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“睡眠の質”は“人生の豊かさ“を決めるといっても過言ではない

早速本題に入りましょう。
ご自身の睡眠時間や睡眠の質について考えたことはありますか?
(以後、睡眠時間については触れません。日本人の適切な睡眠時間は7.5時間前後とご理解ください)

私は普段、不眠で悩んでいる方の施術をさせていただいていますが、不眠でお悩みの方は様々な不調を抱えていることが多いです。

来院される方だけでも、不眠に悩んでいる方が多いことから察するに、社会全体で数え切れないほどの人々が、不眠に苦しんでいる可能性があります。

そこで、不眠症に悩む方々の手助けになればと思い、この記事を執筆しました。
※記事の概要は以下の目次をご参照ください。

本題に入る前に、自己紹介をさせていただきます。

上茶谷 貴之 (うえちゃや たかゆき)
・H21年 柔道整復師免許取得
・H31年 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師免許取得

鍼灸接骨院、リラクゼーションサロン、フィットネスクラブ、介護施設、など10ヶ所以上の事業所で施術実績を積み、令和3年3月に京都市内で開業。

(施術所のホームページ)
https://iyashimedical.com/

現在は1人で完全自費の施術所を営み、日々患者さんに向き合っています。

では、本題へ。


➀睡眠をとることの重要性について

睡眠は、人が健康を維持するために不可欠なものです。睡眠には、以下の3つの重要な役割があります。

1.脳・体の疲れを回復する

睡眠中は、脳や肉体の活動がゆるやかになることで疲労の回復が行われます。

具体的に、脳では記憶の整理、感情の処理が行われます。

記憶の整理、感情の処理とは:
取り入れた情報を長期記憶させたり、イライラ(落ち込んだ感情)した感情を落ち着かせたりする働き

肉体では、成長ホルモンの分泌が向上します。

成長ホルモンとは:
192個のアミノ酸で出来ており、タンパク質の一種。
骨・筋肉の成長を進め、脂肪を分解する働きがあると言われている。

2.免疫機能を高める

さきに、免疫という言葉の意味を共同認識しておきましょう。

免疫とは:
体内に病原菌や毒素その他の異物が侵入しても、それに抵抗して打ちかつ能力。
また、異物と反応する抗体を作って発病をおさえる抵抗力を持つこと。

すいません、専門的になり過ぎました。
簡単にいうと、次の働き(能力)を高めることです。

  • ウイルスや菌に打ち勝つ力

  • 病気から体を守る大切な機能

  • 特定の病気にかかることで、次から同じ病気になりにくくなる

1つ例を挙げるなら、寒い冬に睡眠不足が続いてカゼを引いた経験をしたことはありませんか?
睡眠時間が減って、免疫力が低下した状態といえます。

体を守るためにも、睡眠時間を確保して、免疫力を高めることが重要です。

寒い冬を元気に過ごすための方法を以下の記事にまとめているので、冬を乗り越えるための参考にしていただけると幸いです。

②睡眠の質が低下すると現れる症状

睡眠の質が低下すると、以下の症状が現れることがあります。

  1. うつ症状

  2. 日中の眠気

  3. イライラや不安

  4. 集中力や判断力の低下

以上の症状が起こることで、日常生活に大きな支障をきたします。

うつ症状が強くなると、生きていることが苦しくなり、最悪の場合、自殺をはかることも…

日中の眠気は仕事の集中力を低下し、車やバイクの運転事故につながります。

また、イライラしたり、不安な気持ちが続いたりすると周囲の人に感情をぶつけしまい、人間関係がこじれる可能性だってあります。

不眠症が原因で様々な症状で苦しんでいる方は東洋医学(鍼灸・マッサージ)が症状の解決の糸口になるかもしれません。

当院の実施内容をまとめてるので、参考までに。

➂睡眠の質が低下してる人がやりがちなこと

睡眠の質が低下してる人は、以下の内容をやりがちです。

  • 昼寝をし過ぎてしまう

昼寝をすることに対して、僕は大賛成です。
日中の20分前後の睡眠は、午後の活動効率を高める効果を期待できるため。

ただし、昼間に1時間~2時間の昼寝をするのは禁物です。
夜眠れなくなってしまい、翌日の活動に支障をきたす恐れがあります。

  • 寝る前にカフェイン、アルコール、大量の食事、を摂取する

カフェインやアルコールは、脳を覚醒する作用があり、睡眠を妨げる可能性があります。

特にお酒を飲みすぎると肝臓や腎臓などの内臓にも負担をかけてしまうので、注意が必要です。

適度な飲酒量は、1日平均純アルコールで約20g程度です。
1日の飲酒量に換算すると、ビールなら中びん1本(500ml)、ウイスキーはダブルで1杯(60ml)、日本酒では1合(180ml)になります

キリンホールディングス様のWebページより一部引用

無論、ねむる直前に食べ過ぎてしまうことも内臓の負担を増やします。

  • 寝る前にスマホやパソコンを使う

スマホやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を低下する可能性があります。

メラトニンとは:
脳の松果体(しょうかたい)から分泌されるホルモン。
光によって分泌が低下し、暗くなると分泌が促進されます。
したがって、寝るときは周囲の光を遮断し、メラトニンの量をふやすことが重要といえるでしょう。

睡眠の質を高めるために、これらの習慣を改善することが大切です。

睡眠の質を高めるための方法

以上の内容をふまえて睡眠の質を高めるための方法を、お伝えします。

  • 毎日決まった時間に就寝し、起床する

体内時計をリセットするために、毎日決まった時間に就寝し、起床することが大切です。
就寝時間は、午後11時から午前1時の間に設定するのが理想的といえるでしよう。

  • 寝る前はカフェイン、アルコール、大量の食事を控える

カフェイン、アルコール、食事の摂取、は眠る3時間前までに済ませておきましょう。

睡眠中の内臓の負担を減らすためにも、夜の食事量は腹6分にするのがお勧めです。

  • 寝る前にリラックスできる時間をとる

寝る前に、入浴、読書、音楽鑑賞など、リラックスできる時間を確保するのが大切。

スマホやパソコンの使用は、寝る1時間前までにしておくのが理想です。

また、寝室は暗くするように努めましょう。

良質な睡眠を取る方法をイラストでまとめたので、ぜひ参考に。


【最後に】睡眠の質を高め、人生の豊かさも向上させましょう

以上、睡眠の質が低下することの問題点睡眠の質を高めることの重要性を述べました。

睡眠の質の良し悪しが、日常生活に大きな影響を与えることを御理解いただけましたか?

質問や感想がございましら、気軽にコメントやXで投稿をしてただけると幸いです。

では、また次の記事でお会いしましょう。


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