなのかと錯覚するぐらいの歓迎ぶり。
高級外車に乗りこみパトカー先導でホテルに向かった。

凄すぎる歓迎、インドではアーティストは特別なのか。

日本では、いまだに私は変人扱い。
この違いは、いったいなんだろう。

国賓、VIPになった気分。
赤信号もスイスイ、他の車も私たちを避けて止まっている。
まさにTVニュースや映画で見たような光景だった。

そして、ハイダラバードの5つ星ホテルに到着。
ホテルでも高級モーニングの歓迎を受けた。

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それにしても、取り巻きが多い。

地元ではすでにナレンダーは
スターだということがわかった。

食事をすませ、ホテルにチャックイン。

部屋に案内された。

2人1室だが、ここで問題が発生した。
なぜかダブルベットひとつしかないのだ。

いやいや、男2人ならツインルームでしょう。

あわててもう一つの部屋を見に行ったが、
その部屋もダブルベットひとつ、
マジか、全員その気はないのでツインルームに部屋を変えるように
ナレンダーに交渉した。

いい大人の男2がベットを共にすることは私は無理だ。
日本からの移動疲れで、少し休みたかったのに
これじゃあゆっくり休めない。

そうしていると、ナレンダーの友人が部屋にやってきて、
いきなりシャワーをかりるねといい、
シャワーを浴び始めた。

なになに、今度は何が起きた。
なぜ、いきなり勝手にこの部屋のシャワーをつかう・・・。
まだ、あいさつもしてないし。
そもそも誰。

わけがわからない。

青山氏と、この状況に戸惑っていると。
その友人はシャワーをすませ、
こんどは、腰にタオルを巻いて上半身ハダカで、
出できたと思ったら。

これまた、壁にもたれかけるように、
今度は逆立ちをしはじめた。

またまた何がおきた。
その格好で逆立ちの意味はなに。

私たちはこの展開が理解できず、
その光景を、黙って見ているだけだった。

自分の部屋に、いきなり知らない男が入ってきて、
勝手にシャワーを浴びて、勝手にタオルを使い。
あげくのはてに、上半身裸で逆立ちをしている。
この状況、あなたならどう思う。

彼の逆立ちが終わり、
驚いている私たちに近づいてきた。

友人:ハロー、アイアム、ラグウ・ラグパット・レディ。
   ナレンダー、ベストフレンド。
   イフ、ユー、プロブレム、テルミー。
   アイム、レイヤー。

マジか、レイヤー(弁護士)~。
なんじゃそれ~。コントか。

「問題があったら教えろ」だとー。

あなたのいきなりのシャワー浴びからの逆立ちが、
まず、問題だろ。

日本でやったら即、出入り禁止か、へたすりゃ逮捕だぞ。
しかも、弁護士なのに。ありえない。

そうこうしているうちにナレンダーが部屋に入いてきた。
ツインルームが満室でかわれないから
当分はこの部屋で我慢してくれということだ。

マジか、隣の2人も同じだそうだ。
うそだろ。

ハイダラバード空港に到着のスターばりの歓迎から、
地獄にたたき落とされた気分だ。
これが、インドか。
落差が凄すぎる。もはや理解できないレベルだ。

すかさず4人で緊急ミーティング。
結局、ツインルームが空くまでガマンすることになった。

驚きのインド展覧会スタート。
この先この国で何が起こるのだろう。
おそるべしインド。
この先の展開が思いやられそうな予感がしたインド到着日だった。

つづく

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