多国籍・ダイバーシティな組織もいろいろ


多国籍のダイバーシティのあり方も、実は企業によってスタイルが違う事があるのでは?グローバル環境を求めると言う人も、そこを確認した方が良いのでは?という最近の私の仮説。
 
A)「自社が求める人材像、仕事の進め方」を厳格に定義して、どれだけ満たしているか、で評価される企業。その枠に入るのはどの国籍の人でも、求められるコンピエテンシーを満たしていればOK。基本的に社員の個性の尊重というのは無く、世界中から集めた高性能マシーン人間を多数抱えるイメージ。
 
B)多国籍の社員が存在するのだけど、画一的な枠に閉じ込める事は無い。個々の違いを尊重し、活用していこうとする。多国籍間の文化の差、常識の差を理解し、根底の価値観の共有と、違いをどう活かすのかを考えて工夫し続ける企業。
自社が求める人物像、というのはあるが、根底の価値観が同じであれば表層的な価値観の相違は気にしない、または歓迎する。仕事の進め方は画一的ではなく、社員達で自主的に作っていく。
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Aは、画一的な箱に、どの国の人でも良いから満たす人は入ってください、と言うスタイル。
Bは、あえていろんなタイプの人を集めて、そのカラフルさから何かを生み出そうとするタイプ。
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同じ「多国籍な環境」でも、「ダイバーシティマネジメント」のあり方は、違う事があるんだよな、、、と、いくつかの会社さんを見ていて思います。
 
「ダイバーシティのある環境で働きたい」、と希望される人材も多いのですが、AとBの環境どちらがその人にフィットするか、という視点でマッチングする事も、入社後の活躍を考える上でのヒントになるのでは、と思っています。

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