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人が変わる瞬間

人は変われるか

「人は変わらない」
「過去と他人は変わらないが、未来と自分は変えられる」

このような言葉を、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

特に人間関係で悩んでいたり、
マインドセットが伸びしろの選手に対して、
「~なところが変わればいいのにな。。」
と感じることはありませんか?


しかし多くの場合、人は変わりません。
どれだけこちらが良かれと思って直接伝えても、
なかなか行動を変えることは難しいと思います。

一時的に変わったとしても、
またすぐに戻ってしまうことも多いのではないでしょうか。


性格は遺伝が5割

ここで少し専門的な話をすると、
人の性格は約50%が遺伝で決まると言われています。

特に、落ち込みやすさ(神経症的傾向)と協調性については、
遺伝で多くの部分が決まってしまうことがわかっています。

しかしこれらはあくまでもその人のベースとなる部分です。

その他の50%は家族や友達、人間関係によって構築されていきます。


しかし実際にあの人変わったな、
と思える知り合いは多くないのではないでしょうか。


私自身は様々な人に出会うことができて、
2~3年前くらいからすごく変わったねと言われることが増えました。

そこで、まずは私自身が変わることができた理由を振り返って、
どうしたら他人を良い方向へ変えるきっかけが与えられるかを考えてみます。

私が変わった瞬間

私はもともと、他人に対していつも距離を置きたい性格で、
いわゆるオープンマインドになれないタイプでした。

そんな私もあるきっかけがあり、
実際に行動を起こしていく過程で変わっていくことができました。


実際に高校や中学時代の友人と久しぶりに会ったりすると、
優しい顔になったね!
丸くなった?
とよく言われます。

もともとどんな風に見えていたのか気になりますが笑

このように私自身が変わることができたきっかけは、
オープンマインドになれていないことに自分で気付けたことです。


段階としては3つほどあったように記憶しています。

1つ目は、オープンマインドになれていないと指摘されたこと
2つ目は、自分自身でオープンマインドじゃないことに気付けたこと
そして最後にそれを改善するために行動していったこと

特に2つ目が最も大事で、この瞬間に「人は変われる」のではないかと考えています。

1つ目は誰しも経験があると思います。
何気ない場面で、「~はこういうところあるよね。」という会話のことです。

しかし、それだけでは人は変われません。

その指摘を、その人自身が実際の行動や思考において、
「あ!これがよくないことなのか!」と気付くことが重要なのです。


答えじゃ人は変わらない!?

つまり、Aさんに変わってほしいと思ったときに、
ただ直接直してほしいところを伝えても変わりません。

考えてほしいことは、
どうしたらAさんがそのことに自分で気付けるか、です。


つまり答えを与えるだけでは、誰も変わらないのです。

本当にその人の成長に必要な変化であれば、伝える側が考え抜かなければなりません。

私の例で言うと、
「オープンマインドにならないとよくないよ」と言われても、
「ふーん」となって終わりです。


そうではなく、
「選手に心を開いてもらうためには何が足りないと思う?」
と問いかけられて、自分なりに考えて同じ答えにたどり着くのとでは、
全く違う効果があります。


人は、自分で気付いたことに対しては積極的に行動しやすくなります。
(これを一貫性の法則と言います)

ただこちらの意見を押し付けるのではなく、
相手自身に気付いてもらえるような関わり方ができれば、
自然と人は変わっていくはずです。


もちろん、この「相手に気付いてもらう関わり」が非常に難しいことなのですが。
しかしこの事実を知って、どうしたら気付いてもらえるかと悩み、
試行錯誤を続ける過程こそが大切です。


自分だけでなく、
周りも巻き込んでワクワクした日々を過ごすために。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー/NLPプラクティショナー
平山鷹也

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