愛が資本になる時代?
資本主義における「資本」は、「貨幣」から「情報」に変化してきた。
これからはさらに別のものに変わっていく。
という話を時々耳にします。
先日もそうした話を聞きまして、自分では資本主義のこれからをどう見ているかなと考えてみたら、ふと「愛」という言葉が頭に浮かんできました。
「愛が資本になる時代」
「愛の資本主義」
ちょっと意味不明ですかね。
「愛がある事で、出来る事が増えたり、豊かさを増していく」
時代になりつつあるかな、と思ったらなんだかとても楽しくなってきて。
(いつも通りポエム感全開、お花畑な世界観で失礼いたします。
苦手な方はスルーをお願いいたします)
ちなみに資本とは何ぞや?と思ったので調べてみました。
し‐ほん【資本】
1 商売や事業をするのに必要な基金。もとで。
2 生産の3要素(労働・土地・資本)の一。新たな生産のために投入される、過去の生産活動が生みだした生産物のストック。
3 資本制生産で、剰余価値を生むことによって自己増殖を行う価値の運動体。
4 簿記で、企業の資産総額から負債総額を差し引いた純資産。自己資本。
(デジタル大辞泉より)
だそうです。
ふむふむ、なるほど。
この大辞泉の解説を、愛という言葉を含めてみてみると、
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1 愛は、商売や事業をするのに必要なもの。もとで。(→愛は事業をするのに必要なもとで)
2愛は、生産の要素。新たな生産のために投入される、過去の生産活動が生みだした生産物のストック。
(→愛は生産の要素。新たな生産のために投入される、過去の生産活動が生み出した愛のストック)
3 愛は、資本制生産で、剰余価値を生むことによって自己増殖を行う価値の運動体。(→愛は自己増殖を行う価値の運動体。ワオ!)
4 愛は、簿記で、企業の資産総額から負債総額を差し引いた純資産。自己資本。
(→簿記には表記されないな、、そのうち計算手法が出来たりする時代も来たりするのかな。愛の自己資本とか数値化される時代も来たりして、、)
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どうでしょう?なかなか面白いですよね!(同意してくれる方が地球上に一人でもいたら嬉しいです)
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実際に当社でスモールビジネスを展開している中で、小さいながらも継続出来ているポイントの一つに「愛」があるのでは、と思ったりしています。
素敵な企業への愛、優秀な候補者の方への愛、社会への愛、などなど。
至らぬところが多い当社ではありますが、真摯に企業や人材、社会と向き合う思いで事業を展開してきました。
年月を重ねる中で私たちの理念やあり方に共感してくださる方の口コミで新しい求人開拓につながったり、求職者の方のご紹介につながったり、、。
ハードな営業もなし、広告もなしですが、雪だるま式に応援してくださる方が増えて事業を継続する事が出来ています。
私たちもまだまだ途上ではありますが、日本で取引先企業ゼロ、登録人材ゼロでスタートした零細・弱小エージェントが、日本を代表する企業やニュースになるような案件を取り扱わせて頂くまでになれたのは、これまで定義されていた「資本」ではない、何らかの別の「資本」の力があったのでは、と思ってしまうのです。
愛が資本となり、更なる富を生むことが出来るようになる
ここで言う「富」とは、愛ある活動の原資であったり、金銭的な物ではない「豊かさ」も含めたいと思います。
愛を持つ人、持たない人、または持っている愛のレベルで人生やビジネスの発展が変わってくるという事が、今後はいっそう増えていくような気がしています。
愛には様々な種類・レベルがあります(フロムの「愛するという事」でも様々な愛の形が書かれていますね)。
そこで、より深く高次の愛(成人発達理論、インテグラル理論で認識が変化する際に、愛の定義も変化するイメージ)であるほど、豊かな(金銭的なことに限らず)人生になるのではないか、という仮説を立ててみました。
企業としてもどのレベルの愛で事業を設計しているのか、という観点で見てみたら面白いかもしれません。昨今は高次な愛で設計されたビジネスほど、上手く軌道に乗りやすくなっていると感じています。
今でも従来型の「勝つか、負けるか」と言った略奪型のビジネスが経済の中心に位置していますが、そうしたビジネスが徐々にほころびを見せてきています。一方でより持続的なビジネスを設計している企業が支持を受けやすくなっているように見受けられます。
ビジネスの主流が一気に逆転するとは思わないのですが、長期的な流れとしては、より広く高次な愛を取り入れた事業が力をつけつつ時代になっていると考えてみると、面白いかもしれません。
「愛が資本になる」を生きる人たち
個人的にアドラーの「嫌われる勇気」の本の老人のようなメンターがいまして、以前その方にお金の心配をこぼしたところ、「君もお金の心配をするなんてまだまだだな」「お金の心配をしなくなった時に全て上手く行くようになるのさ」と言われた事があります。
私はあの本の青年そのもので(すぐに理解・納得しないという意味で)、
「そんな事を言われても、子供の教育費だってあるし、自分達の老後の貯えも全然出来ていない状態だし、、」
と思ってあまりこのアドバイスが腑に落ちず、今の自分には理解が及ばない世界だな、と保留にしていました。
実際にそのメンターやその界隈の方は、お金の心配から解き放たれていて不思議には思っていたのですが、いま改めて、愛が資本になるという世界をまさに彼らが生きているのだ考えてみると、とたんに納得がいきました。
(どんな人でも包み込むような大きな愛にあふれた方々なんです)
メンターに上記のアドバイスされたから2年。随分長く、この言葉をモグモグと咀嚼してきたものです、、、我ながら、、。牛なのかな。。でもようやくあのメンターが言っていた世界が見えてきたのかな。まだ片りんな感じではあるけど。
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「愛が資本になる時代」という仮説、まだまだ粗いので、異論・反論など何かご意見やご感想がありましたらぜひお知らせくださいませ。多くの方との意見交換を通して、この件に関する考察を深めていきたいと思っています。
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