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自分にしか書けないエッセイ。それは自分だけの物語。

なんかちょと良い感じのタイトルを付けてるけど、それってただの個人的な日記のことですやん!

そう思ったそこのあなた。

正解だ!


なんで偉そうやねん。

さて、自分のエッセイというのは、自分にしか書けない。

俺には俺自身の、あなたにはあなた自身のエッセイしか書けない。

当たり前だ。

だがしかし。

本当にそうかな?


本当にそのエッセイを書いたのは、あなた自身なのか?

違うッ!そういう意味じゃない!

本音で書いているのかと聞いている!

ありのままの思いを、素直に言葉にしているのか?

飾らない気持ちを、文章にしているのか?

本当に?

格好つけてない?

ちょっと脚色してない?

アレンジしてない?

大袈裟に書いてない?

ウケようとしてないかい?

「こう書いた方が読まれるんじゃないか」と画策してないかい?

「本当は良い人なんだなぁ」って思われようとしてないか!

自虐的なことを書いてるけど、実は褒められようとしてないか!逆に!

すいませんでしたー!

ハァハァハァ…!

ぜ、全部俺のことでしたー!

すんません兄貴ー!

誰に謝ってんのかな。

そうだよ、全部俺さ。

ネットで文章を書き始めた時は、カッコつけてた。

めっちゃカッコマンやった。

嘘もついた。

嘘偽り人間とは俺のことさ。存在すら嘘って噂されてる。

いやウソというより、ちょっとオーバーに書いてた。

時には友達のエピソードを、俺のことのように書いてた。

俺のギャグかのようにね。

めっちゃ嘘やん!

すまねぇ、すまねぇ!

だって、ウケたかったんだもん!

面白いって言われたかったんだもん!

読んだ人が笑ったのなら、それでいいじゃん!

でも俺はある日、気付いたんだ。

一度嘘をつくと、ずっと嘘をつかなくちゃいけないように、一度カッコつけると、ずっとカッコつけなくちゃいけない。

カッコつけてしまったら、ボロを出すわけにはいけないんだ。

恥ずかしいからね!

ただ、これは疲れる。

こんなのは俺じゃない。

自分らしさがまるでない。

これは偽物の俺だ。

だから俺は、本当のことを書くことにした。

心の中に潜む悪魔を、闇を、葛藤を、悩みを、コンプレックスを、恥を忍んで書いた。

するとウケた。

なんでやねん。

こっちは真剣やねん。

文章ではおもしろおかしく書いているが、現実ではシャワー浴びながら泣いとんねん。

ウケた。

何笑ろてんねん。

俺は落ち込んでいるのだぞ!

苦しんでいるんだぞ!

そして俺は頭がおかしいのだぞ!

すごく変人なんだぞ!

でも、そのままでいいって言ってくれた。


変じゃないとも言ってくれた。

素直に、正直に書いたら許された。

なんだ、ありのままに書くってこういうことなのか。

何も気にせず書くのって、すごく楽だな。

楽しいな。

俺はこんな人間だから、背伸びしても仕方がない。

無理をしたってしょうがない。

俺の書くエッセイは変だけど、面白くないかもしれないけど、誰にも読まれないかもしれないけど、これは俺にしか書けないエッセイなんだ。

俺は俺の物語を、これからも書いていくよ。

君のエッセイを読んだ時、そう思ったんだ。

ここだけの話ですが、現在タイムマシンを作っているので、その資金に使わせて頂きますね。サポートして頂けたら過去のあなたに大事な何かをお伝えしてくることをお約束します。私はとりあえず私が14歳の時の「ママチャリで崖から田んぼにダイブして顔面めり込み事件」を阻止したいと思います。