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「働くを幸せに」このメッセージに込めた想い

(株)高山は2020年9月期から創業75期を迎えようとしています。
Withコロナ時代に、求められる企業とはなにか、
どんな働き方がこれからの時代に求められるのか、日々考えてます。

変化が激しいこの時代に経営していると様々なテーマが出てきます。
採用、育成、定着、理念浸透、マーケティング、ステークホルダー満足度、マネジメント、デジタルシフト、SNS戦略、ダイバーシティ、CSR,SDGS、事業承継など様々なテーマが同時多発に出てきます。

仕事や経営している方なら考えるべきことは尽きないと思います。
現在就職活動・転職活動している人も、沢山の課題やテーマがあると思います。沢山の課題やテーマがある中で、本質的に何を最も考えるべきでしょうか。


「誰の為に、何のために、なぜ」私たちは存在しているのか


「誰の為に、何のために、なぜ」やるのか。目的を明確にする事が大切だと、思います。

では、私自身の働く目的、目指す姿な何か?
株式会社高山の存続する目的、目指す姿は何か?
それを今回のnoteに書き記したいと思います。
目的と目指す姿を、一言で表すと

「働くを幸せに」

この言葉となります。
この「働くを幸せに」が誕生した背景にある、事業承継者4代目としてのこれまでの人生の歩みを書きたいと思います。

■私の人生の歩み
中学高校で同級生からバカにされたくない。強くなって見返してやりたい。そんな想いからレスリングを始めた。ど素人ながらに朝昼晩深夜とトレーニング・練習に励みIH・国体に出場した。

スポーツ推薦で大学に進学しますが、大学体育会の洗礼を浴びた。先輩からのしごき。また全然勝てなく、ケガが相次ぎ、挫折の暗黒大学生活を送った。大怪我をして最後のインカレが出れず一人寮で留守をしていた時に、姉が2冊の本をくれた。「竜馬がゆく」「思考は現実化」だった。

 この2冊の本を読んで泣きながら興奮した。この苦しい想いをバネに、社会人で大きな成長して自分の価値を高めたい。成長したい。
世の中に貢献出来る人物になりたい。坂本竜馬の様な事を成す。人物に大成したいと、心の奥底から思った。

 パラダイムシフトした自分は、就職活動で「企業とお客様と自分が最も成長出来る仕事をしたい」という軸を見つける事が出来、大手銀行に就職できた。その時は本当に嬉しかった。自分はやれば出来る、と自信を持った。

 しかし、入行後リーマンショックで資本主義の恐ろしさ・リアリズムに直面した。銀行利益最大化主義、日々数字のプレッシャー、うまく銀行の文化に馴染めず、仕事が嫌になり、怖くなり、朝起きれなくなり、お腹の痛みが続き、震えが止まらなくなった。

鬱病と診断され、已む無く休養。そして左遷された。

仕事が怖かった。
職場に行くのが嫌で嫌で、死にたいと思っていた。
うつ病で自分の人生もうダメだと思い、落ち込んでた。

そんな時、3.11が来ました。実家兼本社が津波で飲み込まれた。
私は何も出来ない無力感に襲われた。
地元宮城に戻り、泥かきのボランティアをした。

その時に一本のビデオを母から見せてもらった。
創業者・私の祖父が亡くなる寸前のビデオだった。
祖父が鼻に呼吸器を挿しながら、ガラガラ声でこう呟いていた
「必ず、智壮にこの会社を引き継げ」
全身に稲妻が走った。
私の使命はこの㈱高山を引き継ぐことだと思った。

そこから心と考え方、行動が変わった。
自腹で銀行に反対されながらグロービス経営大学院に通い、猛勉強した。
ご縁が拡がり、プラスJTXに転職し、本業の修行が出来た。
数多くの師と友と出会えた。この体験は私の大きな財産だ。

その頃会社の危機が訪れていた。父・社長から早く戻ってきてくれ。
その言葉から2014年に㈱高山に入社した。
妻は妊娠3カ月目だった。
会社を立て直すために、サイバーセキュリティのプロとのご縁があり、新規事業を起ち上げ、誰よりも必死で働いた。

想いとは裏腹に、父といつもやり方・考え方の違いで対立した。
古参の社員は誰も耳を傾けてくれなかった。
私も妻も孤立した状態だった。本当に辛かった。
とはいえ、承継者として「会社をつぶしてはならない」その想いで必死に闘った。

 業績はV字回復した。サイバーセキュリティ事業を中心に数多くの実績や県から委託を受ける仕事や大きなプロジェクト成功を積み重ねた。
しかし、心身共に疲れ果てた。特に心の面で苦しみを感じ続けていた。

アトピーが悪化し、色々な病気になった。2週間入院することになった。
その時に、社員誰一人も見舞いに来てくれなかった。
「何のために、この会社に戻ってきたのか」
「何のために、誰の為に、働いているのか」
本当に分からくなった。
何のために働くのか、分からないまま、仕事は出来ないと思った。

そんな時にある経営者との出会いがあった。
JPSA 日本プロスピーカー協会仙台支部で登壇していた経営者の方が

「人はいつからでも、どこからでも必ず良くなれる」

魂からのメッセージがあった。私は震えた。
自分自身よくなりたい。変わりたいと思った。

そこからアチーブメント(株)青木先生の頂点の道コースを学び続けた。

「何のために、誰の為に、なぜ (株)高山はあるのか」
「何のために、誰の為に、なぜ 自分は働くのか 」
この目的を探し続けた。

 探し続けた結論は、「幸せになりたい」だった。

 自分から始まり、家族、社員、お客様、パートナー、ご縁ある方々と共に幸せになりたい。

 経済的にも心身共に、物心両面の豊かさと幸せになっていくこと。が自分の働く目的であり、人生の目的だと思った。

 そして縁ある人と共に幸せになれる道こそ、社会が幸せになる一役を担えると思った。縁ある人と共に幸せになる仕事を積み重ねていくことが一番社会が幸せになる、自分の道であり(株)高山の道だと思った。
 
 だから(株)高山のビジョンは「家族、社員、お客様、パートナー、ご縁ある方々の物心両面の豊かさ幸福を実現する、社会へ」とした。
 そしてそれが永続的に年輪の様に据え拡がっていくことから「100年100憶企業」と全社員と目指している。

(株)高山の歴史・大切にしてきた事と、私の人生一言で表すと
 「働くを幸せに」
 という一言に集約される。

生きていくため、会社を潰してはならない。そんな脅迫・強制感からの
「働かなければならない」という義務感から解放されよう。

自分さえよければいい、利益が一番、といった自己・自社中心的な
考えから解放されよう。

Afterコロナ時代、今までの当たり前が変わる中で、これからの時代に必要な働き方を追求していきたい。

傍を楽にする仕事をしよう。お客様やご縁ある方から喜ばれる仕事をしよう。その中に仕事のやりがいや、喜びが待っている。

 この想いを、これからも大事に愛し育てていきたい。
共に働く仲間と「働くを幸せに」していきたい。

 


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